皆川亮二のレビュー一覧

  • ARMS 16

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     電脳化されたサイボーグの究極体、ネクストとの対決編である。カリヨンタワーでの展開は佳境を迎えようとしている。
     度重なる戦闘の中で我を失いかけた涼だが、アリスとの邂逅により自身を取り戻している。ここでのアリスの行動は不可解だが、それゆえに次へと繋がる伏線となるのだろう。
     キースシリーズ、ひいてはアリスとの対決はどのような結末を迎えるのか楽しみなところだ。今回は星四つ相当と評価している。

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    2016年04月20日
  • ARMS 15

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     本丸攻略編はてぐすね引いて待ち構えていた相手によって分断され、厳しい戦いを余儀なくされている。
     順次敵と対峙していく物語の構造は理解できるところだが、ここでの足止めはやや無意味に思えなくもない。ARMSに対抗できる存在はARMSのみであって、その手並みを見ようとするような戦力の逐次投入はあまり意味がない。
     その点についてもキースブラックには何かしらの狙いがあるのだろうか。目覚めたアリスとともに、この物語がどこへと向かうのか注目したいところだ。星四つ相当と評価している。

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    2016年04月13日
  • ARMS 14

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     アリスとキースシリーズの物語は語られつくし、物語は決戦へと向かっている。その手前でこの巻はクローズしている。
     ゴールドの無残な死、ブルーを手に入れた少年と、アリスから滅びのお告げを受けたブラック。キースシリーズはそれぞれ、アリスによって操られ、生き死にしている。それはプロジェクトジャバウォックの下に居るARMSの四人もまた同様だろう。
     物語の行き道は見えた。ここからどう展開するのかに期待しつつ、ここでは星四つ半相当と評価したい。

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    2016年04月13日
  • ARMS 13

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     この巻では武士が体験するアリスの世界と、現実でのティリングハーストの語りをリンクさせながらアリスの物語が展開されている。
     アザゼルへのプログラムによる人間感情の挿入という行いがどういう結果をもたらすのかは次巻へと引き継がれるが、どうにも元凶はキースであるらしいことは見えてきている。
     この物語の先に何があるのか、次を楽しみにしたい。ここでは星四つ相当と評価している。

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    2016年04月13日
  • ARMS 12

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     隼人が自信を取り戻した一方、武士は不思議なアリスの世界へと誘われた、そんな12巻である。
     相変わらずのテンポ感で物語は展開しているが、ここに来てようやくエグリゴリの本体とも言えるアリスの存在が明らかになろうとしている。
     非常に興味深いところで切られている巻であり、次への期待が膨らむところだ。ここでは星四つ相当と評価している。

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    2016年04月13日
  • ARMS 11

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     主人公らとブルーメンによる反撃が始まる11巻である。だが、この巻での結果は惨憺たるもので、武史と隼人の二人が戦線離脱を余儀なくされている。
     話の焦点は隼人に向いていて、ウインドと呼ばれる謎の日本人サラリーマンと行動を共にすることで成長していく様を描こうとしているのだろう。ある種の修行編と見ても誤りではないかもしれない。
     物語は急展開を迎えているが、そこからじわじわと上る様が描かれていくことだろう。ここでは星四つ相当と評価している。

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    2016年04月13日
  • ARMS 9

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     一行とギャローズベルの町を破壊しに表れたシルバーとの対決編である。アザゼルの覚醒も含めて、今回もまた重要なシーンの多い巻となった。ユーゴーの命懸けのテレパシーは印象深いシーンであった。
     物語は展開しているが、やや泥縄式でキースシリーズと対峙している感も否めない。その点については、その方が描きやすいと判断したのだろうか。
     なんにせよ、間の巻であり、その点も加味して星四つ半相当と評価している。

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    2016年04月07日
  • ARMS 8

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     三部最初の巻ではアメリカでの緒戦、反旗を翻そうとしているチャペルの子供たちとの対決が描かれている。
     物語の上では、恵のリーダーとしての自覚が促された、謎のサラリーマンとの邂逅がひとつの焦点になっていると同時に、ARMSの元となっているだろう「アザゼル」の紹介がされているところなどはさすがのテンポ感である。
     一冊ずつ巻を重ねるごとに物語の設定が開示され、展開されていく様はお見事である。

     とはいえ、物語としては間の巻の印象が強い。ここでは星四つ半相当と評価している。

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    2016年04月07日
  • ARMS 4

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     新章開始の4巻はブルーメンとの接触と、四人目のARMSである久留間恵との対面、そしてエグザミィとの対戦が描かれている。
     物語としては途上であり、その意味で星四つ半と評価しているが、いろいろな物事が消化され始めている。特に涼の母親についての設定開示は大きなポイントだろう。
     物語はやはりテンポ良く展開されている。これからの展開にも期待したいところだ。

