スティーヴン・ハンターのレビュー一覧
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試し読み
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Posted by ブクログ
スティーヴン・ハンター『フロント・サイト 1 シティ・オブ・ミート』扶桑社ミステリー。
2024年12月末、行き付けの書店に行くとネットの新刊案内には一切情報が無かったのに、新刊コーナーにいきなりスティーヴン・ハンターの新刊が2冊並んでいたので驚いた。
スワガー・サーガ中篇三部作の第一部となる本作と第二部の『フロント・サイト 2 ジョニー・チューズデイ』が同時に刊行されたのだ。そして、第三部の『フロント・サイト 3 ファイヴ・ドールズ』も近刊予告となっている。
さらに驚いたのは、第一部の主人公がボブ・リー・スワガーの祖父であるチャールズ・F・スワガーで、第二部ではボブ・リー・スワガーの父 -
Posted by ブクログ
ダーティホワイトボーイズを読みラマーのことに強く興味が湧いているところにこの物語。とても面白い。ボブリーの父の物語と交錯しながら話は進んでいくが、アールの最後はきつい。というのがこの物語の感想ではあるが、それとは別な観点での楽しみで、着々と悪役が台頭してきて真相が少しずつ明らかになっていく中で、ボブリースワガーさんがいつ鬼畜の如く(悪役がドン引きする)くらい暴れ出すか楽しみでならない。多分、今度は俺がやる番だ的な発言があったから下巻で炸裂すると思うとワクワクが止まらない。前作もそこからそこまでやる?ってくらい徹底的だった。多分殺られる面子も豪華に紹介されてたし。
ドウェインのとぼけたキャラも -
Posted by ブクログ
最初はラマーのことが酷いやつと思っていたのに、途中から偉大な男を見るようになっていた。ラストでそれがピークになった。
700ページくらいあるけどバドの壮大な不倫の物語と思うほど40代の男の心情がいっぱい書かれていてリアルすぎて少しへこんだ。ラマーの影が途中から薄くなる。すけべ親父のバド。途中このままバドの不倫相手をラマが殺して一件落着みたいになったらどうしようと思ったけどそうならずに男のケジメを付ける感じになって良かった。
結構シリアスな場面でちょこちょこふざけたジョークが入ってきてそこも面白い。
スワガーのことが数行書かれていたのでこの後のシリーズでどういう風に書かれてくるのかそこも楽 -
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
さすが、スティーブン。
シンクロする現在過去
を交互に場面転換して、
ひとつのシーンを視点
を変えて輪唱すること
で、
複雑なプロットを無理
なく理解させます。
美貌の狙撃手と彼女を
助ける男たち。
その並み居る魅力的な
登場人物たちの個性。
第二次大戦の東部戦線
における惨たる戦場の
数々。
闇のなかで蠢く現代の
国際テロ。
そして最後に待つ最高
のロマンス。
おもちゃ箱をひっくり
返したような内容を、
全く散らかすことなく
感動的なラストに収斂
させる筆致は、
世界的ベストセラーの
なせる技ですね。
捕虜と敵軍将校として
出会うミリとカール。
そこで交わされたごく -
Posted by ブクログ
スティーヴン・ハンター『囚われのスナイパー(下)』扶桑社ミステリー。
スワガー・シリーズの第16作。
ボブ・リー・スワガー死すという衝撃の描写。まさか……
やはり本作でもボブ・リーの活劇が描かれる。74歳の車椅子に乗ったボブ・リーが5人の凶悪犯罪者たちと真っ向勝負を演ずるのだ。
ハイウェイで銃撃戦の末、警察官を死に至らしめて逮捕されたヴァハら5人の犯罪者たちはエイダ郡拘置所に収監されるが、一瞬の隙を見て脱獄する。彼らはあろうことかボブ・リーの公聴会が開催されていたアイダホ州ボイシのフランク・チャーチ・ハイスクール講堂を襲撃する。
車椅子の74歳の老英雄、ボブ・リー・スワガーは、自らの