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"この本は、まさに事典。そして、わかりやすい。この本を片手に哲学書を読みたくなる。ヘーゲル、ウィトゲンシュタイン、カントなどなど。
難しいことを何も知らない人にわかりやすく伝える技術も学べる。"
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とても良かった。一部の学問研究者による哲学用語の独占を打破して、「みんな」に広めようという著者の信念が滲み出た一冊だった。ペラペラめくっているだけでも、愉快なイラストが楽しい。基本の基本として、知識の確認のために、再利用したくなる。
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こういう本を待っていた。難解な用語、なじみ深い現象。哲学に一歩置いたところから、興味を持った人間を哲学の世界に近づけてくれる本。内容はともかく、何度でも読める本が評価されるのであれば、本書はよいものです。
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僕は哲学書を読んでいるわけではないので、この本に書いている内容が原本に忠実であるかは判断できません。
常識として哲学用語を押さえておきたい人は読むとよいでしょう。
用語がどういった由来のもので、その背景としてどういう考えがあるのかがよくまとまっているので、辞典の名に相応しいと思います。
例文もついており、どういった文脈で用語が使われるのかがわかりやすいです。
哲学に興味はあるけど、難しいことは抜きに触れてみたい人にとてもオススメです。
物事について考えるいいきっかけになると思います。
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面白く読ませて貰いました。色々と発見もありましたし、得心したところも有りました。哲学っていうと難しく考えがちですが、割りと気楽でいいのかもしれない…って気にさせてくれる本です。
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哲学用語だったのか!と思うほど聞きなれた用語から、全く聞いたこともないような難しい用語まで、ボリュームたっぷりの事典。用例も挙げてわかりやすく解説されている。哲学に馴染みのない私は一読ではすべてを理解しきれないけれど、勉強になったし、これからもちょっとしたときに手に取り読み返したいと思う。
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辞書。今まで曖昧なまま知った気になっていた言葉の意味が、そこそこ分かり易く解説されている。読んでいて面白かったし、痒いところに手が届く思いだった。ちょいちょい見返してしっかり言葉を自分のものにしたいです喃。
使用例がワンパターン気味だけれど、まあ用語が用語だし仕方ないのかなという気も。
頭良くなった振りをしてみたい人にはおすすめの一冊。
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普通に使われている言葉が哲学からきていることがわかった。哲学はわけのわからない言葉が羅列されていて、人を煙に巻く学問に思えたが、わかりやすく哲学用語が解説されていて、多少は苦手意識の克服ができた。
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哲学用語がとてもわかりやすく書かれていて好印象。とくに、「正義」などの日常用語と若干意味の異なるワードに関する説明は、理解の手助けになりとても助かった。ただし、文庫本サイズなので取り扱われていないワードも多い。
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前々から興味があった哲学への第一歩として選んだ本。
哲学にはとにかく専門用語が多いので、
まずは言葉から入ろうと思った。
聞いたことのある言葉がちらほらあったのが楽しい。
哲学とは考えることを追求した学問であるから、
ここにたどり着いたのは自分としては当然のことと思う。
事典としての形をとっているので、
気になったことが出た時に読み返す価値あり。
これをきっかけに哲学にさらに触れてみたいと思った。
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わかりやすい。何となく知っている言葉でも説明できないことが特に多い哲学用語がまとめられているので、読み物としておもしろく読める。日常生活で触れる機会は少ないので、辞典としてまでは使わないだろう。特に、第一章の頻出用語は意味を読んでスッキリしたもの多数。ただ、他の章の用語は難しかった。カタカナ用語の章なんて、次のページに進んだ瞬間に忘れてしまいそうな用語ばかり。それもあり、用例があるのは有り難かった。本書を機に、哲学用語を日常会話にも取り入れてみるとおもしろそうだと思った。「いったんエポケーしなさい!」みたいな。
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びればんで衝動買い。
現代文と世界史とリベラルアーツテスト対策がなんとなくできてしまうかもしれない。
教養の基礎知識をさらうのにはピッタリかも…??
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「テーゼ」「超越主義」…どこかで聞いたことはあるけれど、正確な意味は知らない哲学用語。古代より受け継がれて来たそれらの専門用語を、現代風に「超訳」した画期的な一冊。
哲学に興味がなくても、辞書的に楽しめる本。哲学なんて、ビジネスをしていく上で必要ないと思っていた。けれど、本質を突き詰めていく中では必ず哲学にぶち当たると思うし、突き詰める中で哲学を知っているのといないとのではかなり結果が異なるように感じる。「メタファー」など、なんとなく使える単語を明快に解釈したのが面白いところ。定期的に読み返すと面白そう。
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その心意気ほどには面白くなかったという……。
辞典よりも、他の本の方がおもしろいのかな。
でも、飲茶という最強の人とどうしても比べてしまうからなぁ。
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理系人間にはなじみが薄く、だけど生きていると時々出会う意味不明な哲学用語を、分かりやすく説明してくれる本。約150語を収録。もちろん、これを読んで深い理解が得られるわけではないけれど、とりあえずの意味を知るには手頃でいい本だと思う。ゆくゆくは、この手の単語を駆使して、他人を煙に巻く文章を書けるようになりたい。
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確かにわかりやすくて初心者にはよさそうだけど、中には「超訳」しないほうがわかりやすいのでは・・・と思う言葉もちらほら。
あと永遠回帰の説明って間違ってないか?
