ヤマシタトモコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『違国日記』(ヤマシタトモコ)から何故か次に手に取った『ほんとうのことは誰にも言いたくない』。
ただ、今までの作品について語られる本であまりにも読まなさ過ぎたため「ある程度作品読んでからもっかい読もう!」と長い間積読状態になっていた一冊です笑
「何が書いてあるか」を読まずしていきなり手に取っちゃうくせがあるとこうなります。
そして読後の感想としては、
「漫画家の頭の中は【これ描いてみたい!!】で溢れててすごいな」という事。
私も小学生の頃にチビチビ描いてた時があったけど、ストーリー展開に悩んでやめましたもんね…。
ただ、「自分が経験した事じゃないと描けない」と思ってたけど子どもの頃を考えたら「そうでもなかったな」と今更ながらに思いましたね。
しかしヤマシタトモコさんが描いているような人生についての深い内容はついぞ浮かばなかったかなぁ。
………っていう事を読みながら思ってました。
読み終えるのになかなか時間かかっちゃって、ようやく息ができた気分です。
次は映画とアニメ見よ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ全部壊れたら良い。
そう思う程の衝撃。
ヤクザが怖いと思う程の人殺しが
自分の父親だと気が付いたらなら
どれ程気持ちが落ちることか。
退避しないとまずいと思う状況で
今出たら駄目だと言う英莉可も、
ならどうにかしようとすぐ切り換える逆木さんも恰好良い。
「誰だって死とは繋がってるから必ず繋がる」。
非常に腹落ちした。
英莉可の気迫も半澤さんの安心感も凄い。
ゼロか百じゃない、と迎くんが言ってくれるのも良い。
追い詰められたかに見えて、三角くんが
「おまえとは血しか繋がってない」
と返せるところに痺れた。
「おれのほんの一部だ全てじゃない。
そんなモンよりもっと強いものをおれは持ってる」。
そして思いをぶつける姿が、母親への愛と
満たされなかった父親というものからの愛への羨望も感じた。
父親の選択がとても幼すぎるのだ。当時も今も。
それに対して「おれは全部試す」が恰好良い。
やっぱり母親が信じてくれているというのは強いな。
「あの人の信念の証明」という表現も良い。
意志を無視するなら従わないし
終わりにしたいなら許せないしついていかないけど
止められない。
誠実に向き合う三角くんが、早川さんの
「そばにいてほしい」という言葉を引き出した。
それを聞いて
「だよな。あんた、おれといたら怖く無くなるぜ」
と笑って返すところが最高だった。
半澤さんが冷川さんに謝るのも、
冷川さんがずっと助けてもらっていたことに気づけて
そう言葉に出せたことも泣ける。
契約を破棄した上で今まで通り一緒にいる選択が
三角くんらしくて良いラストだった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ逆木さんが料理教室に通わされているのには笑ったが、
会社を起こして自分たちで食い扶持を稼いでいるのは強いなと思う。
再会できたと思いきや呪いとは。
しかも呪いの予防接種という発想が面白い。
そういう理由があっても人を呪うことが嫌だという
系多くんはやっぱり良い人だ。
コミュ強と社会不適合のチーム分けに笑ってしまう。
そして怪談ではなく事故や事件、から
半澤さんに繋がる展開も見事。
さくっと廃墟に乗り込んでくれるところも好きだ。
なんにもしてないのに、という人の呪いが
強く残るというのはなんだかよくわかる。
こうやって同業としてゆるっと関係が続いていって、
学校へ行ってみたり何か前向きなことしつつ
長い人生を一緒に過ごしていく明るい未来な感じで
とても良いその後だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレひばりの朝 1
上手な絵にきれいな表紙。それにだまされて集まって来るものを刺すとても悪意に満ちた恐いマンガです。
ひばりという14歳の少女を巡る、そのまわりのひとたちの思惑と、少女の痛いまでの孤独。
親戚の男、恋人、友人、同級生、先生、そして父と母。
小説家で言うと吉田修一が近いかもしれません。みんなが少しずつ苛ついていて、それでいてクールで、悪意に満ちている。
ひばりはただの引っ込み思案の少女なのか?それとも、見た目通りの淫乱な娘なのか?
