スティーヴン・ハンターのレビュー一覧

  • 蘇えるスナイパー(下)

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    ベトナムにおけるヒーローと旧知のFBIの執行官になすりつけられた汚名を灌ぐためボブ・リー・スワガーが巨悪に対してたった一人で動き出す。そもそもの4件の狙撃の目的は何か、そして、事件の背景に何があるのか。この聡明にして凄腕のスナイパーが海兵隊の伝を頼りながら核心へと迫ってくる。そして、彼の鋭敏な知性により、事件の背景が浮き彫りになり、その決定的な鍵となる証拠を求め、単独で敵陣に潜入を決心する。彼が立ち向かうのが、最新鋭のハイテクスコープにより秒角の精度で射撃を身に付けたSAS崩れの私的傭兵であり、荒野での戦いは男臭さ満載のガンノベルとなっている。スティーブン・ハンターのボブを主人公とした小説は、

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    2015年09月30日
  • スナイパーの誇り(下)

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    前作「第三の銃弾」が好評だったからか、今回も過去の狙撃事件とのクロスオーバー。JFK暗殺と比べるとスケールとしては見劣りするものの、ストーリーは緊張感に溢れている。またドイツ軍内にも誇り高き武人がいたという設定は目新しいものではないが好感が持てる。とはいうものの、その分現代のストーリーでのボブの活躍が少なく不満は残る。しかも最後の最後に直接的明記はないものの勝手に個人的判断でスナイプしちゃってますけど、立派な犯罪ですよ!?ということで少々評価は低め。

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    2015年07月21日
  • スナイパーの誇り(下)

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    ネタバレ

    スワガーサーガ、久しぶり!
    でもさすがにちょっと質が落ちてるなぁって感じします。

    70年前の武器、使えるか?錆びるやろ湿気るやろ。どんだけの保存状態やねん、とか
    ウクライナなんとか谷の村人たち、その伏線使ってないやん、とか

    映画かドラマを狙ってるっぽい演出だろうなぁ、確かにそれはそれで良いのだけど、WW2当時の話に特化させて、ボブが出てくる現代劇はなしで良かったんじゃないかなぁ。

    カメオ的に最後だけちょっとオーストラリアで…とか、そんなんの方がファン心理くすぐられたように思うけどなぁ。

    良くも悪くも大味なアクション小説です。

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    2015年05月24日
  • 四十七人目の男(下)

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    なんかね、別にスワガーじゃ無くて良かったんじゃないかな。日本刀とか有り得ないでしょ。話自体もちぐはぐ感大で全くのる事無く読み終えた。駄作過ぎる。

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    2015年03月27日
  • スナイパーの誇り(下)

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    過去の戦争と現在の事件とのかかわりで物語を紡ぎだしているので、そもそも今の調査が何故、このタイミングで今の陰謀に繋がるのかという意味合いで、強引な展開ではあるが、それがないと物語が成立しないので、強引過ぎるとは思いながらも目をつぶって読んでいただきたい。一番、肝要なのは、主人公が記者に女スナイパーに惚れたのかと問われるシーンがあるが、一番、惚れたのは作者だろう。

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    2015年03月11日
  • スナイパーの誇り(上)

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    流石にもうアクションは無理だということで過去のスナイパーがかかわった事件に現代のスナイパーたる主人公が挑むという形式に前作あたりから変わった感があるが、前作は実話に対し、本作は創作と思われる。それでも過去と現在が絡み合って話が展開されるので十分に楽しめる。

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    2015年03月11日
  • スナイパーの誇り(下)

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    ネタバレ

    上巻は銃器関係の薀蓄が多くて読み辛い部分がありましたが、下巻からストーリーの流れは良くなります。

    しかし、この手の小説では、ある程度のご都合主義があるのはしかたのないところですが、流石に今回はちょっと酷すぎますし(野外に残された70年前の銃器が完璧に使えるとか)、毒ガス製造を企む悪人とその末路のエピソードは物語に本当に必要だったのかさえ疑わしいです。
    また、オチにしても、そこまでしてハッピーエンドにする必要ないんじゃないか?と思いました。

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    2015年01月17日
  • スナイパーの誇り(上)

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    ネタバレ

    ボブ・リー・スワガーシリーズの最新作。第二次大戦の独ソ戦で活躍した赤軍の女性スナイパーをめぐる物語。60代になったスワガーが事件に絡んでゆく過程などがもうけっこう雑になってるし、いつも同じパターンだし、今回はどうも適役も腑抜けだし、せっかく出てきたモサドも何もしないしで、けっこうゆるい内容ですが、それでも面白いのでついつい読んでしまいます。まぁ娯楽作品なんでこんなもんでもいいのですが、次はもっとハラハラさせて欲しいなぁ。

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    2015年01月03日
  • ソフト・ターゲット(下)

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    「スーパーマン」あるいは「超能力者」と言う形容があったスワガーですが、その息子レイは、もちろんスーパー狙撃者ですが、少し人間的味わいも有るようです。
    それが故に、物語に人間味を感じ、どこか浮世離れした話から、現実的な話に変わってきています。(まぁ、それでも、スーパーマンであるのは変わりないですが)
    オボボと言う新しい登場人物もありました。彼は、今後も何かと絡んできそうな気がします。

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    2014年10月30日
  • ソフト・ターゲット(上)

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    スワガー・サーガの最新作。

    タイトルが『ソフト・ターゲット』とあるところでもわかりますが、9.11以降の世界では、一般民間人も簡単にテロの対称となることを示しています。
    って言うか、一般民間人だから、ソフト・ターゲットなんだけどね。

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    2014年10月29日
  • デッド・ゼロ一撃必殺(下)

