茂市久美子のレビュー一覧

  • つるばら村の家具屋さん

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    これもくるみさん中心ではなくタイトルどおり、家具屋さんのお話。これだけ読んでも面白いと思いますがほかのつるばら村シリーズと合わせて読むともっと楽しめますよ。

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    2009年10月04日
  • ごちそう たべに きてください

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    ひとにご馳走するのが大好きなうさぎ。冬の食料がなくなる時期も工夫して食べ物を蓄えておきます。
    「食べる」ことを丁寧に、知恵を絞って楽しみながら生活する。
    「利他の心」

    一昔前のおばあちゃんのような優しさに溢れているうさぎさんが愛らしかった。小さく儚げなうさぎさんの体温まで感じられる、優しい絵です。

    しもかわらゆみさんの絵が優しく美しい。特にふじばかまの花畑のページはハッとして、見惚れました。

    しもかわらゆみさんの本、もっと読みます。

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    2025年12月07日
  • つるばら村のパン屋さん

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    つるばら村にただ一つのパン屋さんの三日月屋。
    パン職人のくるみさんと、動物たちとの交流が楽しいお話。

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    2025年10月10日
  • つるばら村の魔法のパン

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    茂市久美子さんの童話ですね。
    絵は、中村悦子さん。
    『つるばら村』シリーズの十冊目です。
    最終巻になります。

     パン職人のくるみさんの「三日月屋」のお話です。

         もくじ

      ありすさんのお茶会
      緑のカーテン
      忘れ山のやまんば
      雪むかえ
      クリスマスのパン
      ウサギのホテル
      春の手伝い
      魔法の酵母
        あとがき

     茂市久美子さんが、古里に帰られるたびに、物語の構想が浮かび、続けて書かれてきたシリーズです。
     田舎の雰囲気が、メルヘンの限りない憧れを産む美しいファンタジーに、心が温かみを与えてくれますね。『つるばら村』シリーズは、おしまいですが、茂市久美

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    2025年08月15日
  • つるばら村の大工さん

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    茂市久美子さんの童話ですね。
    絵は、柿田ゆかりさん。
    『つるばら村』シリーズの八作目です。

     つるばら村に、大森勇一さんという、若い大工さんがすんでいます。
     学校を卒業して大工の親方のもとに弟子入りし、何年も修行をして、この春、独立したばかりです。
     ひとりですんでいる家のうらには、小さな作業小屋があります。おとなりには、このはさんの「つるばら理容店」があります。
     勇一さんは、おじいさんの勇吉さんにあこがれて、大工になったのです。
     勇吉さんがとおい昔にたてた、
     月見が原の小屋を手入れしてから、
     勇一さんのもとに、
     ふしぎな仕事がまいこむことになります。
     季節のかがやきにみちた、

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    2025年07月31日
  • つるばら村の洋服屋さん

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    茂市久美子さんの童話ですね。
    絵は、柿田ゆかりさん。

     つるばら村に、小さなお店があります。
     名まえは、「ひまわり洋品店」といいます。
     ここでは、洋服のほかに、ちょっとしたアクセサリーやバッグ、糸やボタンたど、洋服にかかわるものをいろいろとりそろえて売っています。
     お店をきりもりしているのは、林はるかさんという、若い奥さんです。かぞくは、夫の晴郎さんと年長さんのむすめの陽菜ちゃんです。
     ふしぎにみちた、十二か月のファンタジーです。

           もくじ
      
        木の葉のブローチ
        まほうのスカーフ
        天の川のひしゃく
        ウサギの蚊帳
        月見が原のもちつ

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    2025年07月24日
  • つるばら村の理容師さん

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    茂市久美子さんの童話ですね。
    絵は、柿田ゆかりさん。
    『つるばら村』シリーズの六冊目です。

     つるばら村に、「つるばら理容店」という、小さな理容店があります。
     店の外では、赤と白と青のサインポールが、くるくるまわっています。
     この店は、山野このはさんという、もうすぐ六十歳になる、おばさんが、ひとりでやっています。
     このはさんは、花が大好きです。店の前には、いつも、たくさんの植木鉢がならんで、季節の花を咲かせています。
     はるかさんという、通りの向かい側にある「ひまわり用品店」に若い奥さんがいます。ふたりは、親子ほど年がはなれていますが、大のなかよしで、おたがいの家を、しょっちゅういった

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    2025年07月18日
  • つるばら村のはちみつ屋さん

