【感想・ネタバレ】フォーカスのレビュー

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Posted by ブクログ

素晴らしかった。
集中力が成果に結びつくという主張ですが、「人間が注意散漫になる(集中できない)根本原因」を能の二つの機能に着目して科学的に立証しています。その理論が各章を通じで軸となっているので説得力があり、腑に落ちる。
実生活に役立ちそうな助言もたくさん。反復演習は単に数をこなせばいいだけではなく、一回一回に集中して行ったほうが成果は飛躍的に向上する、とか。
自身の集中力や成果の出し方に関心がある人だけではなく、教育者にもお勧め。

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2016年01月10日

Posted by ブクログ

集中を妨げるものが私たちの周りには多すぎる。その結果自分にとって本当に大切なものが見えなくなっているのではないかと警鐘を鳴らし、そこから脱していくために必要なことは何かを具体的な研究結果や事例をもとに私たちに示してくれる本。自分を見つめ、他者に共感し、未来を考えることの大切さについて考えさせてくれる良書。

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2016年01月09日

Posted by ブクログ

中身はパートごとに違う話題になるので、全体的にはまとまりはないが、個々の話は面白かった。マインドフルネスが今流行っているけど、それだけみんなスマホとかが原因で集中できないことが多いんだろうな。

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2016年11月05日

Posted by ブクログ

3つのタイプの集中力、自己への集中、他者への集中、外界への集中。テクノロジーが人間注意を奪って、人関関係を断ち切ってしまう。目の前のせ起っている事に関心が向かない。

脳のトップダウンシステム能動的、ボトムアップシステム受動的。情動をトップダウンで制御することは可能。マインドワンダリングの効用。じっくり自由に考えをめぐらす時間の確保が何より重要。

脳のおしゃべり止めるための瞑想。注意が疲労した時は休息とること。自然ぼ中に身を置くこと。

自己認識は極めて重要な集中であり、人生の指針となる内なるこえにみみを傾けること。

マインドフルネスとリーダーシップ。

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2016年01月16日

Posted by ブクログ

●読むキッカケ
・ポモドーロとかをやっていて、まさしく集中力は成果を出すことに対して、
大きなファクターであると考えたため。
・ダニエル・ゴールマンが著者だったので、気になったため。

●サマリー

●ネクストアクション

●メモ
・集中の対象として、①自己②他者③全体性(システムや仕組み)の3つがある。
良きリーダーには、3つが高い次元で備わっている必要がある。

・面白い仕事をするには、フロー状態に入れば良い。
フロー状態に入るためにも、集中力は必要である。

・脳にはトップダウン的(新皮質)な回路と、ボトムアップ的(皮質下)な回路の、大きく2種類がある。
前者は理性的であるがスピードが遅く、疲弊をもたらす。
後者は、自動で瞬時、低コストで動く。
また、最初トップダウン的に行ってきた要素は、慣れてくるに従ってボトムアップ的要素に移っていく。

・うわの空(マインドマンダリング)には、未解決の課題や個人的な関心事などに向けられ、
創造性をもたらす行為である。
→熟成のイメージ。
・このうわの空が最大化されるのは、
明確な目標が存在し、そこに至るプロセスが自由であって、充分な時間が与えられている状況

・心の疲労を回復するには、トップダウンからボトムアップまかせの状態になることである。
その手段として、自然の中に身を置くことや、とはいえトップダウン的な行為に支配されないように、
適度な集中がもたらされる行為に没頭すると良い。
(集中しつつも受動的。そんなに思考しない作業とかが良いのだと見た)

・何かを成すには、価値観に基づいた強烈な意思決定が必要である。
その価値観に合致しているかどうかを判断する感覚は、
最初内蔵レベルで把握されて、その後大脳新皮質の領域に保存されるらしい。
いずれにしても、要は感覚を察知する自己認識能力が、極めて重要だということ。

・自制を発揮して誘惑に打ち勝つには、
①欲望の対象から目をそらし
②別の対象にフォーカスし、
③未来に目を向ける
という3つの筋力の掛け合わせによって成り立つ。

・同上は共感の上に成り立つ。
共感は、相手への集中的観察により成り立つ。

・データと意思決定について。
結局どれだけデータを集めようとも、最終的に良い意思決定が出来なければ意味が無い。
本質的を見出し、残りの不要な物を削ぎ落とす。
結晶性知能ともいうし、叡智ともいう。

・否定的な事象に集中すると、苦痛その物に目が向いてしまう。
そうではなく、自体を肯定的に見るようにすると良い。

・向上を目指す場合は、意識的な練習が必要。
その際は、トップダウンの集中が必要になる。
そして、最終的にはボトムアップに移行する。

・人はポジティブになると、注意の範囲が広がり、私から私達というマインドに移行しやすい。
・一方で、ポジティブとネガティブのバランスも重要で、
3:1がベターらしい。

