小田島雄志のレビュー一覧

  • シェイクスピア全集 ハムレット

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    シェイクスピアで最も有名な戯曲。学生時代に読んで以来、久し振りに読み返してみた。
    ハムレットのストーリーはよく知られていて、映画やオペラにもなっており、この戯曲について書かれた本も多い。初めて読んだ時は新鮮で面白かったが、改めて読んでみると話の展開にスピード感がなくて、イライラするような独白や会話が延々と続く感じがした。おそらくストーリーが判っているので、そう感じたのかもしれない。ハムレットは優柔不断で悩み多き王子で、様々な言葉でその時の気持ちを表現する。それが多くの箴言となり、欧米人がよく引用する。最も知られた”To be, or not to be, that is the questio

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    2015年03月19日
  • シェイクスピア全集 リア王

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    ネタバレ

    実は四代悲劇の中でこれと『ハムレット』は本当、話が暗そうで読んでなかった本。
    先日、リア王で卒論書いてた学生さんのブックトークを聞いていて、いや、でも面白そうだぞ、と思って、ずっと積んであったのをやっと崩した。
    リア王わけわからないのとか、フランス軍敗けるのとか、いろいろおもしろい。なるほどなあ。。。

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    2014年12月31日
  • シェイクスピア全集 リチャード二世

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    ネタバレ

    争い合うリチャード2世の家臣たち追放されたヘンリー・ボリングブルック。ヘンリーの父親あるジョン・オブ・ゴーントの死により没収された領地を取り返すためフランス王と共にイギリスに上陸したボリングブルック。リチャードの施政に反抗する貴族たちの集結。

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    2014年01月26日
  • シェイクスピア全集 ハムレット

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    シェイクスピアの4大悲劇の一つであり、多数の名台詞があるとされる『ハムレット』。戯曲ということもあり、非常にすらすらと読めますが、その真意はなかなか掴みづらい印象を受けました。
    ハムレットの復讐は最終場面において成就しますが、それ以前にも殺せる機会があったにも関わらず、何故ずるずると自らの死を迎えるまで実行しなかったのでしょうか。「このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ。」というように、ハムレットの心には不決断が渦巻いていて殆どの行動は極めて中途半端に終わっているように思えます。また、母である王妃に対する姿勢も曖昧模糊としており、ハムレットの本心が謎というベールに包まれていると感じまし

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    2013年10月06日
  • シェイクスピア全集 リア王

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    『リア王』のオペラ化をめぐる対談を聴くため再読。人間存在の深層を抉り、狂気の底からの洞察を突きつけるこの悲劇をあらためて辿るとその多声性が目を引く。そこから人が他者とのあいだに生き残るなかに生じる狂気そのものが際立つ。道化の完成態はプーシキンの『ボリス・ゴドゥノフ』に通じよう。

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    2013年05月25日
  • シェイクスピア全集 ヘンリー四世 第二部

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    面白すぎる!!
    小田島先生の翻訳は、ほんとに感服いたします。

    もともと1部と2部が別々の上映ならば、2部だけでも十分楽しすぎるので、2部のみで2時間の舞台が見たいなぁとか思う。

    1部以上に登場人物が魅力的。
    ハル最高!フォールスタッフも最高!

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    2013年05月02日
  • シェイクスピア全集 ヘンリー四世 第一部

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    10年以上ぶりの再読。

    面白い。最高です。
    ハル王子とフォールスタッフ最高。

    だけじゃなく、他の登場人物も魅力的です。

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    2013年05月02日
  • シェイクスピア全集 十二夜

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    一番好きなシェイクスピア作品。男装したが故に恋を打ち明けられないヴァイオラが可愛くて可愛くて!
    微妙なハッピーエンドもまた良い。

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    2011年03月01日
  • シェイクスピア全集 リチャード二世

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    第一幕

    第一場 ウィンザーの王宮
    ボリングブルックとモーブレーの争い。どちらが謀反人か?二人は決闘での証明を望む。

    ボリングブルック→モーブレー
    公金横領。
    過去十八年間に起きたすべての謀反の首謀者。
    ボリングブルックの叔父であるグロスター公の暗殺。

    モーブレー→ボリングブルック
    ボリングブルックの弾劾は、すべて根も葉もないもの。
    名誉のためにボリングブルックを訴える。

    王とボリングブルックの父ジョン・オブ・ゴーントの仲裁でも二人の怒りは収まらない。決闘は聖ランバートの祭日に、コヴェントリーでおこなわれることになる。

    第二場 ランカスター公爵の邸
    ジョン・オブ・ゴーント 暗殺されたグ

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    2014年10月06日
  • シェイクスピア全集 お気に召すまま

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    1年ぶりのシェイクスピア。

    読んでいなかった名作がありました!!
    面白かった。実に面白かった。
    シェイクスピアのコメディ、ラブロマンスの部門でかなり上位に入るでしょう。
    とはいえ、どこかで読んだような設定が多いのは否めません。
    女子が男子を演じて恋を試すのは、まぁ良くある設定。
    少年男優が女子を演じていて、さらに男子に化けるという性倒錯設定は、見る者に妙な世界観を与えるのに効果的よね。
    今回は、結構鋭い女子目線の台詞が多ございました。

    解説も非常に興味深くよみました。
    今回はかなり明確な「原作」がありそうですね。
    シェイクスピアの作品ではありますが、天才脚本家としての作品でしょうか。
    そし

