井上靖のレビュー一覧

  • あすなろ物語

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    現代文の模試かなにかに引用されていて、試験中に「文章がきれいでよみやすい!この本読みたい!」と思い購入。
    この本と夏目漱石は整った日本語に飢えたときに読み返している

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    2016年05月17日
  • 猟銃・闘牛

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    「猟銃」を読みました。
    とても面白く、どんどん引き込まれた。
    ひとりの男性像が3人の女性の視点から出来上がっていく。
    愛されることと、愛すること、どちらが幸せなのか。その答えは・・・

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    2016年03月28日
  • 後白河院

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    歴史書だけでは分からなかった、源平の戦いの原因が少しは理解できた。後白河法皇が裏で暗躍していたと言われているが、井上靖はそれを否定している。暗躍ではなく法皇自身の考えで政をした。しかも、その政の精神は少しもぶれていない。武士や公家がその時々の状況で烏合集合したに過ぎないと。
    この本も旅行には持ってくるのには不向きだった。
    チャイナタウン2ホテルに寄付する。

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    2016年03月11日
  • 猟銃・闘牛

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    著者の初期作品から、『猟銃』『闘牛』『比良のシャクナゲ』の三編を収録しています。

    『猟銃』は、三杉穣介という猟人から著者のもとに送られてきた手紙による、書簡体小説です。著者はある日、「白い川床」を歩くように、「ゆっくりと、静かに、冷たく」山のなかを歩んでいた三杉のすがたを目にし、その記憶に基づいて一つの散文詩を発表します。ところが、彼の詩を目にした三杉から送られてきた手紙には、彼の不倫とそれが引き起こした結末が語られていました。愛人の彩子、妻のみどり、そして彩子の娘の薔子の三人の手紙によって三杉の愛人関係がえがき出されています。

    『闘牛』は、大阪の新聞社で編集局長を務める津上という男のもと

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    2022年09月29日
  • 額田女王

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    今回のバングラデシュの旅に持参した一冊。全くの異世界のベンガルで、日本の古代史を感じるのはなかなか乙であった。
    去年の春節の旅行で白村江にいったことがあったので、想像しながら読めた。もし唐が新羅と一緒に百済を駆逐したタイミングで日本侵攻してきたらどうだったのであろうか。今の日本はないのかも。
    お話は額田の歌を中心に進められる。二人の王子との恋愛模様を描く。壬申の乱のきっかけが額田をめぐってのお話であれば相当面白い。歴史は教科書だけで勉強するものではないのだと、痛感した一冊。おすすめ。

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    2016年02月15日
  • 猟銃・闘牛

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    表紙から売りという意味では、双方芥川賞候補になった「猟銃」VS「闘牛」という並びに味があるのだろうか。「闘牛」で芥川賞を受賞した時、選考委員の意見も多少別れたという。もう一篇、「比良のシャクナゲ」という作品もあるが、これは例外的で、ある意味無難な評価、皆似たような感想を持つと思う。
    「猟銃」は、主人公である語り手(もっと正しい呼び方があるのかもしれない)が、一つの詩を書いたことから始まる。手紙を用い、それぞれの視点を、文章として、そのままに表すというのは、面白い書き方だと思う。そして、物語が、文章が、純粋に面白い。だが、三人目の手紙というのは、蛇足だったように思う。
    「闘牛」は今のビジネス小説

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    2016年02月01日
  • 蒼き狼

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    地図が付いていたので地理的な把握がしやすかった。
    広大な領土を征するに相応しく、戦いに次ぐ戦いの人生が読みやすく、それでいてドラマチックに展開されている。

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    2015年12月20日
  • 北の海(下)

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    文豪、井上靖が書いた自伝的小説三部作の最終章にあたる長編小説。実際に読んだのは単行本版。

    おそらく、日本の純文学史上最古のスポ根小説。本作を一言で言うなら、まずこれ。

    親元から遠く離れた地で暮らす主人公、洪作は、なんとか中学を卒業するも高校には受からず、浪人としての日々を柔道に費やして過ごしている。ある日、中学の道場に柔道の強豪高校からの選手が練習にやってくる。洪作は彼が実践する『練習がものを言う寝技のみの柔道』や、彼の所属する高校柔道部のことを見聞きするうちにその魅力に憑かれはじめ、あこがれを確かめるためにその柔道部の夏季練習に参加する。って感じのお話。
    登場する高校は四高といって、金沢

