スティーヴン・ハンターのレビュー一覧

  • スナイパーの誇り(上)

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    ボブ・リー・スワガー・シリーズの第9作。冒頭から自然と物語に引き込まれた。

    自宅の農場でロッキングチェアで暇を持て余していた68歳のボブ・リーの興味を惹いたのは、1944年に忽然と記録から消えたソ連の女性スナイパーだった。ボブ・リーはモスクワへ飛び、ワシントン・ポスト紙のキャシー・ライリーとその女性スナイパー、リュドミラ・ペトコフの謎を追うのだが…突然、ボブ・リーらを襲う謎の男たち…

    1944年と70年後の現代が交互に描かれ、読者はボブ・リーに先駆け1944年の事実を少しずつ知る事になる面白い構成。幕間として描かれている描写は、この先、物語にどう繋がるのか…

    今回もスティーヴン・ハンター

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    2014年12月28日
  • 第三の銃弾(下)

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    JFKの暗殺を背景にしたストーリーだが、ハンターの名作、極大射程の続編だった。偶然に極大射程だけはつい最近読んでいたので、入りやすかった。銃に関連することから、暗殺に新たな解釈を加えている。そして最後は暗殺だけではないストーリー付きで、よく考えられている話。JFK暗殺に興味を持ったので、別のJFK物も続いて読むことにした。

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    2014年09月06日
  • 第三の銃弾(上)

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    JFKの暗殺を背景にしたストーリーだが、ハンターの名作、極大射程の続編だった。偶然に極大射程だけはつい最近読んでいたので、入りやすかった。銃に関連することから、暗殺に新たな解釈を加えている。そして最後は暗殺だけではないストーリー付きで、よく考えられている話。

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    2014年09月06日
  • ブラックライト(下)

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    ボブ・リー・スワガーシリーズの第3作。ボブ・リーが全く登場しない前作「ダーティー・ホワイト・ボーイズ」が本作の序章に過ぎなかったことがわかった。また、前作の表題の意味が本作を読んでようやくわかった。それにしても、よく練られたプロットであり、人物造型も申し分ないと思う。多々指摘されている翻訳の問題も自分は気にならなかった。前作の読者は本作は必須だと思うし、本作を読むにあたっては前作を先に読むことをお勧めする。

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    2014年07月12日
  • 第三の銃弾(上)

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     今になってJFK? ダラスの熱い一日の事件を今になって、さらに新たに新解釈で小説化できるものだろうか?

     そんな疑問で本書を首を捻りながら手に取る読者は多いだろう。そうした懐疑的な多くの視線を切り裂いて、スナイパー小説の第一人者である巨匠スティーブン・ハンターが、アメリカ最大の事件に対し真っ向ストレート勝負を試みた。

     その志もあっぱれだが、その切り口もこんなにも鮮やかだとは、誰に予想できたろうか。ここのところ、失礼ながら鳴かず飛ばずのボブ・リー・スワガー・シリーズで、スナイパー小説の王道から逸れたような作品を書いていたこの作家が、こんなにも原点に立ち戻って、しかもあの傑作『極大射程』の

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    2014年06月18日
  • 極大射程(下)

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    徐々にストーリー展開が早くなって、引き込まれていった。(8月のお盆休みに)映画も見た。本を読んだ時のイメージしていたものとは明らかに場所の設定が違っていたので、多少違和感を感じたところもあったが、最後は本と同じような感情にしてくれた。映画化された本を読む気になった。

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    2014年08月12日
  • 第三の銃弾(下)

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    ボブ・ザ・ネイラーシリーズ最新作。
    シリーズ最高傑作!「極大射程」を超えた!は明らかに言い過ぎ。「極大射程」の20年後の世界、且つ「極大射程」におけるボブの立ち位置を上手に、本当に上手いことJFK暗殺事件にはめ込んで、ザプルーダーフィルムやウォーレン委員会でよく知られた事実を元に作者の想像(創造?)を重ねて1級のサスペンスに仕上げています。
    上巻の終わり近く、ボブの決め台詞「狩りの時間だ。」が出てくるとゾクゾクします。
    徐々に謎を解き明かし核心に近づいていくボブ、ラスボスはボブを「最期の地」に誘い込もうとする。
    そして罠にはまったと思いきや。
    またもや丘の頂からボブ・ザ・ネイラーの大反撃が始ま

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    2014年03月19日
  • 極大射程(下)

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    ベトナム戦争の英雄で伝説的な狙撃手だったボブ・リー・スワガーシリーズ第一作目。
    陰謀に巻き込まれ窮地に陥りながらも反撃にでる。
    終始一貫してボブの男の美学を感じるハードボイルド小説。
    最後の最後まで、予想外の展開に引き込まれる。

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    2014年02月04日
  • 第三の銃弾(下)

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    銃器・銃撃にこだわり、陰謀論を排したアプローチからJFK暗殺の真相にせまる過程がスリリング。”黒幕”の手記が冗長な気もするが、虚実の混ぜ方が絶妙で説得力を増し歴史推理のような興奮が味わえる。加えて、お約束のバトルアクションも楽しめる一粒で二度美味しい傑作。

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    2014年01月26日
  • 第三の銃弾(上)

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    あの伝説のスナイパー、ボブ・リー・スワガーがJFK暗殺の謎に挑むという設定だけで胸が熱くなる。御年67歳と高齢ながらボブのアクションは健在で、銃器にこだわった謎解きも興味深い。さらには『極大射程』のアイツやアイツの影が見え隠れするときては……♪。〈下巻〉にも期待大

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    2014年01月23日
  • 第三の銃弾(下)

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    下巻を読み切っての第一声は、やはり、物凄く面白かった!!

