井上靖のレビュー一覧

  • 淀どの日記

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    ”七光り将軍”と名高い京極高次が、何だかイケメン風に描かれている。
    映画も観てみたいが宝塚スター主演とだけあって歌劇調が抜け切れてないとの酷評。
    井上靖の原作だけで終わらせておくのが正解かと思い、手を出せずにいる。

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    2009年10月04日
  • 楊貴妃伝

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    世の中で一番権力を持っているのは、権力者の愛妃、か。自分の腕の中の権力者が、無力に見える楊貴妃。
    そういう女の権力は、日本だと北条政子とか淀の方、が思い浮かびますね。井上靖は女性を主人公にした歴史小説としえて「淀どの日記」というものも書いているそうで、読んでみたいと思います。

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    2010年06月20日
  • 北の海(上)

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    10代で挫折した小説に手をつけられてうれしい。学生同士の会話が、なんだか古くないかんじ、今ここで聞いているような。言葉遣いや思想はもちろん当時のスタイルなんだけれど、とてもいきいきと感じられるのです。

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    2009年10月04日
  • 淀どの日記

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    井上靖は真田軍記と風林火山を読みましたが、淡々と人生を物語っていて、ストーリー全体の起伏は乏しいです。激しく時代や人が動いているけど、何だか静かなのです。淀どの日記もご多分に漏れず淡々と進行していきました。三姉妹の関係の変化、京極高次への気持ちの変化、血筋へのプライドの持ち様の変化が一応山場かな、と。映画もこんな淡々とした雰囲気なのかな・・・気になる。

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    2009年10月04日
  • 氷壁

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    一日が終わって床に着く前の読書は自分に戻れる瞬間。いったん熟睡したにも関らず続きが気になり夢にまで出てきて再び深夜に読書再開した程の内容。時代が変わっても機材が進化しても山の危険は同じですよね。

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    2009年10月04日
  • 孔子

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    孔子のふるさと・山東省の曲阜へ行く前に。
    論語の教えがちりばめられていて分かりやすい。
    孔子一門が雷をじっと座って見ているという場面がすごく印象的。

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    2009年10月07日
  • 楊貴妃伝

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    楊貴妃は色っぽく艶めかしく書かれているのですが、彼女視点で話が進んでいく事もあって結構人間くさくて好感が持てました。

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    2009年10月04日
  • 孔子

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    先日、行きつけの料理屋のママさんが、「先生にぴったりの言葉を見つけんです。聞いてくださいますか?」と美しいカバーに包まれた小ぶりのノートを大事そうに取り出してこられました。テレビや本で心に響く言葉を見つけた折々に書き記しておかれるのだそうです。「孔子の人柄は、温和であって、しかも厳格であり、威厳を備えながらも、威圧感がなく、礼儀正しく、しかも窮屈を感じさせなかった」「ほう、すごいですね」
    「そうでしょう。この言葉を聞いたときに、杉先生そのものだって思ったんです」私自身としては、儒教の創始者であり世界四聖として名高い孔子になぞらえていただくなど、全くとんでもない限りです。いずれにしても、このよう

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    2009年10月04日
  • 北の海(下)

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    上巻の続きです。主人公はなんだか一本気というか、一本調子です。文自体もどことなく素朴で、作文を思い出させられました。そこのところ解説でフォローしてました。本当ですかねぇ。

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    2009年10月04日
  • 北の海(上)

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    昔の柔道のお話です。しかし古いのは柔道だけでなく、人間やその周りを取り巻く環境、すべてが現代から見てのんびりしていると思います。読んでいてなんとなくほっとさせられる作品でした。

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    2009年10月04日
  • 夏草冬濤(下)

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    上巻よりはすらすら読める!!と思う。個人的に金枝くんがツボだったので(下巻はよく出る)入り込めたんだと思う。時代は今とは全然違うけれど、自分自身がしっかりしないと日々は流れてしまったり、周りだけが成長してしまう。そう気付かせてくれる作品だと思いました。

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    2009年10月04日
  • 楊貴妃伝

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    悪女なんかじゃない楊貴妃がここにあります。息子の后だった楊貴妃を玄宗皇帝が召し上げ、寵妃とする。そこに彼女の意志はないが、召されたからには愛情を獲得せねばならない。絶頂から落ちてゆく権力者を眺め、最後には殺された女性の物語。

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    2009年10月04日
  • おろしや国酔夢譚

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    まずは江戸時代に黒屋光太夫以前にも漂流してロシアで生を送った日本人が何人かいて,ロシアもいつか来る日の日本との交渉のために日本語学校を作っていたというのはおどろきだった.そしてほとんどの漂流日本人がロシアで生をまっとうしているところ,女王エカチェリーナ二世にまで直訴して帰国するまでの10年間の大黒屋光太夫の不屈な態度はすごかった.また大黒屋光太夫一行でロシアに残留するメンバとの別れは感動をさそった.そして何より,あれだけ帰国したかった日本に帰って逆に感じるようになるロシアへの故郷的な思いがとても切なかった.

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    2009年10月04日
  • わが母の記 花の下・月の光・雪の面

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    作者の母が老いで弱っていく様子をつづった作品.「老い」はどのように人を変えていくのか,その一端を見ることができる.いつかは自分にも迫ってくるものだし,身内にも迫ってきているものだし・・・考えさせられます!

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    2009年10月04日
  • 楼蘭

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    時代背景が二千年以上前なのに、目で見たことを書いているのではなかろうか??と思うほどの描写力、情報量、構成力。運命に翻弄されながらも生き抜こうと必至にもがく人々の背中に、人間の強さを感じます。

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    2009年10月04日
  • 楼蘭

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    短編集。だけど。
    「楼蘭」は短いお話だけれど、時間の流れ、時代の流れをめまいがするほど感じさせてくれる作品。
    ほんとすごい。古本でしかあまり出回っていないかも。

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    2009年10月04日
  • 楼蘭

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    ★3.5かな、収録の意図が若干ブレている感じがするので減点。
    中国とか西域の話ももちろん良い(「異域の人」とか目に浮かぶよう)んだけれども、やっぱり身近というか日本のお話の方が印象に残るかな。特に「補陀落渡海記」。いつか熊野に行ってみたいんですが、この思考回路、異状とも思えますが、何でまたこんなことになっちゃうんでしょうか?不思議でたまらん世界です。

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    2026年07月23日
  • 天平の甍

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    遣唐使として渡った若者たち。日本国という看板は背負っているけれど、それぞれ熱い想いがある。あるものは経典を日本へ持ち帰り広めようとしたり、また高僧を渡日させて正式な受戒制度を確立しようとしたり、そして異国で人を愛した者。それぞれの熱い人生観が素敵でした。
    そうそう、少しだけライチ使の話もあって、「長安のライチ」を読んだ時にもそんなことを考えたなあと思いました。

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    2026年06月14日
  • 風林火山(新潮文庫)

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    この時代を生き抜くことは,いかに困難なことか!争いの時代は命の重さが軽くなってしまいます。争いの無い世界にしたいものです。

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    2026年03月08日
  • あすなろ物語

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    いつかは檜になろうと思い続ける翌檜たち、それをいつも人生の傍に置きながら生きる主人公の物語。
    時代ごとに出会う女性たちとの関わりや、その風景も読みやすかった。

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    2026年02月14日