答えは明確には描かれませんが、どちらにしてもひばりの痛さだけはひしひしと伝わって来ます。
竹蔵 -
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ネタバレ迎くんの判断や言動は比較的一般に近くて
自分にも理解しやすいからほっとしてしまう。
力があると言っても人それぞれ特性があるのが
面白いしリアリティがある。
逆木さん、直感で死に自分から立ち向かうところが
危うすぎるが恰好良い。
冷川さんがあっち側にもしいるのなら
考えなければいけないことがある。
そう言えるのも正しいし、間髪入れず
「確かめてからだぞ」と言えるのも優しい。
確かに死ぬかもしれない、戻ってこないかもしれない
となった時に、自分が覚悟できるかもそうだし
それを周りの人に伝えるのは実際は難しい気がする。
特殊清掃の会社としての実務も三角くんがしなければならないのか。
当然と言えば当然だが、現実はいろんなことが込みいっている。
半澤さんの顔を見ると安心するな。
本当にネックレスでもいいのに、わざわざピアスにするところがなんだかグッとくる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレお母さん、意外と色々用意してくれていたか。
先生や父親にばれないようにやれたのだろうか。
もっと早く助けて欲しかったとエリカが思うのは尤もなのだが
逆木の言うとおり恐怖を植え付けられたら何も出来ない。
お母さんも無事なようで良かったし
みんなと連絡が取れてほっとした。
エリカが復讐では無く先生の力を弱めること、
これ以上犠牲を出さない事を考えているのも偉い。
自分が踏み込まれたくないからと言って
相手が冷静ではない事にして突き放し
あまつさえ閉じ込めるなんて、やっぱり冷川さんはどうかしている。
一方で三角くんは、けして普通な人生ではなかったのに
この真っ直ぐさはなんなのだろう。
自分が正しいと思う事を曲げてしまったらきっと誰も助けられない。
強いなと思う。
やはり冷川さんの言う運命は一方的で支配的だ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ悪意に慣れてるというのもその上でその相手をさせるのもムカつく。
三角くんらしいスタンスだと思う。
冷川がした『契約』がずっと気になっていたが、
思っていたより対等なものだったのか。
三角くんが縁を繋いだことで、迎くんとエリカも繋がった。
玲奈ちゃんが「怖かったね」「エリカ大丈夫⁉︎」と言ってくれる子で良かった。
悪い事にしか使えないとエリカが思っていた力で
友達を救えたのも大きな一歩だと思う。
迎くんが協力してくれることで随分話も進んだ。
なにか罠があるのではと怖くて仕方ないものの、
みんなの会話がどこか緊張感が無いのも可愛い。
冷川さんがふわふわしているのも怖さに拍車をかける。
侵入はバレたが、誰かまでは特定されなかった
と思って良いのだろうか。
半澤さんがお説教してくれて、次はおれも呼べ
と言ってくれるのが良いな。
「戻る場所」。
エリカと逆木は逃げ出せて初めて探せる。
心配係を自負するのは可愛いが、冷川さんはどんなつもりで
三角くんのことを「運命」と呼ぶのだろう。
”先生”も教団も依頼内容の善悪も考えないし
対象以外の人間を巻き込んでもなんとも思わない。
壊れている、と思う。
エリカの父親にエリカを殺させようとするのか不安だったが
そう言うわけでもなかったのか。
お母さんがスタンガンを持って追いかけてくるとは思わなかった。
そんな事をして自分も逃げたいだろうに
「逃げなさい」なのがどうあっても母親なのだなと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ逆木との出会いを知ってちょっと納得いくものがあった。
両親にも裏切られている、はその通りではあるのだが
母親はまだしもだったのにこうなるしかなかっただろうか。
母親の立場なら、ヤクザや怪しげな先生まででてきて
相手は夫だけではない訳だからどう立ち向かえばいいのか
誰に助けを求めていいのかもわからないだろうから
同情はする。
裏切られた、訳ではないのだが、三角が疑われるのはきついな。
半澤さんはまともな人で安心する。
あれだけの事件から一応立ち直ったのだから
確かに上出来ではなくても中出来ではある。
エリカのことを無理に聞き出そうともせず
どんなに心を砕いても救えないことはざらにある、
さしのべた手が届かなくてもそれはきみのせいじゃない
と三角に言ってくれるのが良い。
しかも自分のことも含めて無理して助けなくて良い
なんて、中々言えることではないだろう。
急に忍び込まれて押さえこまれても、
「おれを信じさせてやれなくてごめん」
という言葉が出てくるのが三角くんだな。
初めは半澤さんとの出会いがよい方に転がるかと思ったら
どんどん悪い方にいってしまって怖かったが、
結局良い方に進んでいけそうでほっとした。
エリカを「信じる」と言い心配してくれる冴子さん、
流石半澤さんの奥さんという感じだ。
復讐という言葉を出したときに怒れる三角くんが良い。
自分が人を助けるのは人の為でもあり自分の為でもあり。
辛いことも沢山あったろうに曲がらないでこれたのは
お母さんの存在が大きいのだろう。
「だからおれも助けたい、そう思っていることを忘れないで、踏みにじらないでくれよ」
という言葉にうるっときた。
迎くんも結局は巻き込まれてくれるし、エリカに
「話聞いてやるよ」と言ってくれるのが優しい。
「きみがまだ子供でおれが大人だから」
「きみを守る大人がいなかったのは決して普通じゃないしきみはそれをもっと嘆いていい」
という台詞がとても良かった。
この言葉は冷川にも本来響く言葉だと思う。
それぞれ半澤さんと逆木さんがいてくれたからこそ
なんとかここまで来れているが
それでも普通じゃなかったし、嘆いていい。
ここからがしんどいとは思うが、更に半澤さんもいてくれると思うと
心強く思える布陣。
これを作れたのは、三角くんの力だなと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレHER
「この漫画がすごい!」の 女性部門で一位ということで怖いもの見たさで読んでみました。
”女って怖い。女って面倒・・・”鋭いナイフのような具体例を6編。
全編にあふれるのは、生きること、女であることの不安による、突っ張った痛い生き方でしょうか。
そんな痛さを通じて不安を共有することによって、多くの女性が共感しているのかな?と想像します。
あくまでも想像。
最近の若い人の”空気よめねー”的な部分も多く感じられ、年寄りの竹蔵ですが、今若かったらとても困るだろうななどと余計なことを考えました。
痛いのが嫌いな竹蔵は男で良かったとホットしています。
竹蔵