皆川亮二のレビュー一覧

  • ADAMAS(1)

    購入済み

    ドキドキする出だし

    小説でもコミックでも映画でも出だしの数ページで人を引き付けることができたら、まず第一段階は成功といえる。
    そのような法則が成り立つ第一巻目。

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    2020年05月20日
  • 海王ダンテ 6

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    オーストラリア編決着。
    新エネルギーとして石油を飛び越してウランの提示をする「構成」。核の脅威まで歴史を進めようとする目論見はどこにあるのか?

    その目論見を知っている、というより黒幕なのはまさかのコロンブス。死んだはずではなかったのか、というのは傍らにジョゼがいるので「生命」でよみがえったのでしょう。そもそも、あの襲撃事件が計画されたものだったわけか。
    ジョゼには、もう一段別の目論見がありそうですが。

    オーストラリア編決着後、北西航路の開拓を任命されるキャプテン・クック。先住民への教化という名の下での文明への強制を良しとしなかった彼に、この先待ち受ける運命を思うとつらい。

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    2019年01月07日
  • 海王ダンテ 5

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    ダンテとナポリオの過去。在りし日のコロンブスと「要素」と「構成」との出会い。このころから暗躍しているジョゼ。
    コルシカ島での過去を振り返りつつ、オーストラリア編は続く。

    『歴史の悠久を漂う私達』
    『何度同じ歴史を繰り返せば』
    『歴史の流れを早める必要がある』

    「要素」と「構成」が語り合った言葉の意味は?
    永遠に続く歴史の螺旋から抜け出すための、壮大な実験の一環ってことかな。

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    2018年07月09日
  • 海王ダンテ 4

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    4巻の舞台は新大陸オーストラリア。
    過去の歴史に学んで過ちを繰り返さないようとしているイギリスと、自国の成長戦略のために犠牲を顧みないフランス。所属している国家の方針の違いそのものが、ダンテとナポレオンの関係性に亀裂を生みます。
    もう、おもしろどっきりメカのナポレオンではなくなってしまいました。

    ジョゼの刺客であるアルビダ。「要素(エレメント)」が告げたダンテとナポレオンの運命。文字が浮かび上がったダンテの右腕。

    5巻へ続くよ。

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    2018年02月12日
  • 海王ダンテ 3

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    3巻のダンテ一行は、独立戦争直前のアメリカが舞台。
    今回の主人公は、ウィリアム・ピット坊ちゃん。元イギリス首相の息子の血筋を鼻にかけプライド高く、人種差別発言多し。
    その鼻持ちならないクソガキが、奴隷の実地体験と当時の黒人というレッテルを取り払って人間個人に触れることで、成長していく第3巻。
    ウィリアム・ピット。
    後のフランス・ナポレオンとの戦争時にイギリスを導いた政治家となる男です。

    そのおもしろドッキリメカのナポレオンは、後の彼を思わせるそぶりを出しています。ちょっと強引強権なところもありますが。貴族つぶしちゃうぞ、みたいなヤツです。王冠被るまでの彼がよく出てますね。

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    2017年07月14日
  • 海王ダンテ 1

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    原作者はいても皆川亮二が描けばなんでも皆川マンガになるのでは……? という位にはTHE・皆川マンガな、知識と行動力で危機を突破する冒険小説的な伝奇アクション。さすがに「新作」的な目新しさは薄いけどあいかわらず巧みな漫画力。

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    2016年12月02日
  • ネオ寄生獣

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    ネタバレ

    悪質だがパロディとしては最高クラスなのが平本アキラのヤツで、魅せるストーリーとしての完成度は萩尾望都や皆川亮二はやはり強かったけど太田モアレの今夜もEat itがオラは好きだべ。

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    2016年09月24日
  • ネオ寄生獣

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    女性誌編から随分間が空きましたが、男性誌編。
    こっちのほうは原作のタッチとか名セリフ、名場面なんかをパロディしたものが多い印象。

    それにしても、やはり「作中描かれていない寄生生物の生活」というのは興味あるテーマですよね。食人というアイデンティティを封じられた知的生命体パラサイトは、いったい何を考えて生きるのだろうか?案外人間とそんなに変わらず、知的好奇心のために生きるのかもしれない。

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    2016年08月07日
  • ネオ寄生獣

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    萩尾望都先生の作品目当てで購入。
    他の作家さんの作品も面白かった。

    瀧波先生の攻めっぷりに爆笑。

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    2016年08月02日
  • ARMS 22

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     ARMSのシリーズ最終巻であり、バンダースナッチにまつわる物語である第五部の完結編である。ここでの物語はアリスの救済を目的としたエピローグだったと見ても構わないだろう。
     物語は綺麗に納まってはいるのだが、やや気になる部分もちらほら見られた。個人的に一番気になったのは、擬態していたはずのARMSが天に召されたにもかかわらず、主人公らが五体満足で生活しているエピローグが描かれている点だ。ここは(どんなご都合主義であれ)さすがに説明が欲しかった。
     とはいえ、救済されたアリスが健やかに育つ姿などは感慨深いものがある。物語の終止符としてはすでに述べたように綺麗に納まっている。上述した部分も加味して

