茂市久美子のレビュー一覧
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動物には癒されます。こちらの絵本の動物たち、本物のようで、特に毛並みの柔らかさまで感じられます。どの動物も抱きしめたくなる可愛らしさです。
ページをめくると、うさぎさんがせっせとお手紙を書いています。葉っぱのお手紙です。うさぎさん、みんなにご馳走をしたいのです。次々にやってくる動物たちは、ご馳走を食べて喜んで帰っていきます。
ようやく秋めいてきたこともあり、印象に残ったページは、藤袴の花が咲いているページです。淡い紫色がとても上品。
登場する動物の中で一番インパクトがあったのは、熊です。うさぎさんが、山盛りにして出したご馳走は、ぶなの実でした。それを見た熊さんの嬉しそうなまん丸の瞳。とっ -
Posted by ブクログ
茂市久美子さんの童話ですね。
つるばら村シリーズの一冊目です。
絵は、中村悦子さん。
「三日月屋」は、つるばら村でただひとつのパン屋さんです。
パン屋さんといっても、宅配が専門で、まだお店はありません。
パン職人のくるみさんが注文をうけると、わらぶき屋根の農家の台所でパンをやいて、どこへでもおとどけするのです。
おいしいパンを、村じゅうのひとたちに食べてもらえたらいいな…………。
そう思っているくるみさんのところに、お客さんからパンの注文がありました。
きょうもくるみさんは、たっぷり心をこめたパンの生地をねりこんで、ふっくらやきあげます。
くるみさんとお客さんとの、かわいいパン