小川仁志のレビュー一覧
-
- カート
-
試し読み
Posted by ブクログ
哲学者として数々の著作を手掛けた筆者は言わせてみれば天才である。しかしそんな彼も「哲学」と出会うまでは平凡などこにでもいる一個人に過ぎなかったと言う。哲学には本質を掴む思考のエッセンスが詰まっている。「頭がいい」という基準を筆者は「頭がいい=本質を掴む力がある」と定義する。この本では哲学のイロハは勿論だが、その哲学体系を思考の網目として実社会の問題・現象を本質的に理解する技法を伝授している。また、それに止まらずあらゆる事象(例えば「幸せとは何か。」)を抽象的でキャッチーな文言に落とし込む過程までをまとめているのはコピーライター志望の私には大変参考になった。こうした汎用性の高い技法をたった7日間
-
Posted by ブクログ
AIに関する危機感を煽る本は数々ある。逆にAIに対抗しうる人間の能力を訴える本も読んできたが、本書は題名で明らかな通り、後者の典型的な本である。
AIにはない曖昧さや意味的な価値観を追求することこそ未来のシンギュラリティを遅らせる方法であるという。前半部はこういう内容で説得力がある。
後半部はどのようにすればAIに勝てるのか、その思考法を述べたものである。こちらにくるとなぜか疑問が出てくる。特別なことをするのではなく、深く考えて安易に答えを決めつけないことが肝要ということだろう。誠にその通りだと思う。ただ、これでAIに対抗できるというのはあまりにも楽観的な気がする。前半の威勢のよさが後半 -
Posted by ブクログ
AIを意識しながら読み始めたものの、途中からもうAIなど何処へやら。まさに著者が最終の第5章で述べている通り、結局「人間とは何か?」ということを考えることになった。第3章でAIに勝つ勉強法、第4章で哲学思考法について述べられているけれど、この2つの章は人間が人間であるために身につけておくべき方法であって、AIがいようがいまいが、実はそんなことは関係ないということに気づく。この2つの章のポイントはスマホのメモに書き写して、いつでも見られるようにしておこう。
もっとも、この勉強法や思考法のすべてをやる必要もないし、そもそもすべて実行できる人などそうはいない。自分に合った方法を選んで実行すればいいと -
- カート
-
試し読み
Posted by ブクログ
論理的思考をするためのツールを紹介している本は星の数ほどあるが、そこに哲学思想の技法を当てはめたところがミソ。「ものごとは先ず分類しなさい」「逆の立場に立って考えてみなさい」と言うよりは、「カントの分類法を用いる」とか「ヘーゲルの弁証法で」と言った方がなんとなくカッコいいし、それぞれのツールが頭に残りやすい。
対象を捉えるに当たってはそこに含まれる意味合いを膨らませ、その後浮かんできた意味を分類し、最期に簡潔に纏め上げる手法が分かり易く並べられている。尚、言葉のイメージを膨らませることができるためには、一般教養が素地に無ければならない。これが欠けていればどんなに手法を学んでもものごとを分析 -
Posted by ブクログ
新書でまさかの400ページ(1,000円)!読み応えありました。哲学の古典をもとに、二人の哲学者が対論する本。結構激しい言い争いになっている箇所があったりして、それもまた面白い。
22冊も取り上げれば、ちょっと知っている哲学者も初見の哲学者もいて、知っている人だと「こういう見方もできるのか」という驚きになり、初見だと「こういうことなのか」と勉強になる。
特に、二人が哲学を日常に活かすことに心血を注いでいることが良かった。机に向ってコツコツとやる研究ももちろん大事だけれど、そこから何か実践につながるものがあると、読んでいて面白い。もしなかったとしても、それはそれで大事な研究ももちろんあるのは前提 -
Posted by ブクログ
アメリカを動かす思想
アメリカの下部構造をプラグマティズムにみなし、上部の二大政党制やデモなどについて論じている。初めはパース、ジェイムズなどのプラグマティズムの概論であり、少しわかりにくい部分もあるが、後半からは具体的な話や、トクヴィルの話など急速に面白くなっていった。プラグマティズムは、デカルト的なすべてを疑うスタンスを推し進めた上で、実証主義的に仮説検証を繰り返し、暫定的な真理を追う姿である。カントやヘーゲルといった観念的な第一哲学を排し、帰納的に真理を得ようとする姿勢は科学的である。そして、機能をはたしていればそれは真理であるという発想もある。常に探求を求める会話の継続は、マイケル・ -
Posted by ブクログ
教養としての哲学
・哲学とは、物事の本質を批判的、根源的に探求する営み
1歴史:
古代ギリシア;フォアゾクラティカー、ソクラテス、プラトン、アリストテ
中世;アウグスティヌスとトマスアクィナス、キリスト教(宗教)と哲学をいかに融合させるか。両者は真理を追究するという点では、同じ目的を持つ営み
近代;真理とは、私たちの意識が決めるものであるという前提が確立。人々を支配してきた神からの独立→その意識がどこから来るのかをめぐって、大陸合理論とイギリス経験論が対立。
現代思想;私の意識の絶対性を疑う、フロイトの「無意識」の概念
2思考:
3古典:
4名言: -
- カート
-
試し読み