皆川亮二のレビュー一覧
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レッドキャップスと対峙する、スナーク狩り編が今巻から始まっている。相変わらずのテンポ感の良さで、キースと対峙する内に隼人がARMS・騎士の覚醒を得て、武士もまた覚悟を決めたことで白兎の力を引き出し始めている。
物語展開は動的であり、各々が過去を引き受けて成長を遂げ、物語上見逃せない決断を行っている。三組に分けて相手の作戦「スナーク狩り」を打破しようとしている展開は、それぞれのキャラの振り分けの良さが強く感じられたところである。特に武士と笑う女豹のコンビなどは秀逸であった。
物語の厚み、熱さとテンポ感のよさが同居した優れた巻だった。星五つで評価したい。 -
Posted by ブクログ
第一部覚醒編の完結である。各々の名が知れるとともに、一つの悲劇を切っ掛けにしてジャバウォックの覚醒が起こった巻であった。
お見事の一言である。日常を描いていた1巻から少しずつ非日常へとシフトさせながら、ここで日常を完全に破壊した。ここまでに三巻を費やしたのみというのだから、そのテンポ感の良さは並外れている。
2巻の感想でも書いたが、人(キャラ)を殺すことに躊躇いがないところもまた、ドラマ性の構築に大きく寄与している。物語の展開は動的であり、そのダイナミズムは望ましいものである。
文句なしに星五つ。巻を重ねるごとに評価が高まった。本当にお見事の一言だ。 -
購入済み
皆川先生が描かれた作品の中で一番面白いです。
女性が主人公であることを除けば作品の雰囲気はスプリガンやARMSに近いですが、物語の終わらせ方がすごくイイ。 -
宝石を通じた奇跡の力が炸裂!
「ADAMAS」超絶面白い!皆川先生は「ARMS」にしろ「スプリガン」にしろ、原作みんな違うのに雰囲気似てて面白いんだろ!1巻99円だしオススメだから読んでみて!
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Posted by ブクログ
いつの間にかジンとレイカがラブラブになってて、婚約!って感じでしたが、それを上回る衝撃が最後にあるとは思いませんでした。
(つい、最後をパラってめくってしまって、先にそっちを見ちゃってショック)
ジンとニコライの過去話があり、ジンって昔から変わらないなあって思いながら、あのラスト。ジンはニコライたちを迎えに行きたかったのに、それが大人の事情で叶えられず、そのあとあんな形で再会って。あのとき迎えに行けていたら、きっと二人の関係って違っていたんだろうなって思います。
今後、ジンの死亡をレイカはどのように知るのか、また知ったら復讐の鬼になるのか、今後の展開が楽しみです。
(ジンの脳死ってことは、