ヤマシタトモコのレビュー一覧

  • 違国日記(6)【電子限定特典付】

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    巻数が進むほど浮き出てくる、それぞれの孤独感たるや、他の作品にはない凄みだと思う。
    それぞれの感覚の違い、傷つきやすいのに無神経だったり、人を傷つけることに鈍感だったりする、少しずつの違和感がリアルすぎて辛い。
    でもみんな一緒に生きていく。
    目が離せない。

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    2023年12月26日
  • 違国日記(3)【電子限定特典付】

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    15歳の頃、たしかに孤独のかたちはそれぞれ違っていて、誰もがわたしだけが、と思っていたのかもしれないなあと思い出して当時の自分をそっと抱きしめたくなった。

    いまでも孤独のかたちはそれぞれ違うけれど、違うことを知っているし、それぞれに孤独があることを知っているからほんとうの意味では孤独じゃないなという肯定感がある。それは、これまで出会ってきたひとたちによって支えられたものだと思う。

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    2023年12月17日
  • 違国日記(1)

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    完結したというので読み直し。
    日記が「いつか悲しくなったときの灯台になる」というのは自分自身も身に覚えがあることだったので、ほんとうにそうだよな〜と思う。
    ほんとうのことを書く必要がない、というのも。

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    2023年12月17日
  • 違国日記(4)【電子限定特典付】

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    わたしも親の考えてることが全くわからない子だったから朝のほんとうかどうかわからないじゃん!
    という台詞はすごい共感した

    でも直接話しても今でもわたしはわからない

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    2023年11月27日
  • 違国日記(11)

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    私のなかでは全然終われてない。

    ・最終巻だと思わず読んでいたので口があんぐりした。(鳩に豆鉄砲的な。
    ・金言が多い、ヤマシタさんの思考?語彙量とか価値観とかどうなっとるんだろうか。はっとすることだらけ。

    まだ飲み込めてないからもう一度読む。

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    2023年08月26日
  • WHITE NOTE PAD(1)

    匿名

    ネタバレ 無料版購入済み

    入れ替わった後も続く人生

    17歳の女子高校生の小田薪葉菜と38歳の自動車工場で働く中年男性の木根正吾はある日突然お互いの体が入れ替わってしまう。
    正吾の体に入ってしまった葉菜は記憶喪失ということにされてしまい日常生活もままならない状況を過ごしていた。
    一方葉菜の体に入った正吾は混乱したのちその状態を強くてニューゲームといってきれいな女子高校生としていろいろなことを吸収してついにはモデルになった。
    一年経ってお互いが入れ替わったことを確信した二人はようやく会うことができたがきれいで自信に満ち溢れたかつての自分の体に対して葉菜は混乱していた。
    お互い助け合おうということで正吾はモデルをしている出版社に掛け合い仕事もままなら

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    2023年08月21日
  • 違国日記(4)【電子限定特典付】

    匿名

    ネタバレ 無料版購入済み

    四巻目

    田汲朝は中学卒業を迎える間近に両親を事故で亡くしてしまう。
    その葬儀のなかで親戚が自分をたらいまわしにしているのをぼんやりと感じていると母方のおばである高代槙生に引き取られることになる。
    人好きの朝に対して槙生は人とのかかわり方や普通の生活といわれるものがうまくできないこともあって共同生活はギクシャクすることもあるが、それでもお互い他者を尊重するということをなんとか続けていた。
    軽音部に入った朝はおおむね楽しい部活生活を送っていたが一人あたりが強い先輩がいることが心にシミを作っている状態だった。
    しかしちゃんと言い返すことができて少し気が晴れるのだった。
    一方槙生は亡き姉の私物の一部を朝に返す

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    2023年08月21日
  • 違国日記(4)【電子限定特典付】

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    相手に対して愛情がどんなにたくさんあったとしても、別の人間だからどうしてもわからないことわかりあえないことはあるよなあやっぱり。基本的に人はすべて違国と思った方がいいのかもしれない。
    良かれと思ってやったことが相手を傷つけるって普通によくあることだから、人間関係って難しい。大切なほど臆病になったりするのも当然だと思う。大切なものは壊したくないもんね。
    関わりかたを間違えた時、相手が言葉や態度ではっきり拒否してくれたらわかりやすいけど、優しさその他の理由ではっきり拒否しない・できないことは多くて、受け手自身も自分で拒否したいことに気づいてないようなこともあるし、難しい。間違えることがあるのは違う

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    2023年08月19日
  • 違国日記(11)

    購入済み

    とても良いドラマ

    最後の詩にはちょっと泣かされてしまった。
    お互いに愛しているのに、愛し過ぎてこんがらがっている槇生ちゃん。こんなに愛していたら日常がしんどいよね。
    2人とその周りの人が幸せである事を願います。

    #泣ける #エモい #切ない

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    2023年08月19日
  • 違国日記(8)【電子限定特典付】

