スティーヴン・ハンターのレビュー一覧

  • 狩りのとき(下)

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    この五つ星は「極大射程」に始まるスワガーシリーズに進呈。

    日本での紹介1作目は「ダーティホワイトボーイズ」だった。ミステリーランキングで評判がいいので買ってはいたけどさほど好みとは思わずほったらかしていた。何となく読んでこりゃ面白いと調べてみた書評サイト、よくぞまあ茶木さん「順番通りに読むべき」とすすめてくれた事よ!シリーズ1作目「極大射程」にひっくり返った。海兵隊のスナイパーが主人公?私には関係ないわと思いこんでいたお馬鹿さん。でもその時読まなかったおかげで本来の発表順で読めたことがこの上なくありがたい。

    主人公をはじめとする人物造型がすばらしい。時間が行き来する凝ったプロットなのに読み

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    2013年03月11日
  • 狩りのとき(上)

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    スリリングであっと驚く展開。またも期待を裏切らないストーリー。文字なのに頭の中のスクリーンに勝手に映画が投影されていました。ボブ・リー・スワガーのシリーズをもっと沢山書いてくれないかな。

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    2009年10月04日
  • フロント・サイト1 シティ・オブ・ミート

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     表紙が格好いい。本文に主人公チャールズ・スワガーのいでたちの描写があるが、この表紙に勝るものはないだろう。

     シカゴにある屠畜場で発生した事件を契機にチャールズ・スワガーが捜査に乗り出す。屠畜に使用される薬品がナイトトリップと呼ばれるドラッグとして不正に流出し、チャールズが関係した事件をはじめ数件の殺人事件に関与しているとのこと。人種差別があることが当たり前の社会で黒人警官と協力し事件解決にあたる、ハードボイルド活劇だ。

     スワガー家3代に渡る武勇伝の第1部、このチャールズにして、次代のアール、そしてボブ・リーにつながる活劇を大いに楽しもう。

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    2025年06月19日
  • 極大射程(下)

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    ネタバレ

    大事なエピソードは残しつつも、映画では登場人物の役割が変わっていたことがわかり、スッキリ。映画化ってそういうもんだもんね。

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    2025年04月27日
  • 真夜中のデッド・リミット(下)

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    巨匠S・ハンター初期の作品「真夜中のデッド・リミット」再読。--武装集団に占拠された山中深くの核ミサイル発射基地。発射を阻止するためには、難航不落な基地に潜入するしかない-- 90年初版なのに圧倒的なスピード感と面白さ。話が安っぽくならないのはキャラクターに深みがあるから。拍手!

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    2025年03月21日
  • デッド・ゼロ一撃必殺(下)

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    ボブリースワガーとレイクルーズの無双という感じではなくみんなで推理をしながら事件を解決していく流れで、自分的にはもの足りななさを感じた。ボブに仕掛けられた発信器はちゃんと気づいてた笑

    レイクルーズの今後とお爺さんになったスワガーの絡みがどうなっていくのか。

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    2025年03月09日
  • デッド・ゼロ一撃必殺(上)

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    ボブがいいようにやられているのが少し残念。追跡カードはこの際最後まで気づかないで敵をやっつけてしまう展開に一票。
    レイクルーズとボブの絡みが楽しみなのとボブがもう少し反撃することに後半期待。

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    2025年03月07日
  • 四十七人目の男(下)

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    極大射程でボブリースワガーの事が強烈にカッコよく描かれていて名作ですぐファンになった。そんなボブリースワガーのファンだったらまあまあと思って読めると思う。これが初めて読むスワガーシリーズだったらどうかと思う。

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    2025年02月17日
  • 悪徳の都(下)

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    最後の方で親父が水を得た魚のようにいきいきした殺人マシーンになってて、ちょっと引いた笑。
    奥さんも子供のことも全部そっちのけ。
    オウニーもウガアアーッてどんな叫びだよッてなって面白い。
    でも最後ちゃんと帰ってきてて仕事が早い笑

    フレンチーショートがこの後どうなっていくのか気になり、ボブリーを起点として現在読み進めているけれど、今後それがどうなって行くのか楽しみだ。


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    2025年01月04日
  • 悪徳の都(上)

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    親子揃って戦闘マシーンだな。どちらというと父親(アール)の方が狂っている気がする。だって最初は指示して遠目から見守っていたけど、我慢できないから何かと理由つけて戦闘に行ってめっちゃ充実感味わっている風だからね。

    そういう戦闘へ行く理由が色々ありそうで下巻が楽しみだ。

    しかしこれだけの親父が未来ではあんな終わり方かあと思うと切ない。

    フレンチーショートさんが好きだなぁ。謎が多いし他作品での絡みもありそうで。

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    2024年12月24日
  • ブラックライト(下)

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    とても衝撃的な終わり方で驚いた。

    上巻でスワガーさんの大暴れを期待したけど、あんまりならずということで星4。
    ただ色々な心理描写が事細かく書かれていて面白い。登場人物の背景をしっかり理解すればもっと面白いと思うけど先が気になって何となく最後までいってしまった。

