小田島雄志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
The Heart of the Matter タイトルが期待させる。中味は少し深刻。アフリカ植民地警察の副所長スコービーの生活を中心に描かれてゆく。妻、上司、部下、その他の人々に囲まれて、息の詰まる生活が続く。妻への始めの愛はもうない。しかし妻を傷つけまいと常に気を使い、そのために偽りの言葉を重ねる。この欺瞞と罪の生活から逃れるのは一人になること。妻も同じ思いからか、ついに南アフリカに去ってしまう。妻の重荷から開放されたスコービー。だが、難破船から救助された夫を亡くした16歳の少女に憐れみを抱き、それが愛に変わる。再び妻がいたときと同じ捕らわれの状態になる。妻、愛人、神に対して哀れみと偽りと罪の意識を抱き、そこから逃げようとする。その先にはなにがあるのか・・・。この本が描いたのは愛が生み出す孤独か、罪から逃れようとする人間と神の救いとの相克か、死の平安なのか、最後まで分からなかった。作者の心理描写のうまさに感服する。
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Posted by ブクログ
ナイスです!
シチリア王が愛する妃が浮気した男の子を宿しているのではないとの妄想を抱いて、悲劇を招く前半と、その16年後の奇跡の大団円。
しかし、王妃を裁判にかけたりするので、エリザベス時代じゃないよなぁ?とドキドキしながら読んだ。
巻末の解説で1611年の作らしいとわかって一安心(出典小説はエリザベス時代らしいけど…)。
15年ぶりくらいに読んだので、ラスト以外ほとんど忘れてた。
クライマックス前まで読んでから、「子供のためのシェイクスピアカンパニー」の演劇を見た。
脚本・演出の山崎氏の解釈と、アフタートークのおかげでさらに深くこの作品が楽しめました。
ロマンス劇だけど、ちょっとした感動もある。
やっぱシェイクスピアは面白い!
解説読んで思ったこと。
故郷に帰ったシェイクスピアを成長した娘たちがアーダコーダといいながら世話をしてくれたのがポーリーナに反映しているとかないのかな?と空想すると面白い。
(H23.7 自)