あらすじ
「運命なんだよ。おれたち絶対。」
先生とともに閉じ込められ、出られなくなった冷川。
三角は、迎、英莉可、逆木、半澤の力を借り、冷川を救済するため全力を尽くす。
先生がいる部屋に辿り着いた三角に先生は問いかける。
「ぼくが誰だか知りたいか?」
強い攻撃を三角は跳ねのける。
そして遂に冷川のもとに辿り着く。
三角が全身全霊で絞り出した言葉に冷川は――。
愛と救済の完結巻。
小さいころから不気味なものを見てしまう体質の書店員「三角」。不気味で恐ろしい、手に負えないモノたちを避けて生活をしていたが、ある時拝み屋「冷川」に出会い、とある事件に巻き込まれていく…
ヤマシタトモコ先生のちょっと不気味でエキセントリックなホラー漫画です。三角と冷川のどこか一線を越えたような関係性と、三角たちが関わる不気味なモノたちにいろんな意味でドキドキします。2人を取り巻く登場人物たちも一風変わったキャラクターばかりで、これから主人公の三角とどう関わっていくのか、読めば読むほど続きが気になる中毒感があります!ホラーは読みたいけれど、怖すぎるのはちょっと…という方にぜひおすすめしたい作品です。
感情タグBEST3
本当の救いとは。
生まれによって授かる様々な、
呪いを運命の人の愛が解いてくれる。
その様をまざまざと見せつけられて
運命だと思う人と繋がるには、
自分自身と繋がって、本当の言葉を
伝えられなくてはならないのだなぁ、と
改めて思う。
真名を明かす。
自分を開いて、相手を知る。
過去の大きな過ちを知ってほしいけれども
知ってほしくない。
その気持ち、とてもわかるなぁ……と思いながら。
ただ、そばにいたいと
喉の奥から魂の声を、言うことができて
言わせてもらえて、冷川ってば幸せ者(笑)
もうほとんど誘導尋問じゃん。
三角くん優しすぎるでしょ(笑)
ずっと号泣しながら読んでた(笑)
運命の人と思う相手に
運命だと思ってもらえることは
本当に奇跡みたいなものだから。
ヤマシタ作品の中で、
「呪い」を「愛」が解く作品が他にもあって、それは読み切りなのですが、それもとても好き。(確か、運命の女の子、収録)
数年前ならイチャのあるBLエンドでないことに
モヤモヤしたかもしれないけど(笑)
私も多少成長したようです(笑)
他にも感想はありますが、長くなるので別場所で書きます。
個人的には
よしながふみの「大奥」と、この作品が同時期に終わって、
大きな空洞ができちゃいました(涙)
「違国物語」も、大切に読んでいます。
先生いつもありがとうございます。
どうぞお体お大事に!
QRコードで直接感想を送る勇気がありません……!(笑)
う
うわーー、もう、うわぁ。何となく予想はしてたけど、こういう終わりだよね。でも大団円?!だよ。良かったよ。取り敢えずもっかい読むよ。今月、大好きな作品が2つも最終巻迎えちゃって、嬉しいけど悲しい。明日からどうやって生きていけば…
素晴らしいラスト
誰も死なないし、冷川さんと三角くんが間違いなく運命で、これからも傍にあり続けることが確定したので、素晴らしいラストでした。
凄まじい力を持つ冷川さんとえりかちゃんでも、幼さゆえに実母や実父から搾取され、悲惨な子供時代を過ごした過去はどうにも出来ないけど、冷川さんには三角くんが、えりかちゃんには逆木さんが居て、今回助けてくれた半澤さんや迎くんもいるという現在と、憎しみから解放されたこの先の未来が、間違いなく二人にとっての救いだと思います。
とにかく、全てのキャラが素敵でした。最初半澤さんや迎くんは、何だこの人‥と思っていたのですが、物語が進むごとに大好きになりました。
冷川さんの過去や、それゆえの歪さが徐々に明かされるタイミング、三角くんが元々持つ芯の強さと、冷川さんと出会って得た強さが描写されるタイミングが抜群で、1巻の時と最終巻の時とでは、180度印象が変わりました。
三角くんのご両親が、これからどうなるのか、どうにもならないのか、すごく気になりますが、その後が雑誌に掲載されるようなので、続刊お待ちしています!