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    下巻に入り、「正体不明の傭兵チーム」の正体は、
    明らかになっていきますが、結局その黒幕って、
    最後に暗殺された彼ということ?
    それと、老いたボブに変わるヒーローとして、
    クルーズを出してきたわけですが、ちょっと
    ボブとクルーズの関係性の無理矢理感が・・・。
    スーパースナイパーの設定は、最初の頃は新鮮で、
    刺激的でしたが、あんまり続くとね・・・。

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    2014年10月05日
  • デッド・ゼロ一撃必殺(上)

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    意外に物語の進みはユックリです。
    最初の出だしから行って、
    ジェットコースター小説なのかと思いました。

    スワガー・サーガに当たるのだと思いますが、
    ボブ・リー・スワガーは、今回は少し脇によけています。
    新ヒーロー、レイ・クルーズ誕生です。

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    2014年10月04日
  • 第三の銃弾(下)

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    ネタバレ

    JFK暗殺事件と主人公の過去をうまく組み合わせた話を紡いだものではあるが、アメリカ人ほど、思い入れはないことと、予備知識並びに過去の作品における脇役たちの立ち位置を覚えていないことと、黒幕のモノローグが何故はさまれているのかわからず、謎の答えが最初から用意された上巻ではど正直、どうかなと思っていたが、下巻からは何とか盛り返した感があるが、やはり実話を下敷きにしたため、あまりに無茶はできず、主人公も老いて、あまりに何度も幸運にも尻の金属に助けられるということで、いつものアクション感は乏しい。また、最後には何故、モノローグをはさむ必要があったのかがよくわかるのだが、そうでなければ結末に至らない物語

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    2014年06月14日
  • 第三の銃弾(上)

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    ネタバレ

    いつもと違って、過去の実際の暗殺の話を追う話であり、それに対する予備知識の在り方と、過去の話を覚えていなければ、少々、読むのがつらい作品となっている。特に多く承認のごとく登場する人物たちの立地位置を理解することが困難であり、それに伴う暗殺の黒幕のモノローグ部分が読んでいてつらい。

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    2014年06月07日
  • 第三の銃弾(下)

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    スワガー・サーガ以降のシリーズはイマイチだという巷の評判に惑わされて長らく手を出していなかったが、本作品の完成度は全盛期に匹敵するということで期待して読んでみた。結果的にはフツーの評価に落ち着いたが、なんとも言えぬ歯痒い読後感が後を引く作品ではある。

    上巻は吸引力が強い。ボブ・リーが老いたという軽いショックはあるにしても、サーガで経験した緊張感が蘇ってきてわくわくしながら読める。JFK暗殺という手垢のついた王道ネタの扱い方に、この作者のこだわりのスタンスが見て取れる。CIAやマフィアなどのザ・陰謀説には目もくれず、狙撃という観点のみで、あの日あの現場で何が起こっていたのかに迫っていく。この着

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    2014年02月22日
  • 第三の銃弾(上)

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    ボブ・リー・スワガーがJK暗殺の真相に迫る。基本的に「極大射程」の続編なのでこちらを読んでいないとストーリーを追えないかも。日本人にとってはJK暗殺は外国のひとつの事件だけど米国人にとっては自国の運命を変えるような重大事だったんだね。日本だと井伊直弼暗殺がこれに近いのかな (^◇^;)

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    2014年02月21日
  • ダーティホワイトボーイズ

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    ボブ・リー・スワガーシリーズの外伝ということで『ブラックライト』を読む前に読んでみた。序盤はなんだかだらだらそれほど緊張感のない逃走劇という感じを受けたが、後半になるにつれ気付けば引き込まれていた。
    不倫をやめられないパドのだめっぷりに腹が立ち、反面ラマーの仲間思い(?)な所になんだかほっとする。でも悪役なんだよなと思う。愛着が沸くわけでもないし、頑張れとも思えない。ただパドもそうとも思えない。複雑な気持のまま最後まで読んで、結果としてはまぁ楽しめた。
    ボブ・リー・スワガーに関しては本当に2~3行、彼の父親がラマーの親父を殺したとか何とかで出てくるだけ。この作品が『ブラックライト』にどうつなが

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    2014年02月10日
  • 極大射程(上)

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    ボブ・リー・スワガーシリーズの第1作目。新刊の『第三の銃弾』を読みたくて、シリーズ最初からのスタート。映画で見たことがあったのでなんとなくは覚えていたが、あれ映画はこんなのだっけ?と思いながら読んでいった。要するに映画はいまいち覚えていないのだが、上巻はなんだかハラハラするけど分かり切った感じの展開にがっかり。もっとどんでん返しがあるのかと思いきや、一本道で予想通り。下巻に期待。

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    2014年01月20日
  • 狩りのとき(上)

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    骨っぽい作品です。ある日、乗馬で散策中に家族が狙撃されるところから、この狙撃に関しての謎解きがはじまり、その謎解きが伝説のスナイパーとベトナム戦争時に彼のスポッターとそのフィアンセであり現在の彼の妻のそれぞれの過去を浮き上がらせていく。狙撃手は誰か?誰を狙ったのか?その目的は?目の前の謎を一つずつ解いてパズルを紐解く先にあるのは?スリリングな展開に知らず知らずに引きずりこまれる。

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    2014年01月18日
  • 蘇えるスナイパー(下)

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    悪くは無いんだけど、イマイチスピード感が足りないってゆーか、物足りなさが残るんだよな。少なくとも極大射程のインパクトには程遠いな。展開が安易で説得力も乏しく、妙に説明じみたセリフが多い。このシリーズ自体に限界が来ているのかな。そんな印象を強く受けた。多分もうスワガーシリーズは手に取らないであろう。

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    2014年01月14日