小田島雄志のレビュー一覧

  • シェイクスピア全集 マクベス

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    とても短いし、あらすじもシンプルです。
    この物語がセンセーショナルで、耳目を集めた時代があったんだろうなあ、というのが適切な感想なのかわかりませんが、そう思ってしまいました。

    これほど有名なのは、それほど後世の作品に影響を与えたからで、それら後輩の産物に慣れ親しんだわたしにとっては、刺激が少なかった。そういうことなんだと理解することにします。

    あるいは戯曲ですから、単に物語としてではなく、(当たり前ですが)上演されることを念頭において書かれていて、役者の見せ所がふんだんにあって、舞台装置から照明・音響効果など、演出のしがいが大いにあるので、その点が大変優れている、といえるのかもしれません。

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    2020年06月16日
  • シェイクスピア全集 ハムレット

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    戯曲を初めて読んだ。
    ジョン・エヴァレット・ミレーのオフィーリア を模写するので、読んだ方がいいかなと。

    戯曲はセリフだけなので、入り込みにくいかと思ったけど、大丈夫だった。
    でも、小説の方が情景描写もあり、好きだな。

    これは、演劇、ミュージカル、映画で観た方が入り込みやすいのかな。

    バタバタ死んでいってしまうけど、それぞれの悲しみがあっさりしている。

    とりあえず、オフィーリアがどのように死んだかわかった。

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    2019年07月09日
  • シェイクスピア全集 尺には尺を

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    ベッドトリックと変装という2つの仕掛けが楽しませてくれる劇。公爵が真の姿を現すシーンは、歌舞伎のハレを思わせるので日本人受けもよさそうだが、日本ではほとんど上演されていないようだ。

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    2019年03月21日
  • シェイクスピア全集 ジョン王

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    ネタバレ

    英仏百年戦争を扱っているのでイングランドの王ジョンが正義として描かれるのかと予想したが、本作品でも「失地王」の名に恥じぬヘタレであった。ディズニー映画「ロビン・フッド」のジョンのような暴君ではないが、リチャード二世やヘンリー六世に似て、王としての威厳があまり感じられない。一方、私生児フィリップには『リア王』のエドマンドに似たユーモアと軽さがある。

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    2019年03月21日
  • シェイクスピア全集 ヘンリー八世

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    ネタバレ

    他の史劇より時代が下るせいか、史劇なのに戦乱が起こっていないのが不思議な印象を受けた。この作品では(でも?)王の存在感が薄く、ウルジーとキャサリン王妃の対決と没落の方が印象に残る。
    一方、クランマーを陥れようとの陰謀を王が阻止するシーンは、史劇というより喜劇(『尺には尺を』の公爵のような)の趣がある。戦争中の史劇であればクランマーは処刑されていたのではないか。

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    2019年03月21日
  • シェイクスピア全集 ロミオとジュリエット

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    自分はそもそもほとんどこれまでの人生で西洋作品に触れてこなかったうえ、人生初の演劇作品ということで些か読みにくい、という印象がどうしても先行しました…。
    ただ、現代日本語に翻訳したとて色あせることのない―もちろん、翻訳者の腕が良いということもありましょうが―機知に富んだ文章表現であるとか、美しい音律をそなえたソネット形式のセリフであるとか、そういったものになぜこれほどまでこの作品がシェイクスピアの代表作足り得るのかということの一端を見たような気がいたします。
    …正直こんなにもふんだんに下ネタが盛り込まれているとは思いもよらなかったのですが。

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    2018年04月30日
  • シェイクスピア全集 ヘンリー六世 第一部

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    印象に残ったのは、ジャンヌ・ダルク、シャルル、ナポリ王レニエらフランス勢のやり取りと、イングランドの勇将トールボット父子の最期、かな。
    それ以外はあちらこちらで貴族同士が対立するばかりでちょっと話が見えない。一応薔薇戦争の予習はしたんだが。

    ジャンヌの力を試すためにシャルルが従者に扮装しジャンヌがすかさず見抜くという、この有名な逸話、ひょっとしてシェイクスピアが出どころだったりするのか?いや、いくら物語とはいえ、イギリスのシェイクスピアがわざわざフランスのジャンヌの神性を強調するエピソードを創作するのも変な話だが。でも元々あった逸話を劇に組み込んだのだとすると、当時にしてすでに敵国にまで知れ

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    2018年02月28日
  • シェイクスピア全集 終わりよければすべてよし

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    解説によれば、『トロイラスとクレシダ』、『尺には尺を』と近い時期に書かれた作品との説があり、確かに類似している。『トロイラス』の方は全然覚えていないが、『尺には尺を』とは計略?により結婚して終わるあたりなど、筋としても似ている。とはいえ、作品全体としての強度はそれほど高くはなく、軽く読める作品。

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    2016年12月31日
  • シェイクスピア全集 アテネのタイモン

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    ネタバレ

    気前のいいタイモンが財産をすり減らし、孤独に狂い死にする話。どん底に堕ちるところがリア王、追放されたのちに復讐するあたりがコリオレイナスの要素が垣間みえる。トロイラスとクレシダの要素もあるらしいが、あいにくトロイラスの記憶がほぼない。。。いずれにしてもハムレットなどと比べると作品としての完成度は低い。

