ヤマシタトモコのレビュー一覧
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懐かしきがんじがらめの暗黒期。一人で生きていく選択まではできず、見逃してくれと毎日祈り、息を殺して何も見ず感じずひたすら痛みを誤魔化して耐えるしかない未成熟期。血の繋がりとか頭から信じている人間に迂闊にしゃべったら死ぬ。先生は醜い人間の1人。手を差しのべてくれる聖人はいるのか。神は気まぐれ。
懐かしい。
あの時こうしてればと思うことしきり。その解決策はそれを通過しなければわからなかったのかもしれない。と、簡単に思えるのはもう大人だからー。
ま、性的虐待までなかったけど。もっと苦しんでいる人がいるのよなんて意味ないんですけどってねー。おお、ムカついてきた。取り敢えずこれだけでも絶対言わないよう -
Posted by ブクログ
ふと書店で見かけて、この際買うかということで購入。とてもヤマシタトモコ作品らしさが出ている作品集。特にワキ毛が良かったよねワキ毛。
直接的に気持ち悪く、それでも揺れ動く感情。初っ端のうつくしい森からヤマシタ思春期男子キャラの突っ走りがいいですねぇ。女を感じさせない人の脇毛、たしかに興奮というかいけない妄想と思いますね。そしてその妄想はやがて全身に行き渡る。いいですねぇこういう妄想超特急は。そのあとのミラーボルフラッシングマジックやblueもどうしようもなくどん詰まりの人々がひとつの感情を爆発させる様はとても叙情的に流れを描いていて良かった。人間の直接的な気持ちのぶつかり合いは現実的に気持 -
Posted by ブクログ
ネタバレ1巻でギシギシと軋み始めた関係が
2巻では明確な歪みとなって崩れ始める。
どんなに頑張ったって、食い違って、すれ違って。
「ご都合主義のハッピーエンド」なんて、馬鹿らしく思えてしまう。
『ひばりは、きっと死んだ。』
その解釈もあるということを、ここに来て初めて気付きました。
私は生きていると思います。願望ですが。
逃げて、そして生きていてほしい。
中学生や高校生までは、自分の周りが世界の全てだと思い込んでしまいがちですが
そうじゃないんだよ、と
本当に思っている以上に世界は広いんだよ、と
声を大にしてひばりに教えたい。
桜庭一樹さんの『少女七竈』に少し通じるものがありますが、
ここまで救い -
Posted by ブクログ
矛盾や関心、決め付け、欺瞞など誰かに対して思うことは鏡のように自分を映しとることが描かれた作品でした。
相手の中の何を見るか。世の中には自分と合わないと思う人は数多くいます。僕は話す人を選ぶ方だとおもいます。なぜなら、相手に対してどこかしら自分と似通ったところを見つけて相手に話しかける質だからです。今作品では様々なキャラクターが相手を見ているようで相手の中にいる自分を見つけられず苛立っているように見えました。わからない、わかってほしい、わかりたくない、色んな拒否の形を描き、その時の思いを忘れていく。身勝手な奴らばっかりのようでしたが、そうやって生きていくしかない人生もあるのかなと考えさせ