・直感を生み出す重要な情報はボトムアップ回路に蓄積されていて、
トップダウン的な思考でそこにアクセスすることは出来ない。

・注意とEQは近しい。
それは、脳的に情動と注意の区分は曖昧だそうだ。

・集団が知性を発揮するには、マインドフルプレゼンスと安心感が必要。
前者は、現状を認識し、それを掘り下げようと言う、知的好奇心的なもの。
そして、否定的な感情も突き詰めれば最後には成果をもたらすと信じ、
否定的な感情を明らかにする思考をするようにすると良い。

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2016年01月04日

Posted by ブクログ

集中力を高めるための具体的な方法論がもっと知りたかった。
・自分の最も深い価値観や目的意識に従って人生を歩むための強烈な指針は、どこから来るのだろうか?決め手は自己認識、とくに自分の内なる肉体の声を聞きとる能力だ。微妙な生理的反応には、決定を下そうとしている案件に関するその人の経験のすべてが凝縮されている
・他人の意見に押し流されて自分の内なる声を聞き逃すことのないように。そして、何より大切なのは、自分の心と直観に従う勇気を持つこと。心や直観は、自分がほんとうはどうありたいのかを既にわかっている
・愛する者がそばにいてくれるだけで鎮痛効果がある。共感が強ければ強いほど鎮痛効果が大きい
・電子メールを返信するまでに長い時間がかかるほうが社会的権力が大きい。つまり、上司は部下からのメールを長い間放置しておくが、部下はその逆
・マインドフルネスを身につけると、どんな場面においてもバランスの取れた落ち着いた対応ができるようになる。一つの考えに拘泥せず、意識にのぼるものに自由に注意を向けられるようになる。傷ついたり失望したりしがちな人も、マインドフルネスがあれば、みじめな堂々めぐりにつながりかねない思考の流れを断ち切ることできる。思考に流されるのではなく、立ち止まって「それは単なる思考にすぎない」と見切り、その思考にもとづいて行動するか否かを選択できる
・やらないと決めることは、やると決めることと同じぐらい重要なのだ
・システム思考を身につけても、自己認識と共感能力がなければ、優れたリーダーにはなれない
・優秀なチームはくすぶる不和を表面化させて沸騰する前に処理するなど、集団の自己認識を高める努力をしている

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2018年11月04日

Posted by ブクログ

マインドフルネス、瞑想等最近注目されるスキルに関する有用性がわかる。
マシュマロ テストからもわかるように、感情をコントロールするスキルが社会で成功するために重要であることを再認識。
経営者には共感性も必要だと、自分がワーカーだった頃は上司に対して感じていたはずなのに、自分が上に立つと人は忘れてしまうのか。それとも、その頃から共感性を欠いたまま昇進してしまったのか?ひょっとすると共感性を欠いていた方が出世し易い?パワハラがはびこっているところを見ると、その可能性が高い!

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2018年09月05日

Posted by ブクログ

「やらなくてはいけない」と思っていることがあっても、別のことを考えてしまう、飛び込んできた情報に反応してしまう。
そんな集中力のない自分に気づき、”改善しなければ”と感じることが、日常生活で多々あります。

その”集中力”について書かれている本があると知って、「自分の悩みを解決するヒントが得られるかもしれない」と期待して、読んでみることにしました。

本書は大きく、7つのパートで構成されています。

人間が何かに注意を向ける、集中するということはどういうことなのかをまず定義し、その要素となる、自己への集中、他者への集中、外界への集中それぞれについて、解説しています。
その上で、どのようなトレーニングにより集中力を高めることができるかを紹介し、最後に、組織を率いるリーダーに求められる集中力を提示しています。

各章の中でまず、関連するエピソードを紹介し、その上で著者の考察を展開していくというパターンで書かれているので、ずっしりとした本の外観よりは、取り組みやすい内容になっているかと思います。

自分がいま、集中力を失っているなと感じた時に、本書に書かれているどの状態にあるのかを意識すれば、改善出来るかもしれない、と前向きな気持ちにさせてもらえました。

集中力を高めるトレーニング方法については、もう少し具体的な事例を知りたいなと思いましたが、本書に書かれていることを参考に、自分なりに取り組んでみたいと思います。
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2018年08月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『EQ こころの知能指数』の著者による本作は、認識、注意(散漫)、気づきなどについて、脳科学の知見に基づいて、直感と思考の在り様やマインドフルネスの有効性などが語られている。
「はじめに」も「あとがき」もなく、8つのパート・21章立ての構成は、読後に目次を読み直してみれば、ああそういうまとめ方だったのかと分かるものの、多岐にわたるテーマについて、現状や課題の例示が多く、解決策の具体的内容までは多く踏み込んでいないし、主張を強調するような編集にもなっていないため、自分にとってはかなり読みにくい本だった。
EQにつながる共感、他者や全体システムをイメージする思考や直感を大切に、マインドフルネス瞑想などでマインド・ワンダリングに気づくこと。
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2016年01月17日

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