あらすじ
テロリストは十数名。イスラム教徒のソマリア人だった。若い彼らは銃の乱射を楽しんだ後、殉教行動を唱えるリーダーの命令により買い物客を駆り集め、千人を超える人間を人質にとった。一方、レイは状況を観察した結果、人質にとられた人間が女性、子ども、老人などの弱者であることを見て取った。ボブ・リー・スワガーの息子であるレイは、スナイパーの血脈を受け継ぐ男として、目の前の事態に対処することを決意し、行動を開始する。海兵隊退役一等軍曹レイ・クルーズ。新しいヒーローの誕生!
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Posted by ブクログ
面白い!でもやっぱりダイハードの二番煎じ。作者自ら最後の銃撃戦の舞台に事もあろうに「ダイハード」上映中の劇場を選んでるんだから、これはもう確信犯ですね。コンパクトに話はまとまってるけど、爽快感は少し落ちる。最近年に一作は新作が出てる様な気がするが東野圭吾と同様、そんなにたくさん書かなくてもいいのでは?
Posted by ブクログ
大型ショッピングパークを襲い、客を人質として立て篭もったテロリスト達に、たまたま居合わせた元海兵隊の主人公が立ち向かう・・・・・・・・という、どっかで聞いたようなシチュエーション。
まー、よくある話だしな、と思っていたら、最後の方で某映画自体がネタとして出てくる、確信犯的なストーリー(笑)
今回ボブ・リー御大は登場しないのですが、展開が早くアクションシーンが多いので、上下2巻もあっという間に読破できるほど面白いです。
ちなみにこの物語の教訓は、FPSゲームはほどほどにしましょうね、ということですかね。
Posted by ブクログ
【上下巻合わせてのレビュー】
世代交代失敗。。。オーヴァー。
本作はボブ・リーからレイ・クルーズに主役交代。さて、その出来栄えはというと・・・アメリカ人のステレオタイプなイスラム人への偏見、アメリカ人の銃への依存がつらつらと書かれていて日本人には理解しがたい場面もあり、あまり読み心地が良いとは言えない。とりあえずアメリカ人は未来永劫テロの陰に怯えてくらしていく恐怖と相対していかないといけないことは否が応でも伝わってくる。そんな中でついにこんな時代がやってきたのだなぁと震撼させられる。これまでのボブ・リー・サーガには敵も明確な理念を持ち合わせていた。しかし本作の敵にはそれが無い。確かに実世界でもそうした犯罪が急増しているので、今後も大きな脅威となっていくのだろうが、それを何のひねりもなくダラダラと展開していくのはいかがなものか。
せっかくボブから代替わりして新たなシリーズを構築するなら、もっと別なキャラクターを作れば良かったのに。引退した海兵隊員ってボブと大差ないじゃん。。。もうそろそろネタ切れかな。シリーズのファンとして残念な出来栄えであった。
Posted by ブクログ
「スーパーマン」あるいは「超能力者」と言う形容があったスワガーですが、その息子レイは、もちろんスーパー狙撃者ですが、少し人間的味わいも有るようです。
それが故に、物語に人間味を感じ、どこか浮世離れした話から、現実的な話に変わってきています。(まぁ、それでも、スーパーマンであるのは変わりないですが)
オボボと言う新しい登場人物もありました。彼は、今後も何かと絡んできそうな気がします。
Posted by ブクログ
スワガー一族のサーガに前作からあたらしく加わった隠し子が主人公で、ボブリーは結局、最後まで登場せずに話はあっけなく終わった。最後にひねりとして映画館で上映されている映画で犯人の居場所が分かったり、息子を探す夫婦が訴訟ネタをハイエナのように探していた弁護士だったとか、多少の捻りがあったものの、隠れた敵役たる本部長がそのまま出世するとか、終わりとしては歯切れが悪い。主人公のその後も読めないが、まだまだ続くであろうから、本部長の出番がまたあるだろうが、そのために態々、出世させたのかもしれない。