スティーヴン・ハンターのレビュー一覧

  • スナイパーの誇り(上)

    Posted by ブクログ

     前作『第三の銃弾』でダラスを舞台にJFK暗殺の可能性としての新説を試みたハンターという作家。狩猟を趣味とし銃器に造詣が深い作家ということでオリジナルな道を歩んでいる昨今であるが、そもそもが傑作『真夜中のデッド・リミット』に代表されるような本質的には冒険小説作家である。強い権力に反発し、弱く、庶民の側であり、無名のヒーローに、命がけの活躍物語を与えることを得意とするのがハンターの神髄であると、ぼくは見ている。

     ボブ・リー・スワガーが名うての射撃手としてベトナム戦争を闘ったが、今では作者の分身のように60歳後半の老境でありながら、老いに逆らい今でも好んで冒険を求めて、歴史の謎に迫ってゆく。今

    0
    2015年02月02日
  • 極大射程(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公は退役した海兵隊員、ベトナム戦争の英雄ボブ・リー・スワガー。銃を持てば右に出るものなしの天才スナイパーです。
    巧妙な罠に嵌ってしまったボブの戦闘を描く、いかにもアメリカ的な、ハリウッド映画さながらのアクション小説。

    が、そんじゃそこらのよくあるアメリカンヒーロー物と一緒にしちゃあいけません。
    ボブの老練の渋さに痺れて一気読み間違いなしの超ド級のおもしろさ。
    高度な頭脳戦も繰り広げられ、単純なドンパチ物ではないのです。

    そして、これは徹頭徹尾「銃」の物語でもありました。

    銃というものがこれほどまでに哲学的に描かれているのには驚きました。
    銃についての薀蓄が満載で分からないながらも楽し

    0
    2014年11月26日
  • ダーティホワイトボーイズ

    Posted by ブクログ

    ボブ・リー・スワガーシリーズの第二作。といってもボブ・リーは登場せず。まあ、関係は次作をお楽しみにということのようだ。
    登場する悪漢が何とも凄まじいワルなのだが、これが家族愛に満ちた人物だったりする。登場人物の殆どが家族に関する問題を抱えている、まさに家族がテーマなのだ。とはいえスピード感あふれる筆致は前作同様迫力がある。翻訳のまずさが指摘されているが、私はさほど気にならなかった。

    0
    2014年06月29日
  • 黄昏の狙撃手(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ボブ・リー・スワガーシリーズの第4作。
    麻薬組織を追っていた新聞記者であるボブの長女、ニッキが何者かに襲われる。昏睡状態の娘に変わって事件の謎を追うボブ。いつもの銃器に加えて今回はカーアクションの要素も加わって、マッチョな男たちの好きなアイテム勢揃い。奇妙な犯罪者一族と殺し屋、姿を見せない麻薬組織。あいかわらずのパターンながら楽しませてくれる。

    0
    2014年03月27日
  • 蘇えるスナイパー(上)

    Posted by ブクログ

    ひさしぶりに読むボブ・リー・スワガーシリーズ。年老いたボブだが新たに洞察力や推理力を備えて私立探偵のような要素が加わってきた。その分アクションシーンは減ったものの、クライマックスに向けて盛り上げ方は一級品。楽しく一気に読んでしまいます。

    0
    2014年03月27日
  • 第三の銃弾(上)

    Posted by ブクログ

    久しぶりに硬派な出だし。
    傑作「極大射程」の登場人物が出てくるだけでゾクゾクする。「47人目の男」以来の低空飛行も遂に終わりか?!
    下巻に続く!

    0
    2014年03月14日
  • 第三の銃弾(下)

    Posted by ブクログ

    ボブ、ますます歳とったが、最近では一番らしく活躍している。
    極大射程とつながるとは!
    ハンターの謎解きも見事。
    さて、ほれでJFK暗殺事件の概要は頭に入ったので、続いてキングのJFKものにとりかかる。それにしても毎度のことながらキングは分厚いね〜。

    0
    2014年03月02日
  • 極大射程(下)

    Posted by ブクログ

    ボブ・リー・スワガーサーガの第1弾。決してスピード感があるとも思えないし、見せ場にしてもなんだかあっさり済んでしまう感じを受ける。ただそれがかえって作品に厚みのようなものを与えている。何というか、淡々と描きながらも、重厚さや精密さなどを感じられる。へんにごてごて描かない所にボブの性格をよく感じる。最後の法廷のシーンも無駄な描写がなくかえって臨場感があってよかった。この先このシリーズどうなるかが楽しみだ。

    0
    2014年01月24日
  • 悪徳の都(上)

    Posted by ブクログ

    「極大射程」の主人公ボブ・リー・スワガーの父のアール・スワガーの物語。ハンターの物語は、大河小説のようです。

    さて、小説の舞台は実在の事件をもとに書かれていますが、随所に作家のアメリカンダンディズムが色濃く出てます。

    中味には関係ないが、第一刷は随所に誤植があり、珍しい・・・

    0
    2014年01月18日
  • 悪徳の都(下)

