土屋京子のレビュー一覧

  • 秘密の花園

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    児童向けのダイジェスト版では何度か読んでいたが、今回、光文社古典新訳文庫で読んでみた。21章や27章などはとても子供向けとは思えない内容で、作者バーネットのメッセージを強く感じた。晩年の作品であり、色々な思いを込めたかったのだろう。
    解説では、”コリンが、庭師ウェザースタッフや労働者階級の男の子ディコン、植民地生まれの女の子メアリを相手に「科学的発見」に関する「講義」をするというかたちでの<成長>をみせるさまは、この庭を大英帝国という文明化した国家の比喩としてみたて、その繁栄を言祝ぐ場と解釈することをも可能にする。” とあったが、そうした意図までもあったのだろうか…

    私的には、ニグレクトされ

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    2018年10月17日
  • ナルニア国物語6 銀の椅子

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    魔女の催眠術にかかりそうになったとき、パドルグラムが「足を突っ込んで」雰囲気を一変させた。キリスト教的な信仰告白は一番の見どころ。

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    2024年02月22日
  • 秘密の花園

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    ネタバレ

    心が凝り固まった二人の少年少女が、秘密の花園を通して心を開き成長していく様子はすばらしい。
    しかしなぜにメアリは最後の方にあまり登場しなくなるのか。まるでコリンの物語みたいになってしまったではないか。

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    2018年10月15日
  • ナルニア国物語1 魔術師のおい

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    出版順ではなく年代順に出していくのは作者自身も望んでいるスタイルと、あとがきにあり、へえ、と。でも、『ライオンと魔女』を先に読んでいるからこそ、ああ、あの外灯ってそうなんだ! という感動が生まれるわけで。たんすもね。やっぱりオリジナルの順序のほうがおもしろいような。
    訳は読みやすかった。少し淡泊な感じもして、語りの力はやっぱり瀬田訳かなと思うけど、そこらへんはもう好みでしかない。

    しばらくぶりに(前は瀬田訳で)読んでみて、ナルニア国の創世のあたり、ほんとうに聖書とのパラレルがすごいなと感じた。一歩間違えば説教くさくなりそうだけど、詩的で美しく、聖書に似せながらも独自の世界になっているところが

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    2018年03月16日
  • ハックルベリー・フィンの冒険(上)

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    読み始めたきっかけは特別覚えていないけど、読みながらディケンズの「デイヴィッド・コパフィールド」を思い出した。デイヴィッドの方は一人称の語りだったような気がするんだけど、もしかしたら違うかもしれない。こっちはハックの一人語りだけども。今と比べるといつの時代の昔も純粋だったし素直だったように見えるんだけど、やっぱりそれはそれでねじれてるしこんがらがっている。そんな時代に必死に明るく生きようとした少年の物語っていう、そういうのが僕は好きなのかもしれない。

    時代は1830年ほどらしい。南北戦争前のアメリカ。直接的に間接的に、黒人奴隷の存在が物語の通奏低音になっている。しかしそれを良し悪しいう直接的

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    2017年05月20日
  • トム・ソーヤーの冒険

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    「トム・ソーヤ―の冒険」。マーク・トウェイン。光文社古典新訳文庫。

    読んだつもりで読んでなかった一冊。
    序盤、お話が暢気すぎて?やや乗りきれませんでしたが、トムとハックが殺人を目撃する辺りから面白くなりました。

    ただ、トムって何歳なんだろう?
    7歳~9歳くらいか? いや、9歳~10歳くらい?