    今回のボブ・リー・スワガーはJFK暗殺の真相に迫る探偵という役回りを演じるのだが、お約束のスナイプ・アクションも十分楽しめる。JFK暗殺から50年。まさに今しか無いというタイミングで描かれたボブ・リー・スワガー・シリーズの最高傑作。

    JFK暗殺事件の謎に迫るボブ・リー・スワガーと事件の黒幕の回顧録が交互に描かれ、次第に事件の真相が明らかになり、両者が時を同じくした時…

    もちろん、JFK暗殺事件の事実を捻じ曲げることなく、スティーヴン・ハンター独自の潤色を加え、読者が納得する真相が描かれている。また、ボブ・リー・スワガーがその真相究

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    2013年12月06日
  • 第三の銃弾(上)

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    凄い!のひと言!ボブ・リー・スワガー・シリーズの最高傑作。冒険小説、スナイパー・アクション、ミステリーの要素がふんだんに盛り込まれ、過去のシリーズを集大成したような素晴らしい作品に仕上がっている。どのくらい面白いかと言うと、横山秀夫の『64』よりも面白いと言ったら、分かり易いだろうか。久々に読むのが勿体無いと思った。

    『四十七人目の男』で、ついにボブ・リーも終わったかと思ったのだが、『黄昏の狙撃手』で復活し、『蘇るスナイパー』で文字通り完全に蘇った。その後、ボブ・リーは息子のレイ・クルーズに代を譲り、隠居するのかと思われたのだが…

    今回は66歳のボブ・リーがJFK暗殺の真相に迫るという興味

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    2013年12月04日
  • 極大射程(上)

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    誰が何と言おうと非常に面白い、大傑作冒険小説である。この作品が記念すべきスワガー・サーガの第一作であり、ここから壮大なスワガー・サーガが始まるのだ。

    新潮文庫版が絶版になり、この度、目出度く扶桑社ミステリーから復刊。復刊に際しては一部改訳・再編集されたとのこと。

    元海兵隊の英雄ボブ・リー・スワガーは、大統領暗殺の謀略に巻き込まれ、狙撃犯の汚名を着せられ、追われる。

    負傷しながらも命からがら狙撃現場から脱出したボブ・リー・スワガーは自らの汚名を返上し、謀略の真実を暴くことが出来るのか…

    スティーヴン・ハンターとの最初の出会いは、扶桑社ミステリーの『ダーティホワイトボーイズ』である。余りに

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    2013年07月03日
  • 狩りのとき(上)

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    極大射程、ダーティホワイトボーイズ、ブラックライトと読んできて、全ての謎がここに終結し、大団円。本当によかったです。途中でわかったような気になってもやっぱり最後にはちゃんと裏をかかれて、それがまたとても心地よい。次は、ボブのパパの話を読みます。その後のニッキの話も読んでみたいがあるのかな。

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    2011年07月05日
  • 蘇えるスナイパー(上)

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    このシリーズは主人公が格好良すぎる。実に魅力的だ!

    また、話のテンポが絶妙。徐々に加速していく物語にどんどん引き込まれる。
    早く下巻が読みたいもんだ。

    生まれ変わるなら“ボブ・ザ・ネイラー”になりたい

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    2011年02月19日
  • 蘇えるスナイパー(下)

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    ネタバレ

    ボブ.リー.サーガのシリーズ最新作は、原点回帰でスナイパーに徹頭徹尾拘った傑作であり、前々作で赤穂浪士のサムライになってしまい、前作では単なる親になって、少々脱線して黄昏て終わった感のある主人公が、まさしくスナイパーとして蘇ったのが本作である。ただし、とうに60を超えた年なので、流石にドンパチは少なく見せ場は絞られている。スナイパー同士の戦いは心理戦を含めたチェスの様で、ハイテクを老獪な経験が上回ることを示しているが、少々、ギャンブルが過ぎるか。また、最後の西部劇の決闘シーンは、父親のアールばりのガンファイト。すべてが収まることろに収まる終わりで、でもボブは根っからのスナイパーで、どこにいるの

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    2011年01月25日
  • 蘇えるスナイパー(下)

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    久し振りに一気読み。ボブ、お見通しすぎ。しかし、これはどんでん返しと言うのか、ロンさん、あんたはどういう人なんだ?

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    2011年01月10日
  • 蘇えるスナイパー(上)

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    スワガーシリーズの中で1番かもしれないっていうの、
    ホントかも。
    すっごく魅力的になった、ニック・メンフィスもまたいい!
    食指をそそられる内容で、いつものように早く読みたくなくなり、
    ゆっくりと読んでる。
    上巻をまだ半分くらい。
    私にしては、かなりスローペースだぁ。

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    2010年12月11日
  • ダーティホワイトボーイズ

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    悪党たちが形成する奇妙な家族関係
    ささやかなパーティ
    食パンのケーキ
    キャンドル
    ライオン ──とうちゃん!
    暴力描写は激しいし、ラマーは酷い悪漢だ。
    なのに彼らが愛しくなって涙が出た。

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    2010年10月20日
  • ブラックライト(上)

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    関係ないと思っていた全ての糸が最後には見事に終結する。しかも最後にはとんだおまけまである。久々に読後すぐに読み返したくなる本だった。ボブリー、かっこいい。

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    2010年06月10日