皆川亮二のレビュー一覧

  • ARMS 18
     予言どおりジャバウォックの覚醒が成った18巻である。恐るべき怪物となって暴れるジャバウォックと、それに対抗するナイトという対決が描かれている。
     ここでの展開はやや予定調和的といえるだろうか。キースブラックに関する伏線がやや乱雑に収集され、かつ運命のときとでも言うべき展開もまたやや乱雑に迎えられて...続きを読む
  • ARMS 16
     電脳化されたサイボーグの究極体、ネクストとの対決編である。カリヨンタワーでの展開は佳境を迎えようとしている。
     度重なる戦闘の中で我を失いかけた涼だが、アリスとの邂逅により自身を取り戻している。ここでのアリスの行動は不可解だが、それゆえに次へと繋がる伏線となるのだろう。
     キースシリーズ、ひいては...続きを読む
  • ARMS 15
     本丸攻略編はてぐすね引いて待ち構えていた相手によって分断され、厳しい戦いを余儀なくされている。
     順次敵と対峙していく物語の構造は理解できるところだが、ここでの足止めはやや無意味に思えなくもない。ARMSに対抗できる存在はARMSのみであって、その手並みを見ようとするような戦力の逐次投入はあまり意...続きを読む
  • ARMS 11
     主人公らとブルーメンによる反撃が始まる11巻である。だが、この巻での結果は惨憺たるもので、武史と隼人の二人が戦線離脱を余儀なくされている。
     話の焦点は隼人に向いていて、ウインドと呼ばれる謎の日本人サラリーマンと行動を共にすることで成長していく様を描こうとしているのだろう。ある種の修行編と見ても誤...続きを読む
  • ARMS 14
     アリスとキースシリーズの物語は語られつくし、物語は決戦へと向かっている。その手前でこの巻はクローズしている。
     ゴールドの無残な死、ブルーを手に入れた少年と、アリスから滅びのお告げを受けたブラック。キースシリーズはそれぞれ、アリスによって操られ、生き死にしている。それはプロジェクトジャバウォックの...続きを読む
  • ARMS 13
     この巻では武士が体験するアリスの世界と、現実でのティリングハーストの語りをリンクさせながらアリスの物語が展開されている。
     アザゼルへのプログラムによる人間感情の挿入という行いがどういう結果をもたらすのかは次巻へと引き継がれるが、どうにも元凶はキースであるらしいことは見えてきている。
     この物語の...続きを読む
  • ARMS 12
     隼人が自信を取り戻した一方、武士は不思議なアリスの世界へと誘われた、そんな12巻である。
     相変わらずのテンポ感で物語は展開しているが、ここに来てようやくエグリゴリの本体とも言えるアリスの存在が明らかになろうとしている。
     非常に興味深いところで切られている巻であり、次への期待が膨らむところだ。こ...続きを読む
  • ARMS 8
     三部最初の巻ではアメリカでの緒戦、反旗を翻そうとしているチャペルの子供たちとの対決が描かれている。
     物語の上では、恵のリーダーとしての自覚が促された、謎のサラリーマンとの邂逅がひとつの焦点になっていると同時に、ARMSの元となっているだろう「アザゼル」の紹介がされているところなどはさすがのテンポ...続きを読む
  • ARMS 9
     一行とギャローズベルの町を破壊しに表れたシルバーとの対決編である。アザゼルの覚醒も含めて、今回もまた重要なシーンの多い巻となった。ユーゴーの命懸けのテレパシーは印象深いシーンであった。
     物語は展開しているが、やや泥縄式でキースシリーズと対峙している感も否めない。その点については、その方が描きやす...続きを読む
  • ARMS 1
     現代異能バトルの金字塔的な作品である。連載当時に少し読んでいたのだが、途中で読むのを止めてしまっていた作品であり、ふと思い立って読んでみている。
     この一巻では四人のARMSのうち三人が登場しており、その間で物語が展開されながら敵対組織エグリゴリとの緒戦が開始している。全体的にやや説明くさい台詞が...続きを読む
  • ARMS 2
     ジェフ、アルとの対決に終止符が打たれ、その末にキースとの遭遇戦と、鐙沢村への伏線が敷かれた二巻である。
     やはりテンポ感の良さが際立っている。キャラを描き、展開させながら次への展開もきちんと済ませる。そして、きちんと人を殺す。恨みを軸に物語を動かすためには人を殺さねばならないが、そこに躊躇いはなく...続きを読む
  • ARMS 4
     新章開始の4巻はブルーメンとの接触と、四人目のARMSである久留間恵との対面、そしてエグザミィとの対戦が描かれている。
     物語としては途上であり、その意味で星四つ半と評価しているが、いろいろな物事が消化され始めている。特に涼の母親についての設定開示は大きなポイントだろう。
     物語はやはりテンポ良く...続きを読む
  • PEACE MAKER 16
    コールの過去編が終わり、勝ち抜け戦スタート。物語上どちらが勝つかはわかってしまうが、見入ってしまう対戦が今後も楽しめそう。
  • ARMS 22
    1~22巻まで読み終わったので、こちらに感想をまとめます。
    とても面白かったです。全てのものが収まるべきところに収まった、素晴らしく後味の良いラスト! ARMSは、この首尾一貫した完成度の高さにかけては正に逸品だと思います。
    どんな絶望的な運命に襲われようとも、意志の力さえあれば、人はどこにでも行け...続きを読む
  • PEACE MAKER 15
    コールの過去編。ホープを見ているような感覚に陥るが、まだ現在に至るまでの理由が薄い感じがある。もう少し続きがあるのだろうか。
  • PEACE MAKER 14
    どうも皆川亮二作品のキャラは人間を超越しはじめる。スティーブ・バケットは死んでるだろ。これもだんだんジャンプの王道である強さを求める闘いになってきているような気がする・・・。今回ガンマン以外の登場が多すぎて更になんだかなぁって。後半はコールの過去と銃のルーツに入り、やっと本筋が進みそう。
  • PEACE MAKER 9
    完全に華々しい章ラスト。ハイマンの引き際、コニーの戦いぶりと彼女にかけたカイルの言葉、皆かっこいい。しかし生きているとは思っていたがこういう形でとは。修羅に転向という訳ではなさそうだし(と分かった時はずっこけた)この先どうなるのやら。
  • PEACE MAKER 14
    デュエル後も相手が生きてると温いなとか感じてしまう。多少ならいいんだけどね。
    後半は兄さんの過去編。ほとんど知らないキャラということはみんな死ぬんだろうな。
  • ADAMAS(11)
    終わった。
    ジュエルという媒介はストーリーとしてよかったのか?という想いが残る。

    ジュエルじゃない媒介でこの物語が存在していたらもっとよかったのではないかとも思う。

    でも読み終えて、終わった...という感情がわきあがったのはおもしろかったから。
    岡エリさん、皆川亮二さん、ペアありがとう。
  • ADAMAS(10)
    ジュエルマスターの歴史が紐解かれる。
    ジンのもとへ向かうレイカたち。

    レイカって...いくつ?