小川仁志のレビュー一覧

  • アメリカを動かす思想 プラグマティズム入門

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    フランスの思想家トクヴィルによって「自らの手で、
    を求め、手段に拘泥せずに結果に向かい、 形式を超えて根底に迫る」として紹介され たアメリカ人哲学のプラグマティズムが学べる一冊。

    特にアメリカでの政党政治に対する考え方や、哲学における取り込まれ方など多面的 なジャンルにおけるケースに触れられる。

    リバタリアニズムとコミュニタリアニズムの2輪で辿りついてしまった思想と現実のギャップという限界に、新しい軸を加えるものとして取り込まれつつプラグマティズムの位置付けと流れが感じられた。

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    2014年06月27日
  • すっきりわかる! 超訳「哲学用語」事典

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    ネタバレ

    凄く分かりやすく哲学の用語がわかります

    哲学は使われている単語の意味が分からなければ始まらない

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    2014年06月17日
  • 7日間で突然頭がよくなる本

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    声に出すと怪訝な顔をされちゃいそうなタイトルですが、「頭がよくなる」とは「多面的に物事へ切り込み目に見えない本質を掴めるようになる」ことと定義し、そのためのツールとして、弁証法、否定弁証法、構造主義など「哲学」のアプローチが学べる一冊。

    哲学というエンジンを手に入れると、如何にリベラルアーツ・教養という燃料が重要なのか簡単に理解できる。そういう意味では、高校生くらいに出会う教科だったら最高かと。

    本文で効果的に使われている上から目線やインギー(慇懃)な感じも堪らない。

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    2014年05月06日
  • 人生が変わる哲学の教室

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    村上春樹、伊坂幸太郎、森博嗣の小説が好きな理由として、登場人物の何気ない台詞に哲学があるから。
    僕が本を読む理由はほとんどこの哲学を知りたいという点だけかも知れない。
    学生の頃から何が素晴らしい人生なのか、何が正しくて、優しいとは何か。ずっと今でも考えている。

    こんなにも真剣に人生を考え、とことん建設的な14人の哲学者の話を読み終え、少し涙が出そうになった。

    割と最近(200年前から現代まで)の哲学者たちの考えがわかりやすくまとめてあるので、ここからまたそれぞれの著書を読んでいこう。

    “自分の子供だけは例外的に助かってほしいという気持ちが生じるのが普通でしょう。モノサシの基準が揺れてしま

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    2014年04月20日
  • 「道徳」を疑え! 自分の頭で考えるための哲学講義

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    道徳が教科になって、どうやって評価するの?とは何となく思っていた。関東で育った自分が子どもの頃の道徳の時間って、教室で「おおきくなるこ」とかいう、「中学生日記」の小学生版みたいな(たぶん、ちがったかしら)テレビ番組を観て、あと何をしてたのか…全然記憶にない。そんな程度だったから。
    この本の中では、倫理学者の河野哲也氏が和辻哲郎氏の言葉引いて「道徳教育の意味を、善き社会を構築する権利と義務を持つ主権者を育成する教育と再定義」されたことを受けて、著者は「公共性を学ぶ教育」だとしている。そのために、哲学的な思考方法を取り入れよう、と。なるほどシチズンシップ教育。
    どう評価するか、うんぬんではなくて、

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    2014年04月06日
  • 人生をやり直すための哲学

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    普段馴染みのない抽象的な哲学が我々の人生そのものと密接に繋がり、かつ先人達の教えを如何様にも応用可能である、ということを身近な相談事例から説明してくれる目からウロコの一冊。

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    2014年02月08日
  • アメリカを動かす思想 プラグマティズム入門

    購入済み

    とてもわかりやすい

    プラグマティズムとは何か?そのアメリカの建国の歴史の背景から生み出された思想、しかも意識せずに生まれながらにして身につけている考え方、ということが易しく記述されている。日本でいえば「罰が当たる」といった気持ちの構造に似ている。このプラグマティズムを基本的な思想として位置づけたときに、アメリカ人の魂の根本部分がよく理解できてくると筆者はいっているし、私も理解できた。
    プラグマティズムの思想についてはわかりやすく記述され、現在の政治にも大きな影響を与えていることを考えれば、これからのアメリカの政治を見る視点もかなり理解しやすくなるのではないかと思える。
    プラグマティズムについてざっと理解するための

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    2014年02月03日
  • はじめての政治哲学 「正しさ」をめぐる23の問い

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    これまでどんな論が存在し、派生し、現在どのようになっているのかを網羅的にまとめてくれた一冊。
    「どのような社会が適当なのか?」を考える上で、良い入門書となりました。
    書籍も多く紹介されていて、勉強のための指南にもなります。

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    2013年08月31日
  • すっきりわかる! 超訳「哲学用語」事典

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    こういう本を待っていた。難解な用語、なじみ深い現象。哲学に一歩置いたところから、興味を持った人間を哲学の世界に近づけてくれる本。内容はともかく、何度でも読める本が評価されるのであれば、本書はよいものです。

