スティーヴン・ハンターのレビュー一覧

  • 第三の銃弾(上)
     今になってJFK? ダラスの熱い一日の事件を今になって、さらに新たに新解釈で小説化できるものだろうか?

     そんな疑問で本書を首を捻りながら手に取る読者は多いだろう。そうした懐疑的な多くの視線を切り裂いて、スナイパー小説の第一人者である巨匠スティーブン・ハンターが、アメリカ最大の事件に対し真っ向ス...続きを読む
  • 極大射程(下)
    徐々にストーリー展開が早くなって、引き込まれていった。(8月のお盆休みに)映画も見た。本を読んだ時のイメージしていたものとは明らかに場所の設定が違っていたので、多少違和感を感じたところもあったが、最後は本と同じような感情にしてくれた。映画化された本を読む気になった。
  • 第三の銃弾(下)
    ボブ・ザ・ネイラーシリーズ最新作。
    シリーズ最高傑作!「極大射程」を超えた!は明らかに言い過ぎ。「極大射程」の20年後の世界、且つ「極大射程」におけるボブの立ち位置を上手に、本当に上手いことJFK暗殺事件にはめ込んで、ザプルーダーフィルムやウォーレン委員会でよく知られた事実を元に作者の想像(創造?)...続きを読む
  • 極大射程(下)
    ベトナム戦争の英雄で伝説的な狙撃手だったボブ・リー・スワガーシリーズ第一作目。
    陰謀に巻き込まれ窮地に陥りながらも反撃にでる。
    終始一貫してボブの男の美学を感じるハードボイルド小説。
    最後の最後まで、予想外の展開に引き込まれる。
  • 第三の銃弾(下)
    銃器・銃撃にこだわり、陰謀論を排したアプローチからJFK暗殺の真相にせまる過程がスリリング。”黒幕”の手記が冗長な気もするが、虚実の混ぜ方が絶妙で説得力を増し歴史推理のような興奮が味わえる。加えて、お約束のバトルアクションも楽しめる一粒で二度美味しい傑作。
  • 第三の銃弾(上)
    あの伝説のスナイパー、ボブ・リー・スワガーがJFK暗殺の謎に挑むという設定だけで胸が熱くなる。御年67歳と高齢ながらボブのアクションは健在で、銃器にこだわった謎解きも興味深い。さらには『極大射程』のアイツやアイツの影が見え隠れするときては……♪。〈下巻〉にも期待大
  • 狩りのとき(上)
    極大射程、ダーティホワイトボーイズ、ブラックライトと読んできて、全ての謎がここに終結し、大団円。本当によかったです。途中でわかったような気になってもやっぱり最後にはちゃんと裏をかかれて、それがまたとても心地よい。次は、ボブのパパの話を読みます。その後のニッキの話も読んでみたいがあるのかな。
  • 蘇えるスナイパー(上)
    このシリーズは主人公が格好良すぎる。実に魅力的だ!

    また、話のテンポが絶妙。徐々に加速していく物語にどんどん引き込まれる。
    早く下巻が読みたいもんだ。

    生まれ変わるなら“ボブ・ザ・ネイラー”になりたい
  • 蘇えるスナイパー(下)
    ボブ.リー.サーガのシリーズ最新作は、原点回帰でスナイパーに徹頭徹尾拘った傑作であり、前々作で赤穂浪士のサムライになってしまい、前作では単なる親になって、少々脱線して黄昏て終わった感のある主人公が、まさしくスナイパーとして蘇ったのが本作である。ただし、とうに60を超えた年なので、流石にドンパチは少な...続きを読む
  • 蘇えるスナイパー(下)
    久し振りに一気読み。ボブ、お見通しすぎ。しかし、これはどんでん返しと言うのか、ロンさん、あんたはどういう人なんだ?
  • 蘇えるスナイパー(上)
    スワガーシリーズの中で1番かもしれないっていうの、
    ホントかも。
    すっごく魅力的になった、ニック・メンフィスもまたいい!
    食指をそそられる内容で、いつものように早く読みたくなくなり、
    ゆっくりと読んでる。
    上巻をまだ半分くらい。
    私にしては、かなりスローペースだぁ。
  • ダーティホワイトボーイズ
    悪党たちが形成する奇妙な家族関係
    ささやかなパーティ
    食パンのケーキ
    キャンドル
    ライオン ──とうちゃん!
    暴力描写は激しいし、ラマーは酷い悪漢だ。
    なのに彼らが愛しくなって涙が出た。
  • ブラックライト(上)
    関係ないと思っていた全ての糸が最後には見事に終結する。しかも最後にはとんだおまけまである。久々に読後すぐに読み返したくなる本だった。ボブリー、かっこいい。
  • 狩りのとき(下)
    この五つ星は「極大射程」に始まるスワガーシリーズに進呈。

    日本での紹介1作目は「ダーティホワイトボーイズ」だった。ミステリーランキングで評判がいいので買ってはいたけどさほど好みとは思わずほったらかしていた。何となく読んでこりゃ面白いと調べてみた書評サイト、よくぞまあ茶木さん「順番通りに読むべき」と...続きを読む
  • 狩りのとき(上)
    スリリングであっと驚く展開。またも期待を裏切らないストーリー。文字なのに頭の中のスクリーンに勝手に映画が投影されていました。ボブ・リー・スワガーのシリーズをもっと沢山書いてくれないかな。
  • スナイパーの誇り(上)
    大戦時のウクライナを
    舞台に、

    パルチザンとして独軍
    と闘った女性狙撃手の
    物語。

    戦争に家族を奪われて
    祖国からも裏切られた
    孤高の魔女。

    彼女の足跡を辿る現代
    の主人公たち。

    時代を超えて暗躍する
    闇。

    銃器の蘊蓄は難しくて
    ついていけませんが、

    硝煙が立ち昇る戦場の
    描写がリアルで...続きを読む
  • ダーティホワイトボーイズ
    最初全然面白くなかったけどバドが車のタイヤ痕調査で家に行ったあたりからかなりおもしろい。そこからは続き気になって一気に読んじゃった。描写がかなり生々しくてつらいとこもある。リチャードが第二のラマーになっちゃった。こいつ出所したら大変だ。
  • 囚われのスナイパー(下)
     “やられた”かと思ったスワガーだが、そうではなかった。

     ここからは敵味方にかかわらず、タクティカルメソッドに精通し、実践できたものが生き残るサバイバルタイムだ。そのやり取りの一つ一つがスリルに満ちて面白い。犯行を取り巻くFBIオフィサーの現場の状況も面白かった。

     物語の終盤まで面白い活劇で...続きを読む
  • 囚われのスナイパー(上)
     伝説のスナイパー、ボブ・リー・スワガーが前回の戦いに勝利したが、議会の公聴会に呼ばれ訴追の恐れが出てきた。最近の過剰なコンプライアンス感覚にアイロニーを織り交ぜながら、物語は進行する。このまま彼は収監されるのか?これが『囚われ』の意味か?

     並行してラフオペレーションが進行する。麻薬を運ぶトラッ...続きを読む
  • 極大射程(上)
    かなり読み応えのある作品だが、ハードボイルドの雰囲気と戦争モノの緊張感、謎解きのミステリ要素もあり当時のランキングに挙げられたことも納得の内容。