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    茂市久美子さんの童話ですね。
    絵は、柿田ゆかりさん。
    『つるばら村』シリーズの五冊目ですね。

     つるばら村でいちばん高い山は、笛吹き山といいます。
     山は、ふもとまで、ブナの森におおわれています。
    この森には、トチノキやシナノキなど、みつばちが、花のみつをあつめられる木がたくさんはえています。
     村井ナオシさんという若い養蜂家が、この山のふもとに、ひとりですんでいます。
     養蜂家には、花をおいかけて、南から北へと、みつばちの巣箱を移動させながら暮らしているひともいますが、ナオシさんは、一年じゅう、笛吹き山のふもとで、みつばちを飼って、暮らしています。

     5月から始まって一年をとおして、ナオ

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    2025年07月11日
  • つるばら村の家具屋さん

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    茂市久美子さんの童話ですね。
    『つるばら村』シリーズの四冊目です。
    絵は、柿田ゆかりさん(埼玉生まれ)
    日本デザイン専門学校卒業。イラストレーター。

     つるばら村に、「青木家具店」という、注文家具をつくる家具屋さんがあります。
     お店の主人は、青木林太郎さんといって、奥さんと、五歳になる男の子がひとりいます。
     奥さんの美樹さんは、都会生まれの都会そだちです。木工が大好きで、結婚するまえ、木工の勉強をしていました。そして、木工が縁で、林太郎と知りあい、つるばら村にお嫁にきました。
     美樹さんが、おもにつくるのは、お盆や額縁など、小さなものです。
     五歳のむすこさんは、幹太といいます。
     
     

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    2025年07月04日
  • つるばら村のくるみさん

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    茂市久美子さんの童話ですね。
    絵は、中村悦子さん。
    『つるばら村』シリーズの三冊目です。

     つるばら村の駅前に、赤い屋根の小さなお店があります。
     パン職人のくるみさんがひらいた「三日月屋」というパン屋さんです。
     三日月屋は、駅前にできてから三年になります。
     おみせのの屋根は、現在トタンですが、くるみさんは、長い間、外国を旅したときに見かけた赤いれんが屋根のパン屋さんにあこがれてきて、自分のお店も、ゆくゆくは、赤いれんが屋根にしたいと思っています。
     ところが、ちかごろ、お客さんがさっぱりです。
     どうやら新しいパン屋さんが、あさひ町にできて、ライトバンで売りにきているようです。
     なん

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    2025年06月26日
  • つるばら村の三日月屋さん

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    茂市久美子さんの童話ですね。
    絵は、中村悦子さん。
    『つるばら村』シリーズの二冊目です。

     つるばら村の駅前に、赤いトタン屋根の小さなお店ができました。
     パン職人のくるみさんがひらいた、「三日月屋」というパン屋さんです。
     それまで、くるみさんは、宅配のパン屋さんでした。駅前にお店をひらくのが夢で、それがこの春、やっと実現したのです。
     「三日月屋」の一年を描いた童話です。
     もちろん、お客さんは、精霊や動物たちもやって来ます。

          もくじ

        キツネのパン
        カッパのパン
        カエルのパン
        魔術師のパン
        十五夜のパン
        はちみつのパン
      

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    2025年06月18日
  • 今日よりは 明日はきっと 良くなると 愛犬・太刀と暮らした16年

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    次々に襲う不幸な出来事の中で愛犬の存在がどれだけ救いになるか、その存在の大きさがよくわかるので共感する部分が多かった。太刀が川を渡って飼い主さんに会いに行こうとした気持ちにグッときました。。

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    2025年06月11日
  • どうぶつのかぞく キリン キリンの山のぼり

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    茂一久美子さんの「どうぶつのかぞく」シリーズの童話ですね。
    絵は、しもかわらゆみさん。
    監修は、動物学の第一人者の今泉忠明先生。

     キリンのサラが、子どもをうむところから、はじまります。
     子どもの名前は、ララ。

     キリンの親子を通して、キリンの事がわかるお話です。茂市久美子さんのいつものメルヘンとは違いますが、リアルさにファンタジーを合わせて、キリンの生態がわかりやすく愉しく学べます。
     しもかわらゆみさんの、素敵で美しい精密画が、やさしく柔らかに物語を案内します♪

     キリンの親子は、愛情が豊かで生きる知恵にあふれている事がよくわかりました。
     巻末に『キリンのまめちしき、キリンにちょ

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    2025年04月04日
  • つるばら村のパン屋さん