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    2013年08月29日
  • 人生が変わる 愛と性の哲学

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     身近な家族から世界の幅広い愛について。特に印象に残ったのが、家族、不倫、二次元キャラクターへの愛について述べられているところ。
     愛をすることで人は思いやりの気持ちを持ち、特にそれが恋愛の場合は特に自分を磨くことになりその結果成長する。一方で愛がエゴとなり他人を傷つけることもある。

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    2013年01月08日
  • すっきりわかる! 超訳「哲学用語」事典

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    僕は哲学書を読んでいるわけではないので、この本に書いている内容が原本に忠実であるかは判断できません。

    常識として哲学用語を押さえておきたい人は読むとよいでしょう。

    用語がどういった由来のもので、その背景としてどういう考えがあるのかがよくまとまっているので、辞典の名に相応しいと思います。
    例文もついており、どういった文脈で用語が使われるのかがわかりやすいです。

    哲学に興味はあるけど、難しいことは抜きに触れてみたい人にとてもオススメです。
    物事について考えるいいきっかけになると思います。

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    2012年11月22日
  • すっきりわかる! 超訳「哲学用語」事典

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    面白かった!ネットでも調べられるけど調べてもわからないこと多いよね。この本はすごく分かりやすかった!

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    2012年10月28日
  • 人生が変わる哲学の教室

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    ネタバレ

    紆余曲折な人生を送った小川さんへの「哲学にたどり着いたならもう大丈夫」という長谷川宏先生の言葉が、自分に言われているような気がして、しびれました。
    哲学の英知こそ、最も崇高な快楽ではないかと思います。それを端的に伝えられる入門書ではないかと思います。

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    2012年10月17日
  • 人生が変わる哲学の教室

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    哲学に興味を覚え、カントの純粋理性批判を我慢して読むも、途中で本を投げ捨てました。

    この本なら、もう一度哲学に挑戦するきっかけを掴めるかもしれない。
    そんな期待で手にとったのがこの本でした。

    期待通り、もう一度挑戦できそうです。
    自分が誤解していたと分かったのは、哲学とは著名な哲学者の思想を知っていて、その思想を自分になぞらえて人生を賢く生きることがメインではないということでした。

    むしろそういった思想をヒントに自分自身で考えて、考えて自分なりの真理を得ること。
    これを繰り返していくことこそが、哲学なのだと。

    筆者は商社⇒フリーター⇒市役所⇒哲学者と一風変わった経歴をお持ちですが、その

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    2012年10月04日
  • すっきりわかる! 超訳「哲学用語」事典

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    面白く読ませて貰いました。色々と発見もありましたし、得心したところも有りました。哲学っていうと難しく考えがちですが、割りと気楽でいいのかもしれない…って気にさせてくれる本です。

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    2012年06月28日
  • すっきりわかる! 超訳「哲学用語」事典

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    哲学用語だったのか!と思うほど聞きなれた用語から、全く聞いたこともないような難しい用語まで、ボリュームたっぷりの事典。用例も挙げてわかりやすく解説されている。哲学に馴染みのない私は一読ではすべてを理解しきれないけれど、勉強になったし、これからもちょっとしたときに手に取り読み返したいと思う。

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    2012年03月21日
  • すっきりわかる! 超訳「哲学用語」事典

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     辞書。今まで曖昧なまま知った気になっていた言葉の意味が、そこそこ分かり易く解説されている。読んでいて面白かったし、痒いところに手が届く思いだった。ちょいちょい見返してしっかり言葉を自分のものにしたいです喃。
     使用例がワンパターン気味だけれど、まあ用語が用語だし仕方ないのかなという気も。

     頭良くなった振りをしてみたい人にはおすすめの一冊。

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    2012年03月05日
  • 人生が変わる哲学の教室

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    哲学の入門書としては、最上級にわかりやすい。今の我々の社会の実生活に落とし込んで語ってくれることと、対話形式で議論が行われることで小説を読むような形ですいすい読める。
    ソフィーの世界よりこちらを是非哲学入門書として人々に紹介したい。

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    2011年11月04日
  • はじめての政治哲学 「正しさ」をめぐる23の問い

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    広く浅く政治哲学の話題を取り扱っている。

    自分の政治哲学本の入り口はサンデルの「これからの正義の話をしよう」だったが、本書はあそこまでの巧みな例の設定はなかった。

    しかし、色々なテーマを扱い、かつそれぞれの記述量が大きくならないように気を遣えばそれも仕方ないこと。

    それでもそれぞれの思想のエッセンスは掴めるので問題はない。

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    2011年03月01日
  • 市役所の小川さん、哲学者になる 転身力

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    哲学・語学・就職観について、改めて考えさせられました。


    朝生での暴挙は残念でしたが、実はしっかりした人であるとの予想は裏切られませんでした。
    こんな生き方も素敵だと思います


    小林栄三氏を上司に持っていたって話はたまげましたw

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    2009年10月04日