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    2024年12月02日
  • 極大射程(下)

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    ネタバレ

    上下巻で読み応えあり。
    あまり出回ってなくて、メルカリで手に入れました。

    映画の「シューター」の原作で映画の方を先に観ました。アメリカをこよなく愛す、孤独な男の生き様というストーリーで、様々な伏線の中に男のロマンあり、様々な愛の形がありアメリカが一番元気で強かった時代を強く感じた。
    シリーズものなので、この後も読んでみたいエンタメ作品。

    敵対するものを対決し終わり・・と思いきや、法廷で決着をつけるというその時点から仕掛けていたのかという意外な終わり方で、法的にも完璧。

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    2024年08月13日
  • Gマン 宿命の銃弾(下)

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    カッコいい。
    男の中の男ですね。
    ラストに向けてのリズムの付け方がうまい。
    徐々に激しく入れ替わる、現代と過去の話に
    一気に引き込まれました。

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    2024年07月19日
  • スナイパーの誇り(上)

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    大戦時のウクライナを
    舞台に、

    パルチザンとして独軍
    と闘った女性狙撃手の
    物語。

    戦争に家族を奪われて
    祖国からも裏切られた
    孤高の魔女。

    彼女の足跡を辿る現代
    の主人公たち。

    時代を超えて暗躍する
    闇。

    銃器の蘊蓄は難しくて
    ついていけませんが、

    硝煙が立ち昇る戦場の
    描写がリアルで迫力が
    あります。

    これは下巻も楽しみ♪

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    2023年09月08日
  • ダーティホワイトボーイズ

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    ネタバレ

    最初全然面白くなかったけどバドが車のタイヤ痕調査で家に行ったあたりからかなりおもしろい。そこからは続き気になって一気に読んじゃった。描写がかなり生々しくてつらいとこもある。リチャードが第二のラマーになっちゃった。こいつ出所したら大変だ。

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    2023年03月28日
  • 囚われのスナイパー(下)

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     “やられた”かと思ったスワガーだが、そうではなかった。

     ここからは敵味方にかかわらず、タクティカルメソッドに精通し、実践できたものが生き残るサバイバルタイムだ。そのやり取りの一つ一つがスリルに満ちて面白い。犯行を取り巻くFBIオフィサーの現場の状況も面白かった。

     物語の終盤まで面白い活劇でした。

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    2022年07月16日
  • 囚われのスナイパー(上)

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    ネタバレ

     伝説のスナイパー、ボブ・リー・スワガーが前回の戦いに勝利したが、議会の公聴会に呼ばれ訴追の恐れが出てきた。最近の過剰なコンプライアンス感覚にアイロニーを織り交ぜながら、物語は進行する。このまま彼は収監されるのか?これが『囚われ』の意味か?

     並行してラフオペレーションが進行する。麻薬を運ぶトラックが強奪された末の、組織暴力の覇権抗争だ。

     上巻の終盤、だしぬけに並行する二つの物語が衝突し、一つのストーリーに収斂する。ザ・スナイパー、ボブ・リー・スワガーが囚われの身に陥ったのだ。
    と、ここまでが上巻。

     男前な価値観のもと、みんな待ってたぜ!ボブ・リー!

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    2022年07月01日
  • 極大射程(上)

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    かなり読み応えのある作品だが、ハードボイルドの雰囲気と戦争モノの緊張感、謎解きのミステリ要素もあり当時のランキングに挙げられたことも納得の内容。

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    2022年05月06日
  • ベイジルの戦争

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     かつてパソコン通信で冒険小説フォーラムを運営していた頃、極めて人気の高かったスティーヴン・ハンター。作家歴は長く、数々の話題作を提供してくれ、とりわけアール・スワガー、とその息子のスナイパーであるボブ・リー・スワガーという二人の主人公による、二つの時代に物語を紡いできた力業は、未だに忘れ難い印象を残す。

     本編は、珍しく長編小説にしては短く、スピーディで、しかもテンポの良い独特の面白さを持ったもので、これまでのハンター作品の重厚さに対し、第二次世界大戦下の工作員の物語であるにも関わらず、どこか軽妙でリズミカル、かつスピーディな展開を見せる。

     英国工作員ベイジルを送り出す側の言わば<承前

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    2021年10月26日
  • ベイジルの戦争

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    スティーヴン・ハンター『ベイジルの戦争』扶桑社ミステリー。

    スティーヴン・ハンターの新作はスワガー・シリーズではなく、どこかユーモラスな雰囲気もある1943年の戦時中のヨーロッパを舞台にしたスパイ冒険活劇小説だった。

    冒頭に描かれた主人公が少し緩い感じで一抹の不安を覚えたが、次第にエージェントとしての凄腕を発揮する。初期作品の『真夜中のデッドリミット』のような感じの作品であった。しかし、オチがあるのはどうかな。

    主人公の英国陸軍特殊作戦執行部のエージェント、ベイジル・セントフローリアンは、無類の酒好き、女好きだが、任務に当たらせれば並ぶ者のない凄腕だった。軍部に緊急招集されたベイジルは、

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    2021年08月05日