土屋京子のレビュー一覧
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井辻朱美の解説はネタバレ
リリアン王から二百年も経つとナルニアの空気も濁ってきて、(20世紀の執筆当時と同じく)“救世主の再来”と思われた獅子があとで「なんであんなに従順に恐ろしいことをしたのだろう」Tyrantだったりする。王と一角獣が殺人をしたのは良くなかったが劫初から植わっていた〈国の守りの木〉を伐ることは、国家反逆罪に当たる。引き返しで名乗り出たのは最悪だった。“保護者”たるべきルーンウィットはあっさり殺され、地球からの二人が事情がわからないのは同じ。
偽アスランは早くに正体がバレるが、
熱望するアスランは姿を見せない。
魔神は実在した。位相転換した世界で〈ナルニアの友〉はMentor -
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ネタバレ以前からナルニア国物語シリーズに興味があり、時系列順で読み始める事にしました。映画は公開当時に鑑賞済み。
魔術師のおいは最初のお話ということで、本当に冒険に片足を踏み入れたばかりという感じの内容(あっさりと言えばあっさりだし、ナルニアへはなかなか行かず行っても短いですが、序章と考えれば)でしたが、(この先を知っているからこそかもしれないが)これからを思ってわくわくする感覚で読めました。ライオンと魔女に繋がるナルニアの経緯が分かるのも、余計にこの先を楽しみにさせてくれました。
時系列順で読むと流れはすんなりですが、ライオンと魔女を通ってから読む方がやはり楽しい気がします。
訳の言い回しが今風に -
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児童向けのダイジェスト版では何度か読んでいたが、今回、光文社古典新訳文庫で読んでみた。21章や27章などはとても子供向けとは思えない内容で、作者バーネットのメッセージを強く感じた。晩年の作品であり、色々な思いを込めたかったのだろう。
解説では、”コリンが、庭師ウェザースタッフや労働者階級の男の子ディコン、植民地生まれの女の子メアリを相手に「科学的発見」に関する「講義」をするというかたちでの<成長>をみせるさまは、この庭を大英帝国という文明化した国家の比喩としてみたて、その繁栄を言祝ぐ場と解釈することをも可能にする。” とあったが、そうした意図までもあったのだろうか…
私的には、ニグレクトされ -
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出版順ではなく年代順に出していくのは作者自身も望んでいるスタイルと、あとがきにあり、へえ、と。でも、『ライオンと魔女』を先に読んでいるからこそ、ああ、あの外灯ってそうなんだ! という感動が生まれるわけで。たんすもね。やっぱりオリジナルの順序のほうがおもしろいような。
訳は読みやすかった。少し淡泊な感じもして、語りの力はやっぱり瀬田訳かなと思うけど、そこらへんはもう好みでしかない。
しばらくぶりに(前は瀬田訳で)読んでみて、ナルニア国の創世のあたり、ほんとうに聖書とのパラレルがすごいなと感じた。一歩間違えば説教くさくなりそうだけど、詩的で美しく、聖書に似せながらも独自の世界になっているところが -
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読み始めたきっかけは特別覚えていないけど、読みながらディケンズの「デイヴィッド・コパフィールド」を思い出した。デイヴィッドの方は一人称の語りだったような気がするんだけど、もしかしたら違うかもしれない。こっちはハックの一人語りだけども。今と比べるといつの時代の昔も純粋だったし素直だったように見えるんだけど、やっぱりそれはそれでねじれてるしこんがらがっている。そんな時代に必死に明るく生きようとした少年の物語っていう、そういうのが僕は好きなのかもしれない。
時代は1830年ほどらしい。南北戦争前のアメリカ。直接的に間接的に、黒人奴隷の存在が物語の通奏低音になっている。しかしそれを良し悪しいう直接的 -
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「トム・ソーヤ―の冒険」。マーク・トウェイン。光文社古典新訳文庫。
読んだつもりで読んでなかった一冊。
序盤、お話が暢気すぎて?やや乗りきれませんでしたが、トムとハックが殺人を目撃する辺りから面白くなりました。
ただ、トムって何歳なんだろう?
7歳~9歳くらいか? いや、9歳~10歳くらい?
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アメリカ合衆国の、ミズーリ州という田舎を舞台に、少年が大活躍をする物語。
大活躍と言っても、幻摩と大戦したりリングに賭けたり新型モビルスーツに乗りこんだりする訳ではなくて。
塀にペンキを塗ったり、女子とおしゃべりしたり、プチ家出して川で泳いだりするレベルです。
本が出版されたのは1878年。 -
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うーん。くらもちふさこ。
ラブコメ...うん、ラブコメですね。悪くない。
なんですが、僕はくらもちふさこさんのマンガは、結構好きです。
そんなに読んでいませんが。「いつもポケットにショパン」「東京のカサノバ」「いろはにこんぺいとう」「A-Girl」「海の天辺」「千花ちゃんちはふつう」「百年の恋も覚めてしまう」…まあその辺りくらいです。
あとは「Kiss+πr2」はまあ、別格に佳作だと思いますし、「天然コケッコー」はもう、脱帽するしかない傑作ですね。「駅から5分」あたりも、もうその語り口のめくるめく有り様だけでも、豊饒な酒に目が眩むような味わい。だと思います。
...まあ、そんなにくらもちふさ -
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3つのタイプの集中力、自己への集中、他者への集中、外界への集中。テクノロジーが人間注意を奪って、人関関係を断ち切ってしまう。目の前のせ起っている事に関心が向かない。
脳のトップダウンシステム能動的、ボトムアップシステム受動的。情動をトップダウンで制御することは可能。マインドワンダリングの効用。じっくり自由に考えをめぐらす時間の確保が何より重要。
脳のおしゃべり止めるための瞑想。注意が疲労した時は休息とること。自然ぼ中に身を置くこと。
自己認識は極めて重要な集中であり、人生の指針となる内なるこえにみみを傾けること。
マインドフルネスとリーダーシップ。 -
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●読むキッカケ
・ポモドーロとかをやっていて、まさしく集中力は成果を出すことに対して、
大きなファクターであると考えたため。
・ダニエル・ゴールマンが著者だったので、気になったため。
●サマリー
●ネクストアクション
●メモ
・集中の対象として、①自己②他者③全体性(システムや仕組み)の3つがある。
良きリーダーには、3つが高い次元で備わっている必要がある。
・面白い仕事をするには、フロー状態に入れば良い。
フロー状態に入るためにも、集中力は必要である。
・脳にはトップダウン的(新皮質)な回路と、ボトムアップ的(皮質下)な回路の、大きく2種類がある。
前者は理性的であるがスピードが遅