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    2016年12月26日
  • シェイクスピア全集 テンペスト

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    いくつか引っかかることがあったので、初めてシェイクスピアを読んでみた。詩的な雰囲気漂う作品で、和訳の妙が随所に織り込まれており楽しめた。

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    2016年11月14日
  • シェイクスピア全集 じゃじゃ馬ならし

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    タイトル通り、調教されるする話と言っても過言ではない。展開はロマンスなはずなのだが……。
    上演当時は、女性は控える者であることが常識であったが故に、全くの違和感はなかっただろう。しかし、今からしてみたら、フェミニストが黙ってないはず。

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    2016年08月24日
  • シェイクスピア全集 オセロー

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    20160312 高校以来に読んだ。展開が早くて人間はそんなに単純ではないと思ったりしたが舞台と考えるとこのテンポでないとダメなのだろう。

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    2016年03月12日
  • シェイクスピア全集 ロミオとジュリエット

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    ネタバレ

    マクベスあたりと比べるととても読みやすかった
    初めてシェークスピアを読むならこれが良かったかも。。
    最初は違う女性が好きだったのにあっさりとジュリエットに
    心を奪われるロミオにちょっと驚きました
    修道士ロレンスの”驚いたものだ、なんという気の変わりようだ”と
    いうセリフにうんうんと頷いてしまった
    あまりにもあっさり二人とも死んでしまうなぁ。。

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    2015年03月19日
  • シェイクスピア全集 十二夜

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    ざっくり要約すると、イリリアという国に流れ着き、生き別れになった双子の兄妹(美人で瓜二つ)が、再び出会うまでの物語。

    身分と性別を偽り、公爵に仕えながら彼への想いをひた隠しにする妹。
    憂いの姫に想いを寄せ双子妹に恋の代行を命じる公爵。
    公爵の恋を拒絶しながらも、双子妹の立ち振る舞いに心惹かれていく憂いの姫。
    使用人や周囲の人を巻き込んで(時には巻き込まれ)複雑な恋物語がコメディタッチで描かれています。
    最終的に登場人物のほぼ全員がハッピーエンドになるのですが、後味に多少の不完全燃焼感が残るところは土地柄なのでしょうか?
    他の方のレビューを拝見すると、「多少の苦味を残す」「恋の熱に狂わせられる

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    2013年11月10日
  • シェイクスピア全集 ヘンリー六世 第二部

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    第一部に引き続き大勢の登場人物が入り乱れ、話についていくのが大変。イギリス人には常識なのかもしれないが、なんの説明もなく武将が登場しては死んでゆく。タイトルにあるヘンリー六世はどうも影が薄く、凡庸な王だとの印象を強く受けた。

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    2013年05月25日
  • シェイクスピア全集 十二夜

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    シェイクスピアの喜劇(コメディ)というのは、ラブ・コメディのことなのか。ことごとく恋愛が絡んでくるような。

    男装の麗人なんて、相変わらずあざとい。男女の双子は二卵性双生児なので、顔は違うよ。そして、ラストはそれでいいのか・・・・・・?
    などと終始つっこみながら読んだ。

    いつもながら道化が好きです。

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    2013年03月10日
  • シェイクスピア全集 リチャード三世

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    2012年にイングランドの駐車場の下で発見された遺骨が、つい先日リチャード三世のものと断定された。DNA鑑定の結果「疑いを差し挟む余地がない」とのこと。すごいなぁ。遺骨の写真を見て初めて知ったのだが、リチャード三世の背骨には湾曲が見られる。彼は今で言う脊柱側湾症だった。親近感を覚え、読んでみることにした。

    見どころはやはり、リチャード三世の人物像。”I am determined to prove a villain.”と、冒頭で自ら悪役宣言。「せむし」のリチャードには人並みの幸せは望むべくもない。となれば、取るべき道は一つ。この世を憎んでやる、呪ってやる!この怨嗟の凄まじさたるや。
    邪魔な

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    2013年02月24日
  • シェイクスピア全集 ヴェニスの商人

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    ネタバレ

    「金」、「銀」、「銅」の箱を選ぶシーンが個人的には深いと思えた。
    ユダヤ人を唯一の敵とすることで喜劇が目立っている印象を受ける。

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    2013年01月29日
  • シェイクスピア全集 マクベス

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    ネタバレ

    自分の持っていたイメージより遥かに面白かった。
    全体的に詩的で、短いながらも読み応えがある。
    興味深かったのはマクベスの葛藤の描写。
    オセローが比較的単純な人物だったのに対し、マクベスは相反する感情と願望に引き裂かれそうになっている。
    魔女の甘言があっても、妻の導きが無ければ多分永遠に王の座を奪う事は無かっただろう。この点、なんとなく以前読んだ「白い巨塔」の主人公を思い出してしまう。
    しかし最後は少しあっけないように思えた。マクベスの最期をもう少し描いて欲しかった。

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    2013年01月20日
  • シェイクスピア全集 じゃじゃ馬ならし

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    ネタバレ

    毒を持って毒を制する。そんな印象を持った。
    最後にじゃじゃ馬ケイトが従順している様、他の女性に説いている様が良かった。

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    2013年01月16日