    Posted by ブクログ

    下巻には、息つく間もないほどのどんでん返しがいくつも仕掛けられていて、作者の構成力が巧みなことに改めて感心する。

    極大射程のラストと似たような設定シーンには、ネタ切れ感はありますが、それでも活劇としては、いい出来です。

    0
    2014年01月18日
  • 第三の銃弾(下)

    Posted by ブクログ

    今回も相変わらずカッコ良い、主人公。どんな相手も狩ってしまう、ボブザネイラー。
    男の子なら確実に心惹かれます。

    0
    2014年01月01日
  • 蘇えるスナイパー(上)

    Posted by ブクログ

    まだまだ感は強いが本道に立ち返って来た感じかな。スワガーらしい強引さが足りていないが前作の正義のヒーローなスワガーでは無く。。。だけど初期の泥臭さが感じづらいんだよな。それでも大分良い。後編に期待。

    0
    2013年12月29日
  • 第三の銃弾(上)

    Posted by ブクログ

    ケネディ大統領暗殺の謎をとく、ボブリースワガー。
    大好きなシリーズ、大好きな主人公だけに、これは反則です。

    0
    2013年12月27日
  • 第三の銃弾(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ボブ・リー・スワガーの最新作は、何とJFK暗殺の謎に迫ります。
    何で今更JFKなのかというと、今年は暗殺後50周年だから、ということのようです。
    日本人にとってはあまりピンと来ない事件でしたが、アメリカ人にとってはトラウマとも言える出来事だったのでしょう。
    丁度日本人にとっての赤穂浪士討ち入りのようなものでしょうか。
    (そういえばスワガー・シリーズには赤穂浪士を題材にしたような作品もありましたw)

    実は本作の大きな部分を、暗殺の真犯人の独白手記が占めます。
    謎を犯人自らがバラすのってミステリとしてどうよ?と思って、前編を読んだ時点での星は2つにしました。

    しかし後編になると真犯人vsボブの

    0
    2014年04月08日
  • 極大射程(下)

    Posted by ブクログ

    ライフル射撃のレジェンド、ボブ・リー・スワガー・シリーズの第一作。これ草食男子ならずとも憧れる男像では。作品で描かれるような窮地にはたいていは出会わないと思うけど人生の窮地にはいつかだれしも遭遇するわけでその時に自分のオトコが試されるのも事実。そんな時にスワガーを思い出せると頑張れるかもって一冊です。

    0
    2013年08月14日
  • 極大射程(上)

    Posted by ブクログ

    ライフル射撃のレジェンド、ボブ・リー・スワガー・シリーズの第一作。これ草食男子ならずとも憧れる男像では。作品で描かれるような窮地にはたいていは出会わないと思うけど人生の窮地にはいつかだれしも遭遇するわけでその時に自分のオトコが試されるのも事実。そんな時にスワガーを思い出せると頑張れるかもって一冊です。

    0
    2013年08月14日
  • ソフト・ターゲット(下)

    Posted by ブクログ

    面白い!でもやっぱりダイハードの二番煎じ。作者自ら最後の銃撃戦の舞台に事もあろうに「ダイハード」上映中の劇場を選んでるんだから、これはもう確信犯ですね。コンパクトに話はまとまってるけど、爽快感は少し落ちる。最近年に一作は新作が出てる様な気がするが東野圭吾と同様、そんなにたくさん書かなくてもいいのでは?

    0
    2013年02月26日
  • ソフト・ターゲット(上)

    Posted by ブクログ

    スティーヴンハンター待望の新作。前作で突然出てきたスワガーの息子が主人公、スワガー本人は留守番電話でしか登場しない。突然テロリストに占拠されたショッピングモールに偶然居合わせた元海兵隊員が・・・。沈黙の○○シリーズやダイハードシリーズそのまんま。いいのか、こんな安易な設定?マクレーンでもボブリースワガーでも誰でもいいんじゃないの?いくらでも続編かけるやん!下巻に続く。

    0
    2013年02月25日
  • ソフト・ターゲット(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    スナイパー小説の巨匠スティーブン・ハンターの最新作。伝説の老スナイパー(になっちゃった)ボブ・リー・スワガーの血を受け継ぐ海兵隊上がりの男レイ・クルーズが登場。テロリスト風の男たちに占拠されたショッピングモールに居合わせてしまうあたり、「ダイ・ハード」的な展開。犯人たちの正体が分からぬまま、孤立無援の戦いが始まる…。

    0
    2013年01月04日
  • ソフト・ターゲット(下)

    Posted by ブクログ

    大型ショッピングパークを襲い、客を人質として立て篭もったテロリスト達に、たまたま居合わせた元海兵隊の主人公が立ち向かう・・・・・・・・という、どっかで聞いたようなシチュエーション。
    まー、よくある話だしな、と思っていたら、最後の方で某映画自体がネタとして出てくる、確信犯的なストーリー(笑)

    今回ボブ・リー御大は登場しないのですが、展開が早くアクションシーンが多いので、上下2巻もあっという間に読破できるほど面白いです。

    ちなみにこの物語の教訓は、FPSゲームはほどほどにしましょうね、ということですかね。

    0
    2012年12月10日