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    2015年09月29日
  • 楼蘭

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    楼蘭は、移動するロブ湖をめぐる話。叙述詩を読んでるみたい。小磐梯は噴火の前の静けさが物凄く不気味に描かれている。今の時期だから余計にこわく思えるのかもしれない。

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    2015年07月03日
  • 楼蘭

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    中国歴史だけかと思いきや、日本、インドの歴史や童話小説をモチーフにした話もちらほら。
    表題桜蘭は50ページ前後の短い話だが、南インドにまつわる虎の話はちょっとした小話にも最適かと。
    何人かにこの話をしてあげると喜ばれる。
    オチが予想外で。

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    2015年07月15日
  • 孔子

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    まだ論語が出来る前に、ただひとりのこうしの弟子の生き残りとして、こうしとの思い出、言葉などを語るといった、ちょっといままでにはなかったかもしれない作品。
    そして井上靖、最後の小説。80代に書いたという。
    読んでいてダライラマの説法とはこんな感じなのかなと想像。ひとつの事柄について師が語り、周りが質問していく。天命とは、仁とは。

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    2015年07月15日
  • 夏草冬濤(下)

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    なんともまどろっこしい洪作である。今の学生ならLDと認定されるところだが、おおらかな時代であったことよ。

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    2018年10月14日
  • 風林火山(新潮文庫)

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    あまり歴史に詳しくない私でしたが
    面白く最後まで読めました

    勘助の由布姫への想いに
    胸が熱くなりました

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    2015年03月08日
  • 蒼き狼

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    極東からヨーロッパまで、13世紀に世界中に多大な影響を与えたモンゴル帝国のことを知りたくて読んでみた。
    鐙など乗馬技術や騎射、袖を通す洋服などなど、我々がヨーロッパ文化とイメージするものの中にはモンゴル起源がたくさんある。

    この本ではそういった文化論はもちろんなく、あくまでチンギス・ハーンの一生を追ったものだが・・・

    モンゴル帝国、残虐すぎる・・・逆らうものは皆殺し。投降しても皆殺し。

    自分の子供は取り上げるわ、鬼のように自分を律するわ、チンギス・ハーンの一生は幸せだったんだろうか。

    他にもチンギス・ハーン物を読んでみようと思っていたが、ちょっとコレ以上は興味でないな。

    この本は大変

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    2014年10月16日
  • 蒼き狼

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    モンゴルへの旅に携帯。

    以前違う人のチンギスハンの伝記を読んだが、さすがは井上靖。
    段違いに面白かった。

    残すは桜蘭である。

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    2015年07月15日
  • 蒼き狼

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    世界史に果たした役割に対してチンギスハンの史料は極端に少ない。まともな史料は「元朝秘史」と「集史」くらいだろう。そのなかで、これだけチンギスハンの人物像に迫ったことは感嘆に値する。特に忽蘭とジョチに焦点を当てたことが独自色を与えているところであろう。文章表現も素晴らしい。「蒼き狼」の呼称は良質な本書で広まったものである。

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    2014年09月23日
  • 猟銃・闘牛

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    『猟銃』の印象は割と薄かったのだが、『闘牛』はさすがの読後感だった。史実をもとにして淡々と進んでいくストーリーの中に、主人公津上と愛人さき子との先の見えぬ不安感を織り交ぜている。前者は物語を円滑に進める働きを持ち、後者は要所で物語に絡んで、ドラマチックな結末を生む大きな要素となっている。
    闘牛の結果と二人の関係の終わりを重ねた最後の段落、特に最後の一文は凄まじい。

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    2014年09月12日
  • 北の海(下)

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    下巻も四高に入学するところまで行かずに、というか受験勉強すら最後の数ページ迄しないまま終わる。四高のシーンは夏合宿に参加するだけ、と。
    柔道をするためだけに大学に入る。しかも、全国大会とかではなく、関係者以外誰も知らない七帝。アホの極みというか、なんというか。
    宇田先生といい、食堂のお内儀さんといい、主人公の世話に巻き込まれる群像がいい味出し過ぎていて、何とも言えない名作です。

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    2014年08月19日
  • 北の海(上)

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    七帝柔道記が面白かったので高専柔道の古典も読んでみる。戦前の茫洋とした姿が面白い。上巻は四高に入るまでの前段階。

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    2014年08月24日
  • 本覚坊遺文

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    本覚坊を通じて、利休の切腹の真実に迫る作品。最後の最後まで茶人であり、死をもって侘び茶を大成させたその精神を描いている。

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    2014年07月19日