Posted by ブクログ
2014年04月20日
村上春樹、伊坂幸太郎、森博嗣の小説が好きな理由として、登場人物の何気ない台詞に哲学があるから。
僕が本を読む理由はほとんどこの哲学を知りたいという点だけかも知れない。
学生の頃から何が素晴らしい人生なのか、何が正しくて、優しいとは何か。ずっと今でも考えている。
こんなにも真剣に人生を考え、とことん...続きを読む建設的な14人の哲学者の話を読み終え、少し涙が出そうになった。
割と最近(200年前から現代まで)の哲学者たちの考えがわかりやすくまとめてあるので、ここからまたそれぞれの著書を読んでいこう。
“自分の子供だけは例外的に助かってほしいという気持ちが生じるのが普通でしょう。モノサシの基準が揺れてしまうのですね。なぜか?それは、自分のことになると、想像で他人の心をつねってみるのと同時に、自分の心も直接つねられるからではないでしょうか。
そして、両者の痛みを比較したときに、どうしても直接的な痛みが上をいってしまうのです。そこで善悪の基準が少し揺れる。悪だとわかっているけれども、どうしても例外を認めたいというのは、まさに基準のブレにほかなりません。” ジョン・ロールズ