土屋京子のレビュー一覧
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_小さな子供たちだけが、唯一本物の民主主義者だよ。_
なかなか読む機会がなかった名作
職場の読書会のおかげで読むことができました。
アンクル・トムの受難の物語。
ケンタッキー州の裕福な農場、シェルビー家のお屋敷に奴隷として仕えていたアンクル・トム。家族も一緒で、キリスト教徒の奥様から大切にされていた。もし彼らが自由の身ならば、皆、幸せそう。
しかし…
奥様の身の回りの世話をする美貌の女奴隷イライザの美しい子ハリーと共に、トムは、主人の作った負債のために奴隷商人に売り渡されようといている…トムは立派なキリスト教徒の精神を持ち、自分が売られることで、主人の農場も自分の家族もこのままここにいられ -
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ネタバレこの世の果てへ、冒険の旅。
ナルニアでも冒険はロマンにあふれている。カスピアンがまだ見ぬ東へと船を進めているところに合流したエドマンドとルーシー、それにユースティス。未踏の海域で行方不明になった7人の忠臣を探す旅だが、様々な島の様子とそこでのカスピアンたちの行動が面白くてページをめくる手が止まらない。とうとう辿り着いたこの世の果ての様子も、地球が丸くなかったらこのような場所があるのかなと思えるような神秘に満ちている。
嫌味ばかりで自分勝手なユースティス。解説者は自分がスーザンに近いと言っていたが、私自身はユースティスかもしれない。本で読んだ知識をひけらかして不満ばかり言う、力もなく勇気もな -
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ネタバレその国は衣装だんすの奥にある。
4人きょうだいの末っ子ルーシーは、ある日衣装だんすの奥から不思議な国に迷い込む。そこは危機に瀕したナルニア国。女王を名乗る魔女は自分の支配を絶対とするために人間の子どもを殺そうと探していた。ナルニア国に入ったきょうだいは、ビーバー夫妻とともにナルニアを救うため、アスランに会いに行こうとするが、下の兄のエドマンドは女王に惑わされて1人裏切って魔女の元へ——。
これがあのナルニアか。衣装だんす、街灯、そしてターキッシュ・デライト。ずっと前から知っていて憧れていた国に初めて降り立ったような感覚。
アスランの死と復活がキリストを表しているという話もわかる。誘惑に負 -
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特定の商品に限定された結びつきを超え、時間を超えた強い感情にブランドを結びつけること―「情緒的ブランディング」の重要性は、新ブランド社会においても変わらないが、それは意味のある商品開発に取って代わるものではありえない。情緒的ブランディングとは、商品に物質的価値以上に重要な情緒的価値があることを認識させ、それによってもともと力のある商品やサービスの訴求効果を高めるだけのものなのだ。これからは、情緒的ブランディングに加えて、商品開発やマーケティングのイノベーションを一層進める努力が大切になる。どんなブランドも、ひとところに立っているだけでは生き残れない時代なのだ。
「まず最初に、ナイキには消 -
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黒人奴隷制度撤廃のきっかけとなった、人類史でのエポックメイキング的な、本書。黒人奴隷が受ける不当な扱いに怒りがこみ上げるが、この本を出版時の読者達はどのような気持ちで読まれただろう。大ベストセラーになったとのことなので恐らくは相当な物議があったことだろうと思いを馳せながら読む。作者はキリスト教の教えと奴隷制度が矛盾していることを強く訴え、当時の人達はその便利さ故、都合のよい解釈で折り合いをつけていたであろう事が本書でも読み取れる。アンクル・トムを始め様々な登場人物のキャラクター作りが上手く、感情移入しやすい。
説教一辺倒ではなく、黒人でもだらしない人が登場したり、トムが周りの人たちを穏やかに変 -
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ネタバレ一章ごとが短いのもあって読み進めやすい。ペンキ塗りの話はなんとなく知っていたが、ちゃんと読むのは大人になってからが初めて。
大人としてよんでしまったせいもあり、ポリーおばさんもベッキーのお母さんも振り回されて気の毒、トムはコロコロと気が変わりすぎ、少年たちが宝物にしているガラクタはちっとも魅力的じゃない、インディアンへのナチュラルな蔑視…といったところばかりが気になってしまった。
インディアン蔑視を含め当時のアメリカ白人の他人種に対する見方が伺える。解説を読むとトウェインは白人社会に向けた怒りを導入していることに意義があるのではとあり、作者の意図がどうなのかはともかくそれは本書の一つの価値 -
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ネタバレ小公子と双璧の児童小説。話のあらすじがわかっていても、わかっているからこそ楽しめる「ドンデン返し」を味わうためにとても辛い物語を読む。どんなに落ちぶれていても、また食べるものに困っても気高い精神を持ち続けることの勇気と大切さ。そんな気高い気持ちが幸運を呼び、善人を引き寄せる。しかし、探し求めていた人が実は隣に住んでいたとはご都合よすぎですね。
この世に完全な善悪はないといえども、善人の定義は人のために行動する人、悪人は自分のために行動する人、とも考えられますね。
ことも向けといえども大人も充分満喫できる表現力であり万人におすすめです。 -
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ナルニア国物語の6巻目。タイトル『銀の椅子』が何なのか、色々想像していたけれど、まったく当たっていなかった。
ペヴェンシーきょうだいのいとこ、ユースティスが再登場。いじめられっ子のジル・ポウルと体育館の裏から学校の外へ出ようとしたユースティスは、またもやナルニア国へ呼び出される。ナルニアでは数十年が経過。航海王と呼ばれるようになったカスピアンは老い、彼の息子リリアン王子は魔女の手にかかって行方不明になっていた。アスランから4つの〈しるし〉に従ってリリアン王子を探し出すよう命じられたジルとユースティスの冒険が始まる。
前作でただ一人、二度とナルニアに来ることはないとアスランから言われなかった -
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ナルニア国物語の5巻目。岩波書店版でいうところの『朝びらき丸 東の海へ』である。
夏休みを叔母さんの家で過ごすことになったエドマンドとルーシーは、突然、いとこのユースティスと共に絵の中に引きずりこまれ、気がつくとナルニア近海に放り出されていた。カスピアン王の船に助けられた3人は、そのまま行方不明の7人の忠臣たちを探す旅に同行することに…。
カスピアン王の叔父のミラーズに追放された7人の話は、前作『カスピアン王子』でチラリと出てきた。ナルニア歴で3年が過ぎ、16歳になったカスピアンは、アスランの許しを得て、彼らを救う旅に出ていたのである。
ナルニアに来られなくなった年長のピーターとスーザンは -
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ナルニア国物語の4巻目。これまた原著タイトルに忠実に、岩波書店版にはあった「つのぶえ」の表記がない。
ピーター王らが築いた黄金時代から何百年も過ぎ、ナルニアの地は異国の民テルマール人に征服されていた。〈もの言うけものたち〉やドワーフは殺され、あるいは追い払われ、精霊たちの姿はない。
カスピアンは、テルマール人の若き王子である。支配階級にありながら、古き良きナルニアに心を寄せていた彼は、半ドワーフの家庭教師に導かれ、ナルニアの仲間たちと共に叔父王に反旗をひるがえす。圧倒的な戦力差に絶体絶命となったカスピアンは、魔法の角笛を吹く。それは、ロンドンに戻り日常生活を送っていたピーターたち4きょうだい