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    ネタバレ

    小説書けるなんて尊い。
    当の本人たちは働きたくないって笑い合っていて。

    歌詞 エコーという単語から槙生さんが出す言葉がとても綺麗。
    それを参考にして朝ちゃんが考えていく中で
    気がついて広がっていく言葉もとても美しい。

    笠町さんが朝ちゃんにちゃんと敬語だし、
    丁寧に言葉を選んで話していて、
    「おれはたぶん父から愛されていない」
    「でもべつにあの人に愛されなくてもおれが価値のない人間ではない」
    と本心を真摯に吐露するシーンも素敵だった。

    原稿が終わったから怖いものなしという理由で
    狼の遠吠えをする槙生さん。
    犬が呼応して遠吠えするのを三人で笑い合う。
    家族というか、群れとでも言えばいいのか。

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    2023年08月12日
  • スニップ,スネイル&ドッグテイル

    匿名

    購入済み

    時系列が思ったより短いスパンでバラバラなので、何回も見返しました。
    雰囲気は好みでしたが、もうちょいまとまって読みたかったような…。
    書き下ろしのオレガノレシピの勢いもけっこう好き。

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    2023年05月20日
  • くいもの処 明楽

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    表題の中編と2つの短編と表題のおまけ。やっぱりヤマシタトモコさんの作品は良い、好きです。ゲイであれノンケであれ、攻めであれ受けであれ男性がちゃんと“男”で、何なら“男臭い男”なのがホント、すごくいい。『くいもの処 明楽』は改めてそれを認識させてくれる作品でした。

    短編は終わり方がうわ〜〜〜〜ってなる『フォギー・シーン』とクスッとニヤッと笑える『リバーサイド・ムーンライト』どちらも良かったですが、『フォギー・シーン』は16pとは思えないほどの濃さを感じました。高校生の主人公・透のその後が気になって仕方ない。

    ヤマシタトモコさん、全作品読みたい作家さんのひとりです。

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    2023年05月13日
  • 違国日記(10)

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    ネタバレ

    槙生さんの言葉はいつも心に響く。時々怖いくらいに。
    一度何言ってるんだろうと考え込んでしまう時もあるけど、じわじわ染み込んでる。普段から考えないようにしていること、蔑ろにしていることを言葉にしてくれる。
    (理解は半分もできてないと思う)
    槙生さんの小説読んでみたいな。
    子供も大人も人である以上、一生悩んで生きていく。折り合いつけて、ずるい言い換えをしてやり過ごすのも大人になること。成長してるのか停滞してるのかもわからないけど。

    教師の「基本的人権」の捉え方がいい。人には元々価値と自由があり何者にも脅かされてはいけない。
    ずっと知ってて、国に保障されてるはずの耳障りのいい言葉。自分が一人の人間

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    2023年05月06日
  • さんかく窓の外側は夜 その後

    匿名

    購入済み

    面白い

    終わってしまったのが悲しいです。これまでのおまけも載っています。書き下ろしも良かったです。幸せに過ごして欲しい。

    #エモい

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    2023年04月24日
  • スニップ,スネイル&ドッグテイル

    無料版購入済み

    昔読んだフランスのゲイ小説を思い出すような独特なストーリー展開。面白かったです。欲を言わせていただければもう少し画力があればと思いました。

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    2023年04月15日
  • それでいて、可愛いひと【イラスト入り】

    ネタバレ 購入済み

    不器用にも程があるよね。

    喫茶店の店主と、常連客のリーマンのお話。体格差はありそう。店主は相当なツンデレ。いつまで経っても、最後の最後までツンデレ。
    2年前までヤリまくってた割に初心いのは、初めてのネコだったから???リーマンのどこにそんなに惹かれたのかは謎だけど。

    #ほのぼの

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    2023年04月06日
  • 違国日記(8)【電子限定特典付】

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    ネタバレ

    親友えみりちゃんから同棲の彼女がいることの告白。朝ちゃんはよく知らなかったお父さんの本性(?)を調べ始める。この物語の世界が広がってる感じがしてこの先が楽しみ!

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    2023年03月30日
  • 違国日記(7)【電子限定特典付】

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    自分は特別って思いたい気持ち、何者かであることを証明したい気持ちわかるーー!特に中高生のときは考えていた気がする。。親がどうとか、周りがどうとかではなく、自分を磨いていくしかないんだよなー

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    2023年03月30日
  • 違国日記(6)【電子限定特典付】

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    高校生のときに槙生さんに出会えたことがどれだけ素晴らしいことか、後々わかるんだろうな〜
    朝ちゃんの考え方がキラキラしてて若くて眩しい!

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    2023年03月27日
  • 違国日記(10)

    ネタバレ 購入済み

    また迷い込む朝

    自分が何者なのか?
    考え過ぎだよ~と言ってあげたいけど、きっと槇生ちゃんは、迷うのも悩むのも自由と言うんだろうな。
    大人になっても、大人の姿をした子供に過ぎないんだけど。

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    2023年03月27日