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    2016年03月31日
  • ARMS 2

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     ジェフ、アルとの対決に終止符が打たれ、その末にキースとの遭遇戦と、鐙沢村への伏線が敷かれた二巻である。
     やはりテンポ感の良さが際立っている。キャラを描き、展開させながら次への展開もきちんと済ませる。そして、きちんと人を殺す。恨みを軸に物語を動かすためには人を殺さねばならないが、そこに躊躇いはなく、その手並みは鮮やかである。
     まだまだ物語は熱くなる前にも見えるが、きっちり展開させている内容に星四つ半の評価をつけている。

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    2016年03月31日
  • ARMS 1

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     現代異能バトルの金字塔的な作品である。連載当時に少し読んでいたのだが、途中で読むのを止めてしまっていた作品であり、ふと思い立って読んでみている。
     この一巻では四人のARMSのうち三人が登場しており、その間で物語が展開されながら敵対組織エグリゴリとの緒戦が開始している。全体的にやや説明くさい台詞が目立つが、テンポ感はすこぶる良い。
     それにしても、この作品の与えたインパクトは大きかったのだろう。かれこれ20年近く前の作品であるが、たとえば親から受けた格闘訓練で戦える主人公像だとか、ナノマシンによる異能だとか、今現在でもそうした設定の系譜を引き継ぐ物語は少なからず存在する。

     物語としてはあ

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    2016年03月31日
  • PEACE MAKER 16

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    コールの過去編が終わり、勝ち抜け戦スタート。物語上どちらが勝つかはわかってしまうが、見入ってしまう対戦が今後も楽しめそう。

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    2016年03月06日
  • ARMS 22

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    1~22巻まで読み終わったので、こちらに感想をまとめます。
    とても面白かったです。全てのものが収まるべきところに収まった、素晴らしく後味の良いラスト! ARMSは、この首尾一貫した完成度の高さにかけては正に逸品だと思います。
    どんな絶望的な運命に襲われようとも、意志の力さえあれば、人はどこにでも行ける、何者にでもなることができる。未来を決めるものは、いつでもその人自身の選択に他ならない…、というテーマが、繰り返し繰り返し、恐ろしく苦しい状況下でとても力強く語られていて、それにまた説得力があり、胸にドンと響いてきて、とても良い。それぞれがそれぞれに苦しみながらその運命に立ち向かっていく姿の、眩し

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    2016年02月06日
  • PEACE MAKER 15

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    コールの過去編。ホープを見ているような感覚に陥るが、まだ現在に至るまでの理由が薄い感じがある。もう少し続きがあるのだろうか。

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    2016年01月11日
  • PEACE MAKER 14

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    どうも皆川亮二作品のキャラは人間を超越しはじめる。スティーブ・バケットは死んでるだろ。これもだんだんジャンプの王道である強さを求める闘いになってきているような気がする・・・。今回ガンマン以外の登場が多すぎて更になんだかなぁって。後半はコールの過去と銃のルーツに入り、やっと本筋が進みそう。

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    2015年09月02日
  • PEACE MAKER 9

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    完全に華々しい章ラスト。ハイマンの引き際、コニーの戦いぶりと彼女にかけたカイルの言葉、皆かっこいい。しかし生きているとは思っていたがこういう形でとは。修羅に転向という訳ではなさそうだし(と分かった時はずっこけた)この先どうなるのやら。

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    2015年07月09日
  • PEACE MAKER 14

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    デュエル後も相手が生きてると温いなとか感じてしまう。多少ならいいんだけどね。
    後半は兄さんの過去編。ほとんど知らないキャラということはみんな死ぬんだろうな。

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    2015年03月29日
  • ADAMAS(11)

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    終わった。
    ジュエルという媒介はストーリーとしてよかったのか?という想いが残る。

    ジュエルじゃない媒介でこの物語が存在していたらもっとよかったのではないかとも思う。

    でも読み終えて、終わった...という感情がわきあがったのはおもしろかったから。
    岡エリさん、皆川亮二さん、ペアありがとう。

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    2014年12月29日
  • ADAMAS(10)

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    ジュエルマスターの歴史が紐解かれる。
    ジンのもとへ向かうレイカたち。

    レイカって...いくつ?

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    2014年12月29日
  • PEACE MAKER 12

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    GOD開幕。トーナメント形式はありきたりだが面白い。ブーメランはともかく、下駄はちょっと無理があると思うが。

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    2014年12月23日