ヤマシタトモコのレビュー一覧

  • YES IT’S ME

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    江城がヤマシタ作品の中で一番好きな「キツネ目爬虫類っぽい男」で一番好きなキャラ。最高!!!どんずばーーー!ヤマシタトモコ節全開!
    ヤマシタ作品の一番の特徴は、この、まるで自分のこの身で感じているかのような触感を感じてしまう、と言う所だと思う。吐く吐息の温度や、肌の湿り具合や、見えないバリアーの他者との境界線や、言葉遊びの様に交わされる言葉の中に在る緊張感や、それら全てをまるで自分のこの身で感じているかの様な錯覚を覚える、そう言う瞬間があるのだ。

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    2013年10月07日
  • 薔薇の瞳は爆弾

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    一言ですね、とにかく面白い!

    短編集なのですがラブコメ、シリアス、いろんなジャンルのお話が詰め込まれているのでヤマシタワールド全開です(*´ω`*)



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    2009年10月04日
  • タッチ・ミー・アゲイン

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    会話の流れのセンス、テンポ、
    登場人物の見掛けと性格のギャップが物凄く好み。

    心情の表現の仕方がグッくる!!

    SSもどれも物凄く好き、個人的には。

    ああ もう電話なんて死ねばいいのに。。。
    っていう発想が好き。

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    2009年10月04日
  • 薔薇の瞳は爆弾

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    ヤマシタトモコさんの作品。

    この方の作品の中ではリブレということもあり、ギャグが多めな気がします。
    でもどれも読みごたえがあり、とりあえずおススメです。

    ただヤマシタさんの作品すべてに言えることなのですが、
    いわゆる“BL”のような、ライトで甘いノリを期待する方にはお勧めしません。

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    2009年10月04日
  • くいもの処 明楽

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    これも何年前に買ったんだか。。。
    絵柄が好きでかったけど、ストーリーのもやもや感(ふたりの心境って意味ね)とかすっごく好きになってしまったのです(^◇^)この方が描かれるキャラはみんなかわいい!

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    2012年01月18日
  • 薔薇の瞳は爆弾

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    東京漫画社とのコラボ企画「恋の話がしたい」に入っていた書下ろしペーパーに衝撃を受け、慌ててこちらも購入しました。正直ペーパーにうまいこと釣られちゃいました。「だって、乳首が…」ですから。いっちゃん好きなのは「薔薇の瞳は爆弾」です。

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    2010年03月22日
  • 薔薇の瞳は爆弾

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    「さようならのお時間です。」と表題作の「薔薇の瞳は爆弾」が個人的に好きです。「さようならのお時間です。」は読んでいて胸がぎゅっと締め付けられる感じで、切なくなります。

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    2009年10月04日
  • 薔薇の瞳は爆弾

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    the turquoise morning が最高にヤバ素晴らしい!アラブの美青年万歳だ、イフリータ美しい!すっげ好きこの話。結ばれないけど、私にはハッピーエンドだ。
    表題の話は、バカでおもろかわいいw
    すごく暗い話も収録されててお得な感じ。

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    2010年06月09日
  • くいもの処 明楽

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    30代の明楽さんの戸惑い、20代の鳥原くんの熱情の駆け引きに参った…。風呂の中でふと考える。ヤマシタ先生はBL畑に戻ってくるんだろうかねぇ。未だに「くいもの処」の牧さんのスピンアウト描いて欲しい、って願ってんだけど。『おれ、牧祐介は今、若い男に尻を追いかけ回されている」とか言うモノローグで始まってくれんかなあ、と。
    年下「攻」の鳥原くんが
    恋する相手の、三十路越え・あほの明楽さんに欲情する
    その息遣いまでが、発情するエネルギーまでが紙面から
    感じられる漫画だった。
    付随して、バイト先と言う狭い日常の世界の中で、毎日の様に見る「身近な人間」に恋する様が、リアルなのだ。その部分では、BL作品の枠内

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    2013年10月07日
  • タッチ・ミー・アゲイン

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    ひとつひとつのお話をもっとたくさん読みたい!続編希望!でも短くても十分おもしろい!でも読みたい!
    本当は想い合ってる友人同士、というあまり珍しくはない設定ですが、それを何故ここまで面白く切なく心拍数上昇させる内容に料理できるのか。
    収録作品どれも好きです。

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    2010年01月10日
  • SUGAR GIRL【単行本版】(特典付き)

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    異国日記のイメージだったから、最初は度肝を抜かれた。SFでありリアルな心理描写であり。SF的に表現されるからこそ、真に迫る人の怖さや切なさがあったりするのかも。

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    2025年12月16日
  • さんかく窓の外側は夜 10

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    ネタバレ

    全部壊れたら良い。
    そう思う程の衝撃。
    ヤクザが怖いと思う程の人殺しが
    自分の父親だと気が付いたらなら
    どれ程気持ちが落ちることか。

    退避しないとまずいと思う状況で
    今出たら駄目だと言う英莉可も、
    ならどうにかしようとすぐ切り換える逆木さんも恰好良い。
    「誰だって死とは繋がってるから必ず繋がる」。
    非常に腹落ちした。
    英莉可の気迫も半澤さんの安心感も凄い。
    ゼロか百じゃない、と迎くんが言ってくれるのも良い。

    追い詰められたかに見えて、三角くんが
    「おまえとは血しか繋がってない」
    と返せるところに痺れた。
    「おれのほんの一部だ全てじゃない。
    そんなモンよりもっと強いものをおれは持ってる」。

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    2025年12月12日
  • さんかく窓の外側は夜 その後

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    ネタバレ

    逆木さんが料理教室に通わされているのには笑ったが、
    会社を起こして自分たちで食い扶持を稼いでいるのは強いなと思う。

    再会できたと思いきや呪いとは。
    しかも呪いの予防接種という発想が面白い。
    そういう理由があっても人を呪うことが嫌だという
    系多くんはやっぱり良い人だ。

    コミュ強と社会不適合のチーム分けに笑ってしまう。
    そして怪談ではなく事故や事件、から
    半澤さんに繋がる展開も見事。
    さくっと廃墟に乗り込んでくれるところも好きだ。

    なんにもしてないのに、という人の呪いが
    強く残るというのはなんだかよくわかる。

    こうやって同業としてゆるっと関係が続いていって、
    学校へ行ってみたり何か前向きな

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    2025年12月12日
  • SUGAR GIRL【単行本版】(特典付き)

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    人を殺したり、殺されたり、死を追ったり、追わされたり、愛したり、愛されたり…

    死がテーマなのかもしれないけど同時に愛もテーマなのかