小田島雄志のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
シェークスピア悲劇の一。
コリオレーナスは高潔なのか高慢なのかという問に対して、私は高慢なのだと答える。
「傲慢な心が謙虚を着ている」といえる。
なお、これに対しファーナムは
「傲慢(プライド)はコリオレーナスの欠点であるにとどまらず、悲劇の主人公たらしめる美徳さえ生み出している」という。
コリオレーナスの内面を知りえないのもシェークスピアらしくない。故意だろうが。
グランヴィル=パーカーは「私たちは決してコリオレーナスと完全に一体化しないし、その内面を自由にうかがい知ることもない」といっている。
同化反応を喚起するのが悲劇、異化反応を喚起するのが喜劇だとすればこれはうまくない。
ただ、一応彼 -
-
-
-
-
-
-