小田島雄志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ある批評家が「粗暴で下品」と評しているのを見て、逆に興味が湧き、衝動買いしました。結果、この戯曲はとても面白く、大いに笑えました。
もしこの芝居を一言で表すなら、「シットコムの古典」です。登場人物の複雑な関係性と、舞台上の混乱を巧みに利用したストーリー展開は、現代のコメディにも通じるものがあります。人物の出入りの指示には緻密な計算が見られ、すでにシェイクスピアの非凡な作劇術が表れていると感じました。
現代の価値観にそぐわないという批判も理解できますが、上演時間が2時間未満とコンパクトで、舞台上ではスピード感あふれるドタバタ劇が繰り広げられます。難しいことを考えずに楽しめ、シェイクスピア入門とし -
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Posted by ブクログ
ネタバレシェイクスピアとなるとつい悲劇的な展開を望んでいる自分もいたが、猛烈にハッピーな喜劇だった。
翻訳も相まって読みやすく、読みづらいところは口に出せば分かりやすくなるところも戯曲ならではだな、と。
「この世界はすべてこれ一つの舞台、人間は男女問わずすべてこれ役者にすぎぬ」
この言葉から思うに、表題の「お気に召すまま(As you like it)」は役者は何でも演じることができるから、逆境であっても「お気に召すまま」に手に入れることも為すこともできるってことなんだろう。
あとロザリンドへの恋心を詩で語るシーンで韻を踏んでいたが、翻訳もちゃんと韻を踏んでて感動した。原作も読んでみたくなった。
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Posted by ブクログ
数々のシェイクスピア作品や、ガラスの動物園の翻訳をされている小田島雄志さんの著書。
岩波『ジュニア』新書とあるのでその年代向けの読み口かと思えば、けっこうしっかりしている……どうやら「小中学生から大人世代まで,幅広く読める入門新書」がコンセプトらしいと知る。通りで!
ひとつの名言に対して見開き2ページで、6割は解説、残りの4割はそれに絡めた小田島さんの実体験で構成される。シェイクスピアの名言集というよりも、小田島さんのエッセイを読んでいるような心地だった。
なんだか格言めく言葉の数々に頭を捻るもよし、気になった言葉からシェイクスピア作品に触れるもよし、ちょうどシェイクスピアを初めて読んだの -
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