読み返して気付く面白さもあるので、ぜひループして頂きたいお話です!
グルッとまわって
真のバディになる。これこそが運命だったんだ。
この言葉がストンと落ちてきました。
ここまで読み続けて来て、良かった。
もう続きはないんだなぁの寂しさ半分、無事に終わったぁの落ち着き感が半分の余韻に浸っています。
先生は、大切な人をたった一人と定めてしまった事で心の迷宮に迷い込んでしまって世界を捨てた。
三角くんは、あのお母さんに育てられたからこそ、本当の心の強さと自信を持って先生と対決できた。そして冷川さんを心身共に引き上げる事ができた。
冷川さんは、初めて会った時から半澤さんが助け続けてくれることを本能で感じ「あなたは信じないでくださいね」と云っていたのかもしれない。
絶対的な信じない力。こんなにも最強のサポートになるなんて、思いもしなかった。
三角くんと冷川さんは、お互いに遠慮なしに言い合いをしながら、あちこちで清掃業をしているのだろうな。きっとどこかで。
(感想用フォームに繋がるQRコードは、電子書籍版だと読み取れないんですよね。他の端末と連動させてないので、どーやって送ろうか、アナログにお手紙でも書いてみようかしらw)
匿名
人と人は繋がってる
感動の最終巻です!
作中でエリカが「誰だって死と繋がってる」と言うシーンがあります。
一回り読み終わると、このことがシリーズを通じてのテーマだったのかなと思います。
死はもちろん、人と人はどんなに交わりを避けても人間が人間である以上、誰かと関わっていかなければなりません。
望まなかった家族とのつながり、運命的な他人との出会い、ずっとそばにいたのに理解できなかった愛情等々。形は様々ですが、「繋がり」を考えながら読んでいくと、ますます良い作品だったと思えます。
この作品と出会い、読むことができた繋がりに感謝です!
とりあえず大団円でよかった
昔一巻が出た頃に一巻だけ買って読んでそのままだったので、完結してたのを知って全巻まとめ買いしてどばーっと読みました。ぞくぞくする怖さがすごく面白かったー。大満足です。
いい方に行くのもアカン方に行くのも最終的には心の有り様なのかなあ。なんかしっかり生きようと思いました。
匿名
とうとう最終回!すごく良かったです!!
冷川さんの本音に感動したのと同時にただそれだけのことを求めていたのかと切なく心がぎゅっとなりました。三角くんはそのつもりだったよ、もうずっとそうだったよ〜!
素晴らしい作品でした!!
すばらしかった
二人の絆が確かなものになった結末。三角くんはお母様とどんな話をしたのでしょうか。。
なっとくの終わりかたでした!
昇華された気分
人間関係の在り方を不思議に思っている人や物事を区切りすぎる人に向けて、1つのアンサーを教えてくれた作品。
自分のやらなきゃいけないことだから自分で全部やらなきゃいけないとか、周りを見渡してみることを忘れてしまった方へ。
物語の最初から違和感なく[冷川さん]の言葉の意味が呑み込めていた人へ。
自分の考える価値観から違うものを取り込めます。
とても、爽やかな気持ちになります。最後まで是非読んでください。
面白かった!
さすが実写化されるだけあって面白かったです。
アニメ化映画化しているので次はドラマ化期待しています!
良かった
今までホラーやオカルトは苦手で避けてきましたが、このお話は登場人物がみんな魅力的でありつつどこか切なく大好きでした。
最後の闘い(?)では半澤さんや逆木さん含め全員が力を出し切っていて期待を大きく超えた展開に心が震えました
この先みんなが幸せになれるといいな、と思える結末でした。
愛は人を救うんだな
冷川さんが救われて良かった!
人を信じるって難しいけど、三角くんが居てくれて良かったねぇ…
三角くんのお父さんがその後どうなったかとか、お母さんとはどんな話をしたかとか気にはなる!