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    2016年04月26日
  • ARMS 20

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     バンダースナッチの覚醒とともに、ARMSを失った主人公ら四人が絶望的な戦いを強いられる20巻である。今回、ブルーの犠牲によってなんとか逃げ延びたが、果たして戦うすべなど存在するのか疑問なところだ。
     ほとんどジャバウォックと同様の能力を持っているらしいバンダースナッチの力は絶大であり、カツミはその力に抗えていない。ゆえに殺すしかない、というところまで涼は追い詰められている。
     物語の構図がまるっきり反対になった最終章であるが、どのように物語が展開していくのか楽しみにしたい。

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    2016年04月20日
  • ARMS 19

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     このシリーズにおいては特に長大になったアリス編の完結であり、間髪を入れずにそこでの伏線を消化して新たな物語が展開されている19巻である。
     やや呆気なく終わったようにも感じられたのだが、ここまでの伏線をきちんと消化し終えて、なおかつ次への展開を含ませての風呂敷のたたみ方は本当にお見事である。多大な犠牲を払っての勝利もまた、このシリーズらしい。
     ここでは星四つ半と評価しているが、次への展開の早さが余韻を殺している印象があって、その意味で評価を少し下げている。テンポ感の良さも、ここでは良し悪しがあるだろう。

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    2016年04月20日
  • ARMS 18

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     予言どおりジャバウォックの覚醒が成った18巻である。恐るべき怪物となって暴れるジャバウォックと、それに対抗するナイトという対決が描かれている。
     ここでの展開はやや予定調和的といえるだろうか。キースブラックに関する伏線がやや乱雑に収集され、かつ運命のときとでも言うべき展開もまたやや乱雑に迎えられている。
     その点は気になるところだが、物語の展開は注目せざるを得ない佳境である。ここでは星四つと評価している。

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    2016年04月20日
  • ARMS 17

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     17巻ではシルバーとの対決が収録されており、さらにヴァイオレットとの対決も半ばまで収録されている。物語の軸となって久しいキースシリーズとの対決もずいぶん進んできている。
     結局この物語はARMSを主題にした物語であり、彼らの対決こそが焦点だろう。やや乱雑な感も否めないが(シルバーの登場はかなり久々で、唐突な感もあった)、こうして決戦へと向かう道筋を描いているところなどは皆川さんらしいシンプルさである。
     ここでも道半ば、星は四つで評価しているが、難敵ヴァイオレットとどう対峙するのか楽しみにしたい。

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    2016年04月20日
  • ARMS 16

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     電脳化されたサイボーグの究極体、ネクストとの対決編である。カリヨンタワーでの展開は佳境を迎えようとしている。
     度重なる戦闘の中で我を失いかけた涼だが、アリスとの邂逅により自身を取り戻している。ここでのアリスの行動は不可解だが、それゆえに次へと繋がる伏線となるのだろう。
     キースシリーズ、ひいてはアリスとの対決はどのような結末を迎えるのか楽しみなところだ。今回は星四つ相当と評価している。

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    2016年04月20日
  • ARMS 15

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     本丸攻略編はてぐすね引いて待ち構えていた相手によって分断され、厳しい戦いを余儀なくされている。
     順次敵と対峙していく物語の構造は理解できるところだが、ここでの足止めはやや無意味に思えなくもない。ARMSに対抗できる存在はARMSのみであって、その手並みを見ようとするような戦力の逐次投入はあまり意味がない。
     その点についてもキースブラックには何かしらの狙いがあるのだろうか。目覚めたアリスとともに、この物語がどこへと向かうのか注目したいところだ。星四つ相当と評価している。

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    2016年04月13日
  • ARMS 14

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     アリスとキースシリーズの物語は語られつくし、物語は決戦へと向かっている。その手前でこの巻はクローズしている。
     ゴールドの無残な死、ブルーを手に入れた少年と、アリスから滅びのお告げを受けたブラック。キースシリーズはそれぞれ、アリスによって操られ、生き死にしている。それはプロジェクトジャバウォックの下に居るARMSの四人もまた同様だろう。
     物語の行き道は見えた。ここからどう展開するのかに期待しつつ、ここでは星四つ半相当と評価したい。

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    2016年04月13日
  • ARMS 13

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     この巻では武士が体験するアリスの世界と、現実でのティリングハーストの語りをリンクさせながらアリスの物語が展開されている。
     アザゼルへのプログラムによる人間感情の挿入という行いがどういう結果をもたらすのかは次巻へと引き継がれるが、どうにも元凶はキースであるらしいことは見えてきている。
     この物語の先に何があるのか、次を楽しみにしたい。ここでは星四つ相当と評価している。

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    2016年04月13日
  • ARMS 12

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     隼人が自信を取り戻した一方、武士は不思議なアリスの世界へと誘われた、そんな12巻である。
     相変わらずのテンポ感で物語は展開しているが、ここに来てようやくエグリゴリの本体とも言えるアリスの存在が明らかになろうとしている。
     非常に興味深いところで切られている巻であり、次への期待が膨らむところだ。ここでは星四つ相当と評価している。

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    2016年04月13日
  • ARMS 11

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     主人公らとブルーメンによる反撃が始まる11巻である。だが、この巻での結果は惨憺たるもので、武史と隼人の二人が戦線離脱を余儀なくされている。
     話の焦点は隼人に向いていて、ウインドと呼ばれる謎の日本人サラリーマンと行動を共にすることで成長していく様を描こうとしているのだろう。ある種の修行編と見ても誤りではないかもしれない。
     物語は急展開を迎えているが、そこからじわじわと上る様が描かれていくことだろう。ここでは星四つ相当と評価している。

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    2016年04月13日