スティーヴン・ハンターのレビュー一覧
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この五つ星は「極大射程」に始まるスワガーシリーズに進呈。
日本での紹介1作目は「ダーティホワイトボーイズ」だった。ミステリーランキングで評判がいいので買ってはいたけどさほど好みとは思わずほったらかしていた。何となく読んでこりゃ面白いと調べてみた書評サイト、よくぞまあ茶木さん「順番通りに読むべき」とすすめてくれた事よ!シリーズ1作目「極大射程」にひっくり返った。海兵隊のスナイパーが主人公?私には関係ないわと思いこんでいたお馬鹿さん。でもその時読まなかったおかげで本来の発表順で読めたことがこの上なくありがたい。
主人公をはじめとする人物造型がすばらしい。時間が行き来する凝ったプロットなのに読みやすく、先へ先へと誘われる。読書の至福ってこういう事だよね。
この最終作の解説者が書いていた、これは銃礼賛の書ではなく銃への挽歌だというくだりに深く頷いてしまった。「戦争」「軍隊」「銃」を書いてこれほどにフラットな(思想性を排した)まなざしをもてることに驚嘆した。
登場人物が皆ストーリーのために存在しているのではない輝きを放っている。とりわけ本書のダニー・フェン、まぶしいほどの若さそのもの、第1作ですでに死んでいると知っているのに、息を詰めて運命への道を追ってしまう。シリーズを最初からもう1回読むのも楽しみ。まぎれもなく傑作。 -
Posted by ブクログ
狙撃手一家シリーズの祖父の話。
1944年海兵隊軍曹であるアール・スワガーは太平洋での激戦の後、ヨーロッパ戦線の膠着を解消すべく招聘された。
命令の概要は陸軍”少佐”としてヨーロッパの戦略事務局に入り込み、「銃弾の庭」と呼ばれる場での戦場の攻略を成し遂げること。
戦場はフランスの開けた郊外であり、長い前線が構築されているものの斥候偵察に出た部隊が軒並み、狙撃手に倒されており、その狙撃手を倒さないことには戦略的行動に移れないという事だった。
かくして狙撃手狩りがはじまった。
いつものスワガーシリーズと同じく銃器の説明は過剰なほど多いものの、ストーリーはテンポよく進み、話も壮大なので面白かった。 -
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プロローグ
舞台は、1934年のシカゴ
そう、長らく続いた禁酒法から解放された翌年だ
その禁酒法時代に暗躍した希代のマフィアのドン
“アル・カポネ”はもうアルカトラズの刑務所だ
その絶対的存在がいなくなり、無法地帯化した
このシカゴに、ある漢が舞い降りる
その名も“チャールズ・スワガー”降臨だ!
本章
『フロント・サイト1』“City of Meat”★4
言わずとしれた、スワガーサーガの最新作
今回は、そう、あの『極大射程』の主人公である
ボブ・リー・スワガーの祖父である、チャールズ・スワガーが主人公である
30年代のアメリカを舞台にした、ノワールと適度にガンアクションが散りばめられた、極上のガンアクションミステリー
名手スティーヴン・ハンターが描く祖父、父、息子3世代の壮大な物語に小躍りを隠せない己がいた
エピローグ
にしてもだ、
恐らくアメリカで最も有名であろうスナイパーの
スワガー・シリーズ!
発売後1年が過ぎ、レビューが私で3件目というのは
甚だ寂しい限りである
今後も応援しなければ!!!
そう思った
そして、次はボブ・リー・スワガーの父である
アール・スワガーが主人公の
『フロント・サイト2』“JohnnyTuesday”だ!!!
完
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Posted by ブクログ
表紙が格好いい。本文に主人公チャールズ・スワガーのいでたちの描写があるが、この表紙に勝るものはないだろう。
シカゴにある屠畜場で発生した事件を契機にチャールズ・スワガーが捜査に乗り出す。屠畜に使用される薬品がナイトトリップと呼ばれるドラッグとして不正に流出し、チャールズが関係した事件をはじめ数件の殺人事件に関与しているとのこと。人種差別があることが当たり前の社会で黒人警官と協力し事件解決にあたる、ハードボイルド活劇だ。
スワガー家3代に渡る武勇伝の第1部、このチャールズにして、次代のアール、そしてボブ・リーにつながる活劇を大いに楽しもう。