Posted by ブクログ 2022年08月21日
児童向けと分類されており、小公女、小公子と並ぶバーネットの作品と言われている本書。とても単純な筋でありながらも結構なページ数を備えた本書はその丁寧な登場人物達の心の洞察や出来事の表現力や自然への洞察力によるもの。サスペンスなどとは違い、読み手にはその後の展開が明らかに見通せているが、読み手の愉しみは...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月21日
小学生の頃、一時エンドレスで読んでいた。そしてその時ぶりに読んだ。まさか光文社新訳で読めるなんて。
はまったきっかけは名前が自分に似てるから。日本の小説には私に似た名前があまり出てこなくてなんとなく寂しさを感じていたし、メアリの元々の自分さえ良ければいいとか他人を斟酌しない様子なんか自分に近い感じが...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月26日
古典的な児童書なので、退屈そうな印象だった。
読んでみると、一気に引き込まれて、わがままで偏屈なメアリをはじめ、病弱なコリンたち、登場人物が生まれ変わり、生気をとりもどしていく姿に元気をもらった。
読んでる間は食べ物がたべたくなるし、外に出たくてしかたなくなる。
花園そのものの魅力もこどもたち同様...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月31日
子供による子供の為の話。だけどこの話に出てくる大人の為でもある話。
文章を追いかけながら、懐かしい気分になり、笑みが抑えられず、自然に対して素直で率直で、なんでも驚き興味を示す三人に何度も涙があふれてくる。
子供が読んだら、当たり前の事が書いてあると思うのでしょうが、大人から見たら涙ぐまずにはいられ...続きを読む