けど、その後をダラダラ描かずスッキリ終わって良かったかも。
あぁ。でも冷川さんと三角くんの数年後とか、番外編は読みたいです…
半澤さんもX-MEN(笑)
この最終巻で、映画1本観た感じ。
皆の力で冷川さんを救い出す事が出来たー!
ホラーマンガだけど、ヒーロー戦隊みたい(笑)。
半澤さんは、「信じないパワー」持ちのミュータントでしょうw。
人は1人では生きては行けないって事でしょうかね?
三角くんは、三角母に愛され愛して育った人。
三角父は、それが出来なかった人。
救いがあればいいなぁ。
BL風味は必要ないストーリーでしたよ(いい意味で)。
尊いわ…
中盤くらいまではBLを彷彿とさせることば選びと構図で1人ニヤニヤしてました。皆が付き合ってるんだよね?うん、いいんじゃない?と受け入れてるのが随所にあっておもしろい。
冷川さんの浮世離れした雰囲気の原因がわかった時、先生の正体とか多分そうなんだろうなぁ、とわかっていても確定した時にはやっぱり衝撃。少しずつズレていって歪んでしまったんだなぁと切なくなりました。
霊がいるかどうかは別にして、世の中にこういう人達が実際いるなら信頼できる人に出会えてつらくない人生を送っていてほしいな、と虚構と現実がごっちゃになるくらいおもしろい漫画でした。
良かった
迎くんの言ってる「救われるべきだった」のセリフが深く刺さりました。最後まで対話する姿勢が大好きです。解決できなくても、最後まで付き合ってくれる誰かって大切ですね。
1回目は9巻とこの最新巻のみ読みました。
歳のせいか、忘れている箇所が多いし、あまり入り込めなかったのですが…
今日は時間があったので1巻から再読。
むちゃくちゃよかった〜。綺麗な終わりで大満足です‼︎
これは、ヒューマンドラマです!
オカルトの話かと思ったけど、ヒューマンドラマでした。be-boyなのにBLですらなかった。(多分)解決できて良かった、良かった。
さん窓完結
ついに完結してしまって寂しい。
冷川と三角は運命。冷川の心に空いた部屋をたくさんの幸福で埋めていってほしいです。
先生は三角を殺そうと思ったこともあったけれど、母親と共に確かに愛していて、三角と一読者の私の心が救われました。
終わりが近づくに連れて三角がどんどん頼もしくなっていって、冷川と出会った頃の幽霊に怯えるだけだった三角との違いを感じます。
先生に関する記憶を取り戻した母親の気持ちを考えると複雑です。強い人なので何も知らないよりは知った上で自分で選択して、三角と一緒に乗り越えていくのでしょう。
なんてことだ、終わってしまった。
最終巻、、、
お母さんと先生は再会したのか、お母さんに三角は自分の力や先生の力を話したのか、気になります。
でもお母さんに三角は話さないかも、
でも最終巻なんて!
確かな満足。無駄なキャラなどいない。
ちょっと異色な迎くんのナイスアシストコンボ。
この人がいないときっと冷川さんは救われなかった。
この人たちでないと迎えられないエンディングだと思いました。
完結おつかれさまでした
とても大好きなお話だったので、完結まで読めたのは嬉しいですが、寂しいです。
最後は駆け足だと思いましたが、これ以上伸ばすと冗長なのかもしれないと…きっとこれがベストな終わり方なのでしょう。その後、も多少気になります。
泣けましたーー
みんなが無事で良かった。
冷川さんが救われて本当に良かった、三角くんの力って凄いなー!
マジで惚れてしまいました!!
