井上靖のレビュー一覧

  • 孔子

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    孔子のふるさと・山東省の曲阜へ行く前に。
    論語の教えがちりばめられていて分かりやすい。
    孔子一門が雷をじっと座って見ているという場面がすごく印象的。

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    2009年10月07日
  • 楊貴妃伝

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    楊貴妃は色っぽく艶めかしく書かれているのですが、彼女視点で話が進んでいく事もあって結構人間くさくて好感が持てました。

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    2009年10月04日
  • 孔子

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    先日、行きつけの料理屋のママさんが、「先生にぴったりの言葉を見つけんです。聞いてくださいますか?」と美しいカバーに包まれた小ぶりのノートを大事そうに取り出してこられました。テレビや本で心に響く言葉を見つけた折々に書き記しておかれるのだそうです。「孔子の人柄は、温和であって、しかも厳格であり、威厳を備えながらも、威圧感がなく、礼儀正しく、しかも窮屈を感じさせなかった」「ほう、すごいですね」
    「そうでしょう。この言葉を聞いたときに、杉先生そのものだって思ったんです」私自身としては、儒教の創始者であり世界四聖として名高い孔子になぞらえていただくなど、全くとんでもない限りです。いずれにしても、このよう

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    2009年10月04日
  • 北の海(下)

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    上巻の続きです。主人公はなんだか一本気というか、一本調子です。文自体もどことなく素朴で、作文を思い出させられました。そこのところ解説でフォローしてました。本当ですかねぇ。

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    2009年10月04日
  • 北の海(上)

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    昔の柔道のお話です。しかし古いのは柔道だけでなく、人間やその周りを取り巻く環境、すべてが現代から見てのんびりしていると思います。読んでいてなんとなくほっとさせられる作品でした。

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    2009年10月04日
  • 夏草冬濤(下)

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    上巻よりはすらすら読める!!と思う。個人的に金枝くんがツボだったので(下巻はよく出る)入り込めたんだと思う。時代は今とは全然違うけれど、自分自身がしっかりしないと日々は流れてしまったり、周りだけが成長してしまう。そう気付かせてくれる作品だと思いました。

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    2009年10月04日
  • 楊貴妃伝

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    悪女なんかじゃない楊貴妃がここにあります。息子の后だった楊貴妃を玄宗皇帝が召し上げ、寵妃とする。そこに彼女の意志はないが、召されたからには愛情を獲得せねばならない。絶頂から落ちてゆく権力者を眺め、最後には殺された女性の物語。

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    2009年10月04日
  • おろしや国酔夢譚

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    まずは江戸時代に黒屋光太夫以前にも漂流してロシアで生を送った日本人が何人かいて,ロシアもいつか来る日の日本との交渉のために日本語学校を作っていたというのはおどろきだった.そしてほとんどの漂流日本人がロシアで生をまっとうしているところ,女王エカチェリーナ二世にまで直訴して帰国するまでの10年間の大黒屋光太夫の不屈な態度はすごかった.また大黒屋光太夫一行でロシアに残留するメンバとの別れは感動をさそった.そして何より,あれだけ帰国したかった日本に帰って逆に感じるようになるロシアへの故郷的な思いがとても切なかった.

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    2009年10月04日
  • わが母の記 花の下・月の光・雪の面

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    作者の母が老いで弱っていく様子をつづった作品.「老い」はどのように人を変えていくのか,その一端を見ることができる.いつかは自分にも迫ってくるものだし,身内にも迫ってきているものだし・・・考えさせられます!

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    2009年10月04日
  • 楼蘭

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    時代背景が二千年以上前なのに、目で見たことを書いているのではなかろうか??と思うほどの描写力、情報量、構成力。運命に翻弄されながらも生き抜こうと必至にもがく人々の背中に、人間の強さを感じます。

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    2009年10月04日
  • 楼蘭

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    短編集。だけど。
    「楼蘭」は短いお話だけれど、時間の流れ、時代の流れをめまいがするほど感じさせてくれる作品。
    ほんとすごい。古本でしかあまり出回っていないかも。

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    2009年10月04日
  • あすなろ物語

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     『あすなろ物語』聞き覚えのあるタイトルだけど、どんな物語が思い出せず手に取った作品。
    タイトルの『あすなろ』を漢字で書くと翌檜、「明日は檜になろう、明日は檜になろう」と願いながらも永遠に檜になれない。
    この木の姿が、いつか何者かになろうと懸命にいきる人間の姿に重ね合わせられており、「なろう係」の物語を想像させられた。

