小田島雄志のレビュー一覧

  • シェイクスピア全集 ヴェニスの商人

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    シェイクスピアがユダヤ人に対するキリスト教の対し方を痛烈に皮肉っている様が私には強く感じられた。読む人によって思うことは違うのだろうなぁと考えるとなお面白い作品だなと思う。

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    2026年02月21日
  • シェイクスピア全集 リチャード二世

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    ネタバレ

    初めて読む作品。物語の展開が面白いですね(笑)どんどん裏切られたり、失敗したりするリチャードが少し気の毒な感じもする、最終的にはボリングブルックに王位をゆずらされ暗殺されるとは救いがない。史実に基づいてるから仕方ないけどボリングブルックはちょっと好きになれないキャラクターかな。一応ここから『リチャード3世』までは物語が続くみたいだから読んで行こう(笑)

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    2026年01月28日
  • シェイクスピア全集 十二夜

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    ネタバレ

    正門くんの舞台がチケット当たったので予習がてら、初シェイクスピア。悲劇が多いシェイクスピアだが、中でも十二夜は数少ない喜劇。生き別れた兄妹が再会するまで、妹ヴァイオラが男装して生きていく姿を描いている。登場人物の名前が覚えにくいのと、会話調で進んでいくのでややとっつきにくいが全体像は掴めた。

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    2025年12月05日
  • シェイクスピア全集 夏の夜の夢

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    映画鑑賞が趣味なので、シェイクスピアの名前は何度も聞いてきたが、作品自体ははじめて読んだ
    昔の作品すぎて、なんとなくとっつきにくい印象と舞台役者が神格化してる一種の宗教みたいなイメージがあって読む気がしなかったが、放送中のドラマがモチーフにしていたのでなんとなく読んでみた
    結論としては驚くくらい笑えて面白かった
    400年前に書かれたとは到底思えない 
    特にクライマックスの劇中劇をさらにメタ化する構造をこの時代に発明してたことに衝撃を受けた
    現代で作られている作品の元をたどれば、すべてシェイクスピアにつながるというのは本当なんだろうなと
    他の作品も読みたいと思わされる作品だった

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    2025年11月27日
  • シェイクスピア全集 夏の夜の夢

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    フジテレビで放送中のテレビドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(三谷幸喜, 2025)にはまり、購入。

    妖精の王オーベロン・女王タイテーニアの夫婦と、彼らの喧嘩に巻き込まれた人間たち——ハーミア・ライサンダー・ディミートリアス・ヘレナの4人と、ボトム——の小騒動。いたずらな魔法のせいであべこべのめちゃめちゃになり、しかし本人たちは大真面目で何も気付いていないというおかしみがいい。当人たちが真面目であればあるほどおもしろくなる、というコメディーの特徴を再認識した。

    個人的にほぼ初めてのシェイクスピア作品。本作のどこがどのように文学的に/演劇的に優れているか、といった分析や考察はまだできない。ただ、本作の「こいつら、ばかだなぁ」と感じさせるおかしみは何度でも味わいたくなる。

    ……もしかして『もしがく』の久部・リカ・蓬莱・樹里は、魔法のせいで恋に惑う本作の男女4人に相当する?

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    2025年11月06日
  • シェイクスピア全集 マクベス

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    読書会課題本。参加する予定はないものの、課題本になることで久しぶりに読み返してみたくなりました。今年上演された舞台でも、この翻訳が使われていると聞きます。

    改めて読み返して、人間の記憶の曖昧さに気づかされます。あの結末に至るまでの登場人物たちの行動や心理の変化を再確認することで、物語の奥行きを深く感じることができました。

    読書会では、本の内容を深く読み込むことを楽しむ方々が集まるかと思いますが、それぞれの視点や解釈がどのように語られるのか、想像するだけで興味をそそられます。

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    2025年09月18日
  • シェイクスピア全集 テンペスト

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    『獄中シェークスピア劇団』が『テンペスト』を下敷きにしていたけど、それ以前にもストーリーは知っていたような。読んだことがあったのかなかったのか。でも、復讐劇が下敷きにありながら、意外とゆるやかに赦しがおこなわれるんだなと思った。

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    2024年09月19日
  • シェイクスピア全集 テンペスト

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    キャリバンは酷いやつって客観的に思えるかもしれないけど、実際どうなんだろう。入植者がいる限り支配者は必ず出てくるよね…

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    2024年03月05日
  • シェイクスピア全集 ロミオとジュリエット

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    名高いシェイクスピアの傑作だが、原作を読むと長ったらしい台詞がうっとうしいったらありゃしない。これを、違和感なくしゃべる役者さんは偉い。

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    2023年11月11日
  • シェイクスピア全集 十二夜

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    船の難破に合ったオリヴィアは男装し、公爵オーシーノーの元に従者として仕える。男装の身であるにも関わらず公爵に恋してしまう。

    その公爵は伯爵嬢ヴァイオラに恋するが相手にされず、オリヴィアを使者に差し向ける。しかし、そのオリヴィアにヴァイオラが恋してしまう。

    恋の矢印が向いていることに気が付かない男公爵と、
    男(男装)の身でありながら男に惚れてしまった女と、
    女(男装)に惚れしまった女の三角関係が始まる。

    そこに難破で亡くなったと思われていたオリヴィアの兄セバスチャンが登場。
    男装したオリヴィアに瓜二つのその兄がヴァイオラと結婚、オリヴィアは女性の姿に戻ることが叶い公爵オーシーノーと結婚。

