小田島雄志のレビュー一覧

  • シェイクスピア全集 テンペスト

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    キャリバンは酷いやつって客観的に思えるかもしれないけど、実際どうなんだろう。入植者がいる限り支配者は必ず出てくるよね…

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    2024年03月05日
  • シェイクスピア全集 ロミオとジュリエット

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    名高いシェイクスピアの傑作だが、原作を読むと長ったらしい台詞がうっとうしいったらありゃしない。これを、違和感なくしゃべる役者さんは偉い。

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    2023年11月11日
  • シェイクスピア全集 十二夜

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    船の難破に合ったオリヴィアは男装し、公爵オーシーノーの元に従者として仕える。男装の身であるにも関わらず公爵に恋してしまう。

    その公爵は伯爵嬢ヴァイオラに恋するが相手にされず、オリヴィアを使者に差し向ける。しかし、そのオリヴィアにヴァイオラが恋してしまう。

    恋の矢印が向いていることに気が付かない男公爵と、
    男(男装)の身でありながら男に惚れてしまった女と、
    女(男装)に惚れしまった女の三角関係が始まる。

    そこに難破で亡くなったと思われていたオリヴィアの兄セバスチャンが登場。
    男装したオリヴィアに瓜二つのその兄がヴァイオラと結婚、オリヴィアは女性の姿に戻ることが叶い公爵オーシーノーと結婚。

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    2023年08月27日
  • シェイクスピア全集 ヴェニスの商人

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    ネタバレ

    シェイクスピアの喜劇?
    なんとなくのあらすじは知っていたが、ずっとタイトルのヴェニスの商人が悪者役かと思っていた。

    借金の抵当に肉1ポンドという発想が面白い。そして、解決方法は、血を一滴も流さずにというこれまた面白いトンチのような理論。

    ただこの理論で言い負かすのがポーシャなので、いまいちカタルシス的には物足りない。
    ヴェニスの商人、アントーニオが解決していればもっとスカッとする話になった気がする。
    後で書くように、シャイロックが可哀想に感じる理由に、アントーニオという当事者が裁きを下したのではなく、ある意味部外者が裁きを下してしまったところにもあると思う。

    シャイロックに同情してしまう

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    2023年01月15日
  • シェイクスピア全集 ハムレット

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    小田島雄志訳。あまりにも有名な「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」の箇所は、訳者の新しい解釈だそうだ。自分的には、小田島訳の方がしっくりきた。
    初見だが物語として面白く読めた。確かに結末は悲劇なんだけど、狂人を装ったハムレットの皮肉たっぷりの台詞などニヤリとする場面も多い。
    芝居で見たくなる。

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    2022年09月23日
  • シェイクスピア全集 ロミオとジュリエット

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    シェイクスピアの恋愛悲劇。若い恋人たちが、家同士の争いという当時の社会障壁をはねのけて愛を成就させようとする物語。何度も映画化されているお馴染みのストーリーで、映画ではオリビア・ハッセーが演じたジュリエットが憧れでした。自分も若かった。

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    2022年04月15日
  • シェイクスピア全集 マクベス

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    ネタバレ

    とても面白かった。
    古典というとテンプレートなキャラクター設定のイメージがあったけど、良い人が悪事に手を染め転落し狂う様、野心家のマクベス夫人が王殺しを迷いなく積極的に勧めるのも、意外性があって面白かった。
    最後、王の息子が王位に戻ると思われるも、魔女のお告げでは最後はバンクォーの息子が王座に着く。この後も血みどろの争いが続くと匂わせる終わり方も良かった。

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    2021年12月21日
  • シェイクスピア全集 ハムレット

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    ハムレットの"狂気"がきっかけとなり色んな人が死んでいって、(元はといえば弟=現国王が悪い?んだけど)、最後は大切な人たちもみんな死んでしまって、めちゃくちゃかなしいなと思った。

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    2021年06月19日
  • シェイクスピア全集 マクベス

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    非常に面白かった。シェイクスピアは、いろいろなところから題材のネタを引っ張ってきている。つまりそれがパクリと言えばパクリなんだが、彼の能力はその脚色能力にあると感じた。事実であるとか、伝承されている物語を、魅力的な戯曲に仕立て上げる
    舞台の上で演じられる物語ではあるが、映画的でもある。

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    2021年05月25日
  • シェイクスピア全集 ハムレット

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    誰もが知っている古典だが、日本人はあまり読んでいないと感じる。
    かくいう自分も何度か読んだが全然頭に入ってこなかった。戯曲に触れることが少ないからだろう。
    その点、小田島雄志役は読みやすい。
    他の戯曲も読んでみよう。

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    2021年05月04日
  • シェイクスピア全集 オセロー

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    嫉妬という人間が持ち合わせている感情の恐ろしさを体感させられた。