    アメリカ合衆国の、ミズーリ州という田舎を舞台に、少年が大活躍をする物語。
    大活躍と言っても、幻摩と大戦したりリングに賭けたり新型モビルスーツに乗りこんだりする訳ではなくて。
    塀にペンキを塗ったり、女子とおしゃべりしたり、プチ家出して川で泳いだりするレベルです。

    本が出版されたのは1878年。

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    2017年03月04日
  • フォーカス

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    中身はパートごとに違う話題になるので、全体的にはまとまりはないが、個々の話は面白かった。マインドフルネスが今流行っているけど、それだけみんなスマホとかが原因で集中できないことが多いんだろうな。

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    2016年11月05日
  • あしながおじさん

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    うーん。くらもちふさこ。
    ラブコメ...うん、ラブコメですね。悪くない。

    なんですが、僕はくらもちふさこさんのマンガは、結構好きです。
    そんなに読んでいませんが。「いつもポケットにショパン」「東京のカサノバ」「いろはにこんぺいとう」「A-Girl」「海の天辺」「千花ちゃんちはふつう」「百年の恋も覚めてしまう」…まあその辺りくらいです。
    あとは「Kiss+πr2」はまあ、別格に佳作だと思いますし、「天然コケッコー」はもう、脱帽するしかない傑作ですね。「駅から5分」あたりも、もうその語り口のめくるめく有り様だけでも、豊饒な酒に目が眩むような味わい。だと思います。
    ...まあ、そんなにくらもちふさ

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    2016年02月21日
  • フォーカス

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    3つのタイプの集中力、自己への集中、他者への集中、外界への集中。テクノロジーが人間注意を奪って、人関関係を断ち切ってしまう。目の前のせ起っている事に関心が向かない。

    脳のトップダウンシステム能動的、ボトムアップシステム受動的。情動をトップダウンで制御することは可能。マインドワンダリングの効用。じっくり自由に考えをめぐらす時間の確保が何より重要。

    脳のおしゃべり止めるための瞑想。注意が疲労した時は休息とること。自然ぼ中に身を置くこと。

    自己認識は極めて重要な集中であり、人生の指針となる内なるこえにみみを傾けること。

    マインドフルネスとリーダーシップ。

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    2016年01月16日
  • フォーカス

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    ●読むキッカケ
    ・ポモドーロとかをやっていて、まさしく集中力は成果を出すことに対して、
    大きなファクターであると考えたため。
    ・ダニエル・ゴールマンが著者だったので、気になったため。

    ●サマリー

    ●ネクストアクション

    ●メモ
    ・集中の対象として、①自己②他者③全体性(システムや仕組み)の3つがある。
    良きリーダーには、3つが高い次元で備わっている必要がある。

    ・面白い仕事をするには、フロー状態に入れば良い。
    フロー状態に入るためにも、集中力は必要である。

    ・脳にはトップダウン的(新皮質)な回路と、ボトムアップ的(皮質下)な回路の、大きく2種類がある。
    前者は理性的であるがスピードが遅

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    2016年01月04日
  • 秘密の花園

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    ネタバレ

    子供を室内に閉じ込め、わがままを許し、お前は長生きできないと囁き、哀れに見つめる。子供はどう育っていくか。



     そんな子供だったメアリとコリンを救い出したのは、マーサとディコンだった。

     のびのび生きる術を忘れたすべての人へ。

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    2015年11月02日
  • ハックルベリー・フィンの冒険(上)

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    相棒の黒人奴隷とひたすら川を下る中で、ハックの逞しさ、賢さ、鋭さが光る。うん、やっぱこいつかっこいい。
    にしても、まさか最後に「彼」が登場するとは……まさに、「ヒーローは遅れてやって来る」??

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    2015年06月19日
  • 秘密の花園

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    英国のヨークシャー州を舞台にした作品。自然の描写が秀逸で、美しい。そして登場人物たちも個性溢れて魅力的。題名だけ知ってはいたものの、実は初めて読んだのは大人になってからなのだが、訳者のあとがきにも記されていた通り「大人が読むからこそ得られる感動」があると思った。

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    2015年03月16日
  • 秘密の花園

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    子供の素直さにきゅんとくる本。

    いくら主人公だって、酷い環境で育ってきたら「清く明るく正しく」なんていられない。そんなひねくれてしまっていた子たちが、ゆっくり自然に触れて、自分と向き合って、窓を開けていく姿が眩しいです。