    読み進めると想像を見事に裏切られた。
    主人公の鮎太が「あすなろ」であったのも小学生の頃までだ。その後は親の脛をかじり時間とお金を無駄に消費する自堕落な生活。周囲が檜になろうと努力するなか彼はただ羨んだり卑屈になったりするだけで動かない。極めつけは、憧れの女性・信子からは「貴方

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    2026年02月01日
  • 敦煌

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    11月に井上靖さんの短篇集を読み、いずれは長篇も、と思っていたので、まず、本作「敦煌」を読んでみた。

    20世紀初頭清朝末期に、敦煌の石窟から四万点を超える経典が発見され、漢語、西夏語、ウイグル語、他多言語で書かれていた、という史実(世紀の大発見)から、作者が西域に思いを馳せ、経典が陰徳されるまでの話をフィクションで描いた作品。

    分量的には大作の一歩手前だが、描かれたスケールは空間的にも時間的にもスケールが大きく、喜多郎の「シルクロードのテーマ」をBGMとして耳に入れながら読んだ。

    ウイグルの王族の女が飛び降り自殺する流れは、作者の女性観を反映していて(出版は1960年代)、共感が難しいか

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    2026年01月18日
  • 天平の甍

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    あまりに淡々と「あったこと」の記載が続くので、昔の史実小説ってこういうものなのかな、と思いながら流し読みしていたのですが、終盤以降、主要登場人物たちそれぞれの人生の蓄積が顕になっていく文章にはきちんと重みを感じました。何を成したか、だけでは語ることのできない歴史がいまも昔もあるのだろうと思います。

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    2025年12月29日
  • 額田女王

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    流石井上靖だけあって特に抑揚のないストーリーではあるのに飽きずに読める。

    だけど…額田女王のキャラ設定がどうにも好きになれない。十市皇女について周囲には「大海人ではなく梅の精の子」と頑なに言い張るくせに、侍女にだけ「この子は誰に似てると思う?」と迫って、侍女が畏れをなして黙っていると「気のちいさいひとね」と突き放すくだりは人が悪すぎる。近江に都移りしてからも、鵜野讃良(後の持統帝)に対して「あのお方が?[私より]若くて美しい?」と自信たっぷりに陰口を叩くあたりも、伝わっている歌に垣間見える額田の人柄とは大きく乖離しているようにしか感じられなかった。これなら澤田瞳子の『恋ふらむ鳥は』での額田の

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    2025年12月06日
  • あすなろ物語

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    時代背景になかなかついていけず、四苦八苦して読みました。「男の嫉妬」がたくさん出てくる印象です。

    主人公はそれぞれに関わる女性を中心に、少年から中年へと成長していく過程があります。あまり理想的な幼少期だったとは言えませんが、青年期は成績優秀で友人にも恵まれ充実しています。しかし戦争の招集令状が届き、その後はつらい経験を重ねます。

    主人公は、女性に対して臆病で引っ込み思案です。長年好きだった女性にも対しても、冷静に会う勇気がありません。そんな彼の周りで戦後の時代、懸命に生きようとする人物達が印象的でした。

    強く生き抜いた時代だったんだと、感じさせられます。

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    2025年12月06日
  • 晩夏 少年短篇集

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    教科書で井上靖の文章は読んだことがあるはずで、そこに著者の代表作として「天平の甍」という記述があったのは覚えているのだけど、ちゃんと読んだことがなかったので、まずは手頃そうな短篇集を、と読んだみた。

    伊豆の田舎の山奥の少年時代のことを描いた短篇で、自分とは勿論世代も土地もずいぶん離れているのだけれど、東京人への距離感(遠さ具合)とか、不思議と懐かしい感じがした。

    著者の本領は長編なのだろうと思ったので、次は「敦煌」とか読んでみようかな。

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    2025年11月22日
  • しろばんば

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    後半は少し面白くなるが、良くも悪くも平和な小説というのが感想。鋭さや刺激がない。

    同じく少年の成長をテーマにした小説では、藤沢周平の「蝉しぐれ」のほうがはるかに面白い。

    井上靖をまた読むことは多分ない気がする。

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    2025年11月06日
  • しろばんば

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    牧歌的とはまさにこの事。主人公がすぐ泣いて変な行動するのにちょっとイラッとしたけど生きるってこういうことか、と思った。

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    2025年11月05日
  • 敦煌

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    かなり昔に書かれた本であると思うが、今の時代でもかなり読みやすい気がする。
    中国の歴史小説みたいなものをあまり読んだことがないが、登場人物がやはり漢字ばかりで混乱することがあった。
    ただこれは自分の読書経験不足に由来するものかなと思うので、もっと色々な本を読んで、情景描写とかを理解できるようにしたい。

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    2025年10月31日