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    2010年07月20日
  • シェイクスピア全集 アテネのタイモン

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    初・真面目シェイクスピア。話の謎が多く残ります。本来はもっと長い作品なんだけど、随所随所で抜け落ちてしまっている感じ。

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    2011年01月06日
  • シェイクスピア全集 オセロー

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    シェークスピアの悲劇

    人間の心というものは、どれほど脆いものか。
    この話を読んだ後は、
    人間不信に陥りそうになる。

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    2009年10月04日
  • シェイクスピア全集 間違いの喜劇

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    初期喜劇で最も好きだ。シェークスピア作品の中でもかなり上位。
    「十二夜」のベースと言えるか。
    ルシアーナを口説くところは見本だ(笑)
    地口がよい。
    喜劇的恐怖もある。
    二人の人物がまったく同じだという事実の恐ろしさがこの劇の根底にある。人違いし、されることでそれぞれの登場人物が気味悪さを覚える。ゆえに、非常に面白い場面は、非常に気持ち悪い場面だ。人間のアイデンティティを問うている。自分自身のみならず、相手のアイデンティティもわからなくなる。他者との関係の中でこそアイデンティティを確立しうるということか。
    観劇に際し再読。

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    2009年10月04日
  • シェイクスピア全集 ロミオとジュリエット

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    悲劇。2幕2場までは数ある恋愛作品でもトップにおいても差し支えないと思っている。特に2幕2場。 前回はそれ以降が冗長に思えたが、小田島訳は快い緊張感が最後まで続いていて劇的。前回の岩波版はより叙情的だ。どちらを好むかは人によるだろうが、原文には岩波が近かろう。例示が適切かは判断しかねるが一応挙げてみる。ロミオの「どうした笑うのか?」に対して。白水「ベンヴォーリオ:いや、泣きたいくらいだ。ロミオ:何を泣きたがる?ベンヴォーリオ:泣きたぎる君の心を思って。」岩波「ベンヴォーリオ:どうして泣きたいくらいだ。ロミオ:やさしの友よ、訊くは何をだ?ベンヴォーリオ:やさしいのはそっち、君の心の重荷をだ。」

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    2009年10月04日
  • シェイクスピア全集 テンペスト

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    悲喜劇。前回読んだときはおとぎ話、スペクタクルにすぎると思ったが、評価を改めた。まず、詩的な美しさがある。原文で読みたくなるほどに。シェークスピアの想像力が存分に発揮されている。また、プロスペローにシェークスピア自身またはシェークスピア劇の全ての主人公達を重ね合わせるのも可能だと思う。個人的には「大地に礎を持たぬ今の幻の世界と同様に (like the baseless fabric of this vision)〜仕上げをするものは眠りなのだ(Is rounded with a sleep)」までから、プロスペローの支配する島全体をシェークスピアの人生に対する夢と解釈するD・G・ジェイムズに

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    2009年10月04日
  • シェイクスピア全集 十二夜

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    喜劇。既読だが、白水版が中途半端に三作品残ってるため再読を決めたw円熟している。初期喜劇の最高峰。ただ、個人的には暗い喜劇群を覆う薄い靄のような印象のが好きだが。この喜劇は綺麗で上品だが、同時に綺麗かつ上品過ぎるのだと思う。それでも、「間違いの喜劇」等の初期喜劇の集大成であり、それらを昇華させている点で素晴らしいことには異論がない。

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    2009年10月04日
  • シェイクスピア全集 オセロー

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    ビアスによれば「嫉妬:恋の暗黒面」。
    良家の娘は軍人と駆け落ちすべからず。人妻はハンカチを失くさぬよう用心すべし。夫は証拠を十分確認してから嫉妬すべし。

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    2009年10月04日
  • シェイクスピア全集 マクベス

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    ボードレールの「理想」(L'Ideal)に曰く「深淵のように深いこの心が求めるのは、/あなただ、マクベス夫人よ、罪にくじけない魂」。 「いいは悪いで、悪いはいい(Fair is foul,foul is fair.)」というコンセプトのもとに成りたっていると思う。絶えず希望の中に絶望があり、絶望の中に希望がある。その意味で、Time and the hour runs through the roughest day.とThe night is long that never finds a day.はこれをよく表現していると思う。個人的にシェークスピアは「時」という概念を非常に重視

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    2009年10月04日
  • シェイクスピア全集 リア王

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    シェークスピア中最も好きな作品。ただ、初読の時の感動はなかった。その分客観視できたのではないかと勝手に思っているが。例えば、繰り返される「心臓が破れる」という気に入っている表現ひとつとってもhysterica passio→rising heart→cracked→sidesという表現なのだと知った。 特に、好きな場面は以下。まず、「ほんのわずかのあやまちが(O most small fault)〜だいじな分別を追い出しおって(And thy dear judgement out)」まで。次に、バイロン卿の引用で有名な「ええい、必要を論ずるな(O,reason not the need)〜おお

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    2009年10月04日
  • シェイクスピア全集 ハムレット

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    "To expostulate why day is day, night is night, and time is time/ Were nothing but to waste night, day, and time./ Therefore, since brevity is the soul of wit,/ And tediousness the limbs and outward flourishes,/ I will be brief." So, I just say Hamlet is Hamlet.
    読むたびに印象が違う。昔はものを思わざりけり。

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    2009年10月04日