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    子供が学校の図書室で読んだらしくおすすめということです。色々なパンとユニークなお客さまが来るそうです。

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    2025年03月30日
  • ゆうすげ村の紙すき屋さん

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    茂市久美子さんのファンタジー童話ですね。
    絵は、門田律子さん(愛媛県生まれ)
    挿絵画家、絵本作家。

     『ゆうすげ村の小さな旅館』の続篇です。
     ゆうすげ旅館のつぼみさんの親戚の原田かえでさんが、『やまが和紙』という工房で和紙を作り始めました。そこには、いろんな不思議なお客さんがやってきます。

         もくじ

       プロローグ
      源兵衛山のフクロウ便
      魔法の糸
      ねがい薬
      ウサギのポトフ
      雪あかりのやどる紙
      カモシカ生花店
       エピローグ

     『ゆうすげ村の小さな旅館』よりも、さらにファンタジーにあふれる物語が、愉しくメルヘンの世界に誘います。
     かえでさんも、登場

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    2025年03月01日
  • アンティーク・シオンの小さなきせき

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    ネタバレ

    『アンティーク・シオンの小さなきせき』
    茂市久美子 作
    黒井 健  絵

    高原の町の外れにある骨董店、アンティーク・シオン。
    主は魔女のような雰囲気のあるシオンさん。お店のドアを開けると、椅子の上で丸くなった黒ネコが出迎えてくれます。
    店内には、シオンさんが遠い外国を旅して”連れてきた”品々が並んでいます。骨董品に呼び寄せられたお客様と、その品物にまつわる、ちょっと不思議な6つのお話です。

    第一話 大きな古時計
    第二話 銀の針
    第三話 女神の像
    第四話 おばあさんのお皿
    第五話 マリーの首かざり
    第六話 シオンの時間

    一話では若いサラリーマンの雅治さんが、連休を利用して山登りにきた帰り道、

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    2025年02月22日
  • ゆうすげ村の小さな旅館

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    茂市久美子さんのフェアリーティールですね。
    絵は、菊池恭子さん(千葉県生まれ)グラフィックデザイナー、挿絵画家。

     ゆうすげ村に、ゆうすげ旅館という一軒の旅館があります。
     小さな旅館で、年とったおかみさんが、ひとりで、旅館をきりもりしています。
     おかみさんの名前は、原田つぼみさんといいます。

     ゆうすげ旅館にやって来る、人間に変装した動物や妖精たちが織り成すファンタジーです。

        もくじ

      ウサギのダイコン
      満月の水
      天の川のたんざく
      ゆうすげ平の盆踊り
      おだんごのすきなお客さま
      霜のふる夜に
      干し柿
      お正月さんのぽち袋
      七草
      帽子をとらな

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    2025年02月20日
  • またたびトラベル

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    茂市久美子さんの童話ですね。
    絵は、黒井健さん。

     迷路のように続く、細い路地のつきあたりに、ひどくおんぼろな木造の二階建てアバウトが建っています。建物のよこについた階段は、ぼろぼろにさびて、ところどころあながあいています。
     このアパートの名前は、またたび荘。一階に、小さな旅行会社があります。またたびトラベルです。
     またたびトラベルは、ふつうの旅行会社ではありません。
     自分の望みとは、ちがうところに旅行することになります。有名な観光地や、レストラン・ブランドのお店とも無縁です。料金は、お金ではありません。
     
     短編連作の不思議な旅行会社にようこそ!

           もくじ

        

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    2025年02月06日
  • ゆうすげ村の小さな旅館

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    茂市久美子さんの児童書でほっこりファタジー。

    年配のおかみさんが一人で切り盛りしている「ゆうすげ旅館」の一年間。ひと月ごとに訪れたお客さまの話が綴られる。

    宿帳に記された名前から、もしかしてこのお客さまは…とおかみさんのつぼみさんが予想するのと同じく、読者もお客さまの正体が気になりながら読み進めるのがなんとも楽しい。

    続編があるようなので、ぜひそれも読みたい。

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    2025年01月04日
  • ごちそう たべに きてください

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    絵がとてもきれい。
    冬じたくで集めたごちそうを友達にふるまううさぎ。秋の木の実がなくなると、干し柿作り。春が近づくと山菜。ゆったりした季節を感じられる。

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    2024年11月07日