スティーヴン・ハンターのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
スナイパーによるスナイパーライフルだけの戦い。
あまりにも克明で坦々とした描写が、
まるで映画のひとコマひとコマをじっくり見ているかのような臨場感を生んでいる。
(この作家さんは映画評論本も2冊出していると知り納得)
傍目にはほとんど動きのないシチュエーションが多く、
ともすればつまらなくなりそうだが全くそんなことはなかった。
登場人物の動きが少ないことに、読み終わってから気付いて驚いたくらいだった。
主人公ボブ・リー・スワガーの兵士らしい冷静な思考がそれを助けてもいるが、
たまに見せるかっこいいおじさんの部分も良く、愛着が湧いてくる。
文章の読みやすさという点では、正直直訳が多く感じられ読みにくいところもある。
しかし、アメリカらしいジョークやネタがより強調されて面白く感じられた。
特に上巻の12節ラスト
「自分がそんなことを言いだすとは信じられなかったが、言ってしまったものはしかたがない」
のくだりは、にやにや止まらなかった。
下巻47節の途中、ジミーとレイモンドのかけあいも印象に残っている。
翻訳が読み辛いから原本を読むんじゃなく、
ジョークなどの生の表現を読んでみたいから原本を読みたいと、初めてと思った。 -
Posted by ブクログ
『極大射程』、『ブラックライト』でもちらっと触れていた、ベトナム戦争でのある事件の詳細がやっと語られる。
上巻はダニーが主人公のような展開。彼の正義感やボブとの師弟関係など、読み応えはあるが、アプローチ部分が長すぎる(後々ここが重要になってくるのだが)のと、ベトナムでのパートがくどく感じたので、退屈のあまり飛ばし読みすることもしばしば。
下巻に入ると一気に展開が加速する。背後に隠された策略と、それに迫るボブ。この辺りのプロセスはいつもわくわくしながら読んでしまう。事件の骨格が二転三転する時のハンドルさばきがスムーズなのは、読者にとって非常に有難い。
そして大きな見どころは、スナイパー同士の攻防だろう。今までもボブを狙うスナイパーは登場してきたが、今回はレベルが違う感じ。静寂の中で相手を追い詰める狩りの緊張感は、本シリーズでしか味わえない醍醐味のひとつ。静と動のコントラストが抜群で、スローモーションで映像をイメージできる作者の描写もまた素晴らしい。
クライマックスのインパクトが大きいので、ラストが余計ドタバタしてるように見えた。少ないスペースに詰め込んで、無理矢理押さえつけたような印象を持ってしまったのが残念だが、骨太の秀作シリーズという評価は変わらず。 -
購入済み
誤字脱字だらけ
電子版だからなの? 誤字が尋常ではないほどあります。
ここまで多いのは今まで読んできた本で初めて。
電子版はチェックとか校正とか省いているのかな?
肝心なところでしょうもない誤字がでてくる!
せっかくの物語も興ざめですね。