ヤマシタトモコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ
これは…… なるほど……
きのう、まだ2023年だった頃に作者の最新作『違国日記』を最後まで読み終えて、その翌日に、10年前、2021-2013年に連載・発行されたこの全2巻の作品を読んだのだけれど、そのあまりのギャップに驚くとともに、最終的には、なるほど確かにこの『ひばりの朝』の延長上に(『さんかく窓の外側は夜』や『花井沢町公民館便り』などを挟んで)、『違国日記』が位置するのだと、そのひとりの作家の経歴の連続性に納得させられた。
Wiiリモコンとかガラケーとか、2010年前後の時代特有のものが色々と登場して、その ”古さ” に慄いた。富子がひばりに対して内心でしようとした、windows -
無料版購入済み
女性の性(さが)が……
短編集の冒頭幾つかを読んだだけなので判断しづらいですが、出てくる女性陣の悩み、伴侶や彼氏なら受け止めるべきでしょう。何れも簡単ではなさそうでした。
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匿名
ネタバレ 無料版購入済み入れ替わった後も続く人生
17歳の女子高校生の小田薪葉菜と38歳の自動車工場で働く中年男性の木根正吾はある日突然お互いの体が入れ替わってしまう。
正吾の体に入ってしまった葉菜は記憶喪失ということにされてしまい日常生活もままならない状況を過ごしていた。
一方葉菜の体に入った正吾は混乱したのちその状態を強くてニューゲームといってきれいな女子高校生としていろいろなことを吸収してついにはモデルになった。
一年経ってお互いが入れ替わったことを確信した二人はようやく会うことができたがきれいで自信に満ち溢れたかつての自分の体に対して葉菜は混乱していた。
お互い助け合おうということで正吾はモデルをしている出版社に掛け合い仕事もままなら -
匿名
ネタバレ 無料版購入済み四巻目
田汲朝は中学卒業を迎える間近に両親を事故で亡くしてしまう。
その葬儀のなかで親戚が自分をたらいまわしにしているのをぼんやりと感じていると母方のおばである高代槙生に引き取られることになる。
人好きの朝に対して槙生は人とのかかわり方や普通の生活といわれるものがうまくできないこともあって共同生活はギクシャクすることもあるが、それでもお互い他者を尊重するということをなんとか続けていた。
軽音部に入った朝はおおむね楽しい部活生活を送っていたが一人あたりが強い先輩がいることが心にシミを作っている状態だった。
しかしちゃんと言い返すことができて少し気が晴れるのだった。
一方槙生は亡き姉の私物の一部を朝に返す -
Posted by ブクログ
相手に対して愛情がどんなにたくさんあったとしても、別の人間だからどうしてもわからないことわかりあえないことはあるよなあやっぱり。基本的に人はすべて違国と思った方がいいのかもしれない。
良かれと思ってやったことが相手を傷つけるって普通によくあることだから、人間関係って難しい。大切なほど臆病になったりするのも当然だと思う。大切なものは壊したくないもんね。
関わりかたを間違えた時、相手が言葉や態度ではっきり拒否してくれたらわかりやすいけど、優しさその他の理由ではっきり拒否しない・できないことは多くて、受け手自身も自分で拒否したいことに気づいてないようなこともあるし、難しい。間違えることがあるのは違う -
Posted by ブクログ
ネタバレ小説書けるなんて尊い。
当の本人たちは働きたくないって笑い合っていて。
歌詞 エコーという単語から槙生さんが出す言葉がとても綺麗。
それを参考にして朝ちゃんが考えていく中で
気がついて広がっていく言葉もとても美しい。
笠町さんが朝ちゃんにちゃんと敬語だし、
丁寧に言葉を選んで話していて、
「おれはたぶん父から愛されていない」
「でもべつにあの人に愛されなくてもおれが価値のない人間ではない」
と本心を真摯に吐露するシーンも素敵だった。
原稿が終わったから怖いものなしという理由で
狼の遠吠えをする槙生さん。
犬が呼応して遠吠えするのを三人で笑い合う。
家族というか、群れとでも言えばいいのか。