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色々な単語を載せようとして一個一個の説明が軽くなっている
事典だからそういうものなんだけど
これじゃあ理解できない
とか逆に
これぐらいは知ってる
とか、その程度の内容に留まっている印象
もう一声ほしかった
Posted by ブクログ
内容紹介
ルサンチマン、イデア、メタファー、レゾンデートル、アウフヘーベン、弁証法、記号論、形而上学、構造主義、実存主義、唯物史観……。
哲学に特に興味のない人でも、こうした難解な言葉が本の中に突然出てきて頭を抱えたり、会社の会議や飲み会の席で誰かが何げなく口にして「わからないけど聞くのは恥ずかしいな……」と思ったことは一度はあるはず。
そこで本書では、元サラリーマン・市役所職員という異色のキャリアを持つ“庶民派”哲学者が、日常会話でも頻繁に使われる常識的な哲学用語から、チンプンカンプンな専門用語まで一挙超訳(超訳例:「ルサンチマン=負け惜しみ」「イデア=理想像」「唯物史観=経済が歴史を動かすとする説」)。
さらに、その語を用いた哲学者の思想や、その用語の関連事項等もわかりやすく解説しているので、哲学の基礎知識を楽しく学ぶこともできる。
用語事典として「引いて使う」もよし、哲学の入門書として「読んで学ぶ」もよしの1冊。
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サラリーマン、市役所職員として働いていた経験を持つ、いわゆる市民感覚を持った哲学者である小川仁志氏が、「普通の人が、大づかみに哲学用語を理解できるようにする」ことを目的として書いた哲学用語事典。
「ルサンチマン」「カタルシス」など一般的にもよく知られた言葉から、「エクリチュール」「プシュケー」など聞いたこともない言葉まで、基本的に1単語見開き2ページで解説している。
哲学に少し興味がある普通の人向けであり、解説は意識的に簡単なものになっている。そのため、なじみのある哲学用語についてはあらためてその意味を再確認することができた一方で、難しい単語について、説明が抽象的になりすぎているような気がした。
哲学入門書として読むには体系的ではないし、各単語について説明不足で心許無いが、他の哲学書を読むときには理解を手助けする役割を担ってくれるだろう。
この本はオリーブオイルみたいなもので、主食ではなく、他の料理(哲学書)を味わい深くするためにあるのだと感じた。
Posted by ブクログ
「超訳」の哲学用語の本。
よく耳にするけど、実はよくわからない言葉の「つかみ方」がわかります。
事典として、使っていこうと思います。
難しい用語が苦手な私にとって、心強い存在になっていきそうな一冊です。
Posted by ブクログ
うーん、言うほど「超訳」ではなかった気が……。初めこそ「おぉ、そんな解釈が!」というような驚きもあったんだけれど、章が進むごとに段々と「哲学」のヤヤコシサが牙をむきはじめる。後半なんかは特に、そのへんにある哲学入門書となんら変わりがないというのが感想です。触れ合いやすさを狙ったのかもしれないけど、章立てもイマイチ意味不明ですな。
とはいえ、昨今の評論――それは社会学的評論であっても、文学的評論であっても――では、当たり前に哲学用語が散りばめられている。本書はそういった哲学用語を網羅的に解説を施してくれているので、その意味では大変に重宝する一冊だと思うし、大変勉強になりました☆
【目次】
はじめに
第一章 よく目にする&耳にする頻出用語
第二章 常識として知っておきたい用語
第三章 チンプンカンプンのカタカナ用語
第四章 入試問題でも見かける漢字系の用語
第五章 日常の用法とはちょっと意味の異なる用語
第六章 本格派向けの高度な用語
おわりに
参考文献
人名索引
用語索引
Posted by ブクログ
哲学をこれだけで学ぼうと思うのは間違い。
一つ一つ掘り下げていかないと。
こんなんあるんだ、ふーんぐらいのスタンスで読むといいです。
知らない、と知っているでは大きく違うから。
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ドイツ語やフランス語では易しい言葉だったのを明治以降、難解な造語に翻訳した。その悪しき伝統を終わらせるプロジェクト。素晴らしい。残念なのは言い換えが説明文になってしまっているところ。まさしく日常語であるようなふつうの言葉に対応させられるとよかった。ま、難題だよね。努力は買う。
Posted by ブクログ
哲学書のお供として。またはトイレ本として。
読み物としては、正直ダレてしまいましたが、野心的な試みだと思います。アップデートしてったり、○○編、みたいな切り口にしたり、もっと掘り下げる余地もありそうな本でした。