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    2013年06月21日
  • トム・ソーヤーの冒険

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    中盤にかけては何ともゆる〜い感じで、いい歳の自分には合わないかな、などとも思ったが、偶然目撃してしまったある事件を巡る少年たちの冒険、心の葛藤にいつの間にか引き込まれていた。

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    2013年05月06日
  • トム・ソーヤーの冒険

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    ネタバレ

    2012.7
    子どもの頃に読んだ話。あの頃ほど夢中になれないだろうなと思って手に取ったけれど、そんなことはなかった。洞窟で迷子になるシーンは、本当に怖かったなぁ。

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    2012年07月15日
  • ナルニア国物語2 ライオンと魔女と衣装だんす

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    ビーバーさんが四兄弟を彼の家に案内した時に、庭の主や物語の書き手のように誇らしい様子で客に見せていたとビーバーさんの様子が描写されていた。プロの庭師のような完成度に至らなくても、私なら最後まで自力で仕上げたい。だから、ビーバーさんがサンタクロースにダムを完成してもらって、嬉しがっていることを変だと思った。

    でも実際の所は、ダムを完璧に完成させるというサンタクロースの贈り物は、大空襲後のロンドンで、壊れた家々を一瞬で直してもらったとか、そういうこととの対比が適切なようだ。 東京大空襲後の東京でバラックを立てて、身を寄せ合いながら暮らしていた人たちがこんな贈り物をしてもらったらと考えると、ビーバ

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    2026年04月27日
  • あしながおじさん

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    ネタバレ

    子供のころに読んだ本を、最近読み返すと感じ方がまったく違うことがある。
    『あしながおじさん』もその一冊だった。

    あしながおじさんって、こんな人物だっただろうか。嫉妬からジュディを夏休みに友達の家へ行かせなかったり、贈り物を過剰に与えたりする姿は、今の感覚ではどうしても受け入れがたかった。年の差は14歳。気が合えば問題ないのかもしれないが、大学を出たばかりの若い女の子を手に入れたようにも見えてしまう。

    一方で、ジュディは奨学金を得られるほど優秀な成績を収め、孤児院から救い出してくれたあしながおじさんに対して、常に感謝を忘れない。その健気さと誠実さは、読んでいて立派だと感じた。

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    2026年02月07日
  • ハックルベリー・フィンの冒険(上)

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    続きましては〜

    アメリカ文学の金字塔、マーク・トゥエインの『ハックルベリー・フィンの冒険』ですよ!

    飲んだくれの暴力親父から逃げ出したハックと逃亡の黒人奴隷ジムの二人が筏に乗ってミシシッピ川を下る物語

    小さい頃読んでたはずなんだけどな〜
    全く覚えてないや
    そもそもハックの独白形式で書かれてたんやね
    ちょっとびっくり

    うん、そうやね〜
    トゥエイン自身がどこまで意図してこの物語を書いたんだろうな?って思いました
    そのへんは下巻の解説が楽しみ
    普段はわい様に解説などいらんのじゃボケ〜とか強かっておりますが、今回は早くも解説プリーズ状態です

    もちろん人種差別のこと、子どもは親の所有物なのかと

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    2025年10月25日
  • ナルニア国物語7 最後の戦い

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    ナルニア最終巻。
    全体として、正しくないことをした者がアスランの導きによって善い者となるという構成をとる。白い魔女を復活させたディゴリー、兄弟を裏切ろうとしたエドマンド、頑なに自分以外の価値観を受け入れないユースティスなど、「正しくない」者たちがそれぞれの物語において登場する。アスランは違う選択をした未来については決して語らず、あくまで目の前にある選択肢を提示し、選ばれたことに関してのみ言及する。これは善悪を自ら選び取る行為であり、アスランは人々を救ったり、正しい方向へ導いてくれる存在ではない。あくまで正しい選択をした者だけを選択した道へと導く役割である。
    神を信じる者は救われるというキリスト

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    2025年07月23日