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    2023年08月27日
  • シェイクスピア全集 ヴェニスの商人

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    ネタバレ

    シェイクスピアの喜劇?
    なんとなくのあらすじは知っていたが、ずっとタイトルのヴェニスの商人が悪者役かと思っていた。

    借金の抵当に肉1ポンドという発想が面白い。そして、解決方法は、血を一滴も流さずにというこれまた面白いトンチのような理論。

    ただこの理論で言い負かすのがポーシャなので、いまいちカタルシス的には物足りない。
    ヴェニスの商人、アントーニオが解決していればもっとスカッとする話になった気がする。
    後で書くように、シャイロックが可哀想に感じる理由に、アントーニオという当事者が裁きを下したのではなく、ある意味部外者が裁きを下してしまったところにもあると思う。

    シャイロックに同情してしまう。
    確かにシャイロックも慈悲がなく金に汚い人間ではあったが、あまりにも可哀想。
    金も肉も一切受け取れないばかりか、むしろ財産を奪われる始末。娘にも金を持って家出され、散々な目に。
    時代なのかユダヤ蔑視が凄まじい。セリフの言い回しが面白いだけにことさら。

    ヴェニスの商人であるアントーニオの友情の厚さは素晴らしく、最終的にシャイロックに慈悲を与えるのも優しい(?)が、キリスト教への改宗を条件にしたり、基本上から目線だったりと、現代の西洋人にも目につくような、キリスト教的傲慢さが垣間見える。

    面白いセリフがたくさん。聖書でもそうだが、例えが上手く面白い。
    勉強になる。

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    2023年01月15日
  • シェイクスピア全集 ハムレット

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    小田島雄志訳。あまりにも有名な「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」の箇所は、訳者の新しい解釈だそうだ。自分的には、小田島訳の方がしっくりきた。
    初見だが物語として面白く読めた。確かに結末は悲劇なんだけど、狂人を装ったハムレットの皮肉たっぷりの台詞などニヤリとする場面も多い。
    芝居で見たくなる。

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    2022年09月23日
  • シェイクスピア全集 ロミオとジュリエット

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    シェイクスピアの恋愛悲劇。若い恋人たちが、家同士の争いという当時の社会障壁をはねのけて愛を成就させようとする物語。何度も映画化されているお馴染みのストーリーで、映画ではオリビア・ハッセーが演じたジュリエットが憧れでした。自分も若かった。

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    2022年04月15日
  • シェイクスピア全集 マクベス

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    ネタバレ

    とても面白かった。
    古典というとテンプレートなキャラクター設定のイメージがあったけど、良い人が悪事に手を染め転落し狂う様、野心家のマクベス夫人が王殺しを迷いなく積極的に勧めるのも、意外性があって面白かった。
    最後、王の息子が王位に戻ると思われるも、魔女のお告げでは最後はバンクォーの息子が王座に着く。この後も血みどろの争いが続くと匂わせる終わり方も良かった。

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    2021年12月21日
  • シェイクスピア全集 ハムレット

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    ハムレットの"狂気"がきっかけとなり色んな人が死んでいって、(元はといえば弟=現国王が悪い?んだけど)、最後は大切な人たちもみんな死んでしまって、めちゃくちゃかなしいなと思った。

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    2021年06月19日
  • シェイクスピア全集 マクベス

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    非常に面白かった。シェイクスピアは、いろいろなところから題材のネタを引っ張ってきている。つまりそれがパクリと言えばパクリなんだが、彼の能力はその脚色能力にあると感じた。事実であるとか、伝承されている物語を、魅力的な戯曲に仕立て上げる
    舞台の上で演じられる物語ではあるが、映画的でもある。

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    2021年05月25日
  • シェイクスピア全集 ハムレット

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    誰もが知っている古典だが、日本人はあまり読んでいないと感じる。
    かくいう自分も何度か読んだが全然頭に入ってこなかった。戯曲に触れることが少ないからだろう。
    その点、小田島雄志役は読みやすい。
    他の戯曲も読んでみよう。

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    2021年05月04日
  • シェイクスピア全集 オセロー

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    嫉妬という人間が持ち合わせている感情の恐ろしさを体感させられた。

    英語の先生にシェイクスピアを読むなら小田島雄志訳のを読むべきと言われ、それ以来全部小田島雄志訳で揃えている。

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    2021年03月10日
  • シェイクスピア全集 ジュリアス・シーザー

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    『ローマ人の物語』の該当巻を読んだ後でこれを読むと、シーザーやブルータスのイメージはこれに引っ張られてたんだなーということが、よくわかりますね。

    ところで、「あの気高いおからだも悲しみにあふれる杯だ」というセリフがありますが、もしやもしや、高橋和巳『悲の器』はここから…??今更だけど。でもまだ誰も指摘してなかったら大発見かも⁈ ( たぶんそんなことはないね)

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    2021年01月27日
  • シェイクスピア全集 じゃじゃ馬ならし

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    シェイクスピアの喜劇。所々の言葉遊びがとても楽しくて、日本語訳の方が翻訳にこだわっていらっしゃるのがよく伝わってきました。日本語でも十分楽しめます。
    男性が上、女性が下というのはたしかに今の時代からみると受け入れ難い価値観ですが、それだけで読むのをやめるのはもったいない。二つのメインの恋の行方の対比は考えさせられるところがあります。解説を読むと当時の時代感やその後の評価の変遷がわかり、より楽しめました。

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    2020年11月13日