    英語の先生にシェイクスピアを読むなら小田島雄志訳のを読むべきと言われ、それ以来全部小田島雄志訳で揃えている。

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    2021年03月10日
  • シェイクスピア全集 ジュリアス・シーザー

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    『ローマ人の物語』の該当巻を読んだ後でこれを読むと、シーザーやブルータスのイメージはこれに引っ張られてたんだなーということが、よくわかりますね。

    ところで、「あの気高いおからだも悲しみにあふれる杯だ」というセリフがありますが、もしやもしや、高橋和巳『悲の器』はここから…??今更だけど。でもまだ誰も指摘してなかったら大発見かも⁈ ( たぶんそんなことはないね)

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    2021年01月27日
  • シェイクスピア全集 じゃじゃ馬ならし

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    シェイクスピアの喜劇。所々の言葉遊びがとても楽しくて、日本語訳の方が翻訳にこだわっていらっしゃるのがよく伝わってきました。日本語でも十分楽しめます。
    男性が上、女性が下というのはたしかに今の時代からみると受け入れ難い価値観ですが、それだけで読むのをやめるのはもったいない。二つのメインの恋の行方の対比は考えさせられるところがあります。解説を読むと当時の時代感やその後の評価の変遷がわかり、より楽しめました。

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    2020年11月13日
  • シェイクスピア全集 夏の夜の夢

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    『真夏の夜の夢』の舞台を観る予定があったので、高校生?大学生?ぶりに読み直しました。
    原題は『A Midsummer Night's Dream』なのですが、midsummerには「真夏」と「夏至」と意味があるので、本当はどっちなのでしょうね。白水社版翻訳の小田島さんは『夏の夜の夢』としてますね。
    さて、もともとすんなりとは行っていなかった若者たちの恋模様が、妖精の王と女王のいさかいと、王のおせっかいと、妖精パックの勘違いのせいで、ますますこんがらがってしまったのを、再び妖精たちが手を回して、夏の夜におかしな夢を見ていたかのように上手くおさめられる、というのがストーリーですが、今回読

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    2020年10月18日
  • シェイクスピア全集 お気に召すまま

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    2020.2.10

    【感想】
    初めてシェイクスピアを読んだ
    だいすきなひとの思い入れ?のある話
    思いの外読みやすいけれど、教養のない自分には?な言い回しが多かった…楽しく読めるようになりたい…

    【好きな言葉・表現】
    恋とは溜息と涙でできているもの

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    2020年02月13日
  • シェイクスピア全集 お気に召すまま

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    本屋で衝動買い。シェークスピアによるラブコメディーの古典的傑作。巻末の解説によると、初演された時から大人気だったそうだが、それも納得の面白さだった。終始ワクワクするシーンが続き、最後まで一気に楽しめた。機会があれば、実演に触れてみたいと思う。

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    2019年11月28日
  • シェイクスピア全集 シンベリン

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    ネタバレ

    ヤーキモーのプロットと2人の王子のプロットが錯綜していて、王同様「おお、わけが分からぬ!」と叫びたくなった。本で読むより芝居で観た方が分かりやすいのかもしれない。
    この作品にもシェイクスピア喜劇につきものの男装が登場するが、他の作品と比べるといまいち活かしきれていないような? 『十二夜』と比べると男装期間が短いからか?

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    2019年03月21日
  • シェイクスピア全集 リア王

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    シェイクスピア

    でイメージする
    多彩な比喩表現がたくさん出てくる

    ハムレットではあんまりなかった気がする

    4大悲劇の一つ
    ハムレット、オセロー、マクベス、リア王

    ということで
    クライマックスは悲劇的
    その結末が
    時代が変わるにつれて
    いろいろ議論されてきたと解説に書いてあった

    シェイクスピア読んでみようかな
    って人にお勧めできそう

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    2019年02月23日
  • シェイクスピア全集 ロミオとジュリエット

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    お話を知りたく、手に取りました。読んでいて、悲しいお話だなぁ、思ったのですが、お話の終わりに、カタルシスを感じ取りました。本を読んでみて、実際に、演劇鑑賞したい、と思いました。ありがとうございます。

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    2018年06月27日
  • シェイクスピア全集 リア王

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    戯曲
    かかった時間100分くらい?

    リアと3人の娘。もっとも愛する末娘のコーディリアはつつましく、2人の姉のように美辞麗句で父への愛を語らなかったために父の怒りをかう。領地と地位を与えられた2人の姉はしかし、王を冷遇し、忠臣やその家来、つまり「善き者」を追放する。王は失意のあまり狂気を帯び、のちにコーディリアと再会して許しを乞い、正気を取り戻したかに見えるが、そのコーディリアも心悪しき者の命令によって殺される。リア王も再び狂気の中で死ぬ。

    悲劇を成立させているものは、まず誠実な沈黙より美辞麗句を求める、賢人であるはずのリア王の愚かさ。これはもちろん老いに由来する。また、父の求めるものが分か

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    2018年04月22日