アニメ化、今から楽しみにしております。
一応大団円です。
大団円でした。全員の力を合わせて冷川を助けるという、少年漫画の最終回か、というような熱さのある展開でした。もちろんヤマシタ先生ならではの薄暗いムードは漂っていて、ヤマシタ先生の作品が好きな人なら満足出来る内容のように思います。が、個人的には話をたたむためにご都合主義で大団円にしたような感じも受けたため星は一つ減らしました。でも何年にも及ぶ、しかも重いテーマを扱う作品をこうも上手くまとめられるんだな、とまたヤマシタ先生のファンになりました。長期連載お疲れ様でした、ありがとうございました。
Posted by ブクログ
全部壊れたら良い。
そう思う程の衝撃。
ヤクザが怖いと思う程の人殺しが
自分の父親だと気が付いたらなら
どれ程気持ちが落ちることか。
退避しないとまずいと思う状況で
今出たら駄目だと言う英莉可も、
ならどうにかしようとすぐ切り換える逆木さんも恰好良い。
「誰だって死とは繋がってるから必ず繋がる」。
非常に腹落ちした。
英莉可の気迫も半澤さんの安心感も凄い。
ゼロか百じゃない、と迎くんが言ってくれるのも良い。
追い詰められたかに見えて、三角くんが
「おまえとは血しか繋がってない」
と返せるところに痺れた。
「おれのほんの一部だ全てじゃない。
そんなモンよりもっと強いものをおれは持ってる」。
そして思いをぶつける姿が、母親への愛と
満たされなかった父親というものからの愛への羨望も感じた。
父親の選択がとても幼すぎるのだ。当時も今も。
それに対して「おれは全部試す」が恰好良い。
やっぱり母親が信じてくれているというのは強いな。
「あの人の信念の証明」という表現も良い。
意志を無視するなら従わないし
終わりにしたいなら許せないしついていかないけど
止められない。
誠実に向き合う三角くんが、早川さんの
「そばにいてほしい」という言葉を引き出した。
それを聞いて
「だよな。あんた、おれといたら怖く無くなるぜ」
と笑って返すところが最高だった。
半澤さんが冷川さんに謝るのも、
冷川さんがずっと助けてもらっていたことに気づけて
そう言葉に出せたことも泣ける。
契約を破棄した上で今まで通り一緒にいる選択が
三角くんらしくて良いラストだった。
Posted by ブクログ
よい終わりでよかった。三角の揺さぶられる気持ちにハラハラした。先生も冷川も、かわいそうな人だったんだなと思った。どうするのがよかったかなんて結果論な気もする…家族として愛はあった選択だったのに、憎しみにとらわれて悪人になってるのが悲しい。
エリカも迎も、根性あって友達思いだな~!
いやーついに完結!この日を待っていたけどちょっと来て欲しくもなかった笑笑この作品は感情表現というか、人の気持ちに対する表現が好きだったので惜しい作品をなくしました…(泣)
読んだ感想はハッピーエンドでよかったかなって言うのと番外編を出して欲しいって言う気持ちが半分ずつですねー…作者さん番外編お願いしやす!
三角くんがとても頼もしくなったなぁ・・・と感慨深い気持ちです。
ストーリー的に少し気になるところはあったものの、全体的に大団円で誰も欠けることなく幕を閉じたので良かったです。
いままでの物語を通して登場人物たちに愛着が湧いていたので、せっかくなら後日譚ももっとあったら嬉しいなーと思いました。
終わりましたね
一巻から読んで、最初なんて怖い話なんだろうと心霊現象に注目していましたが、最後の方は冷川さんと三角くんの友情の話に綺麗に纏まったなと思いました。
Posted by ブクログ
最後はやっぱり「愛」なんだろうなぁ。三角はお母さんの愛と強さと信じる力で、冷川も先生もえりかも救ったんだろうなぁ。うんうん、いい終わり方だったなぁ。
Posted by ブクログ
全10巻完結。まあまあの大団円。
前半の底知れぬ悪意が素晴らしかったのだけど、後半になって薄れてしまったのが少し物足りない。
ヤマシタトモコは、悪意を描かせたら超一流だと思う。
何回も何回も
読みましたよ、よんでは、後戻りして、なんだかんだで親子の問題だったのかな?とか三角君じゃやきゃ先生の開放は無理だったかも、目に見える世界もしんどいけど呪いとか、様々念のとか見えたり感じられるのそれも、しんどい、これから色々感じながら明るく仲良く過ごして欲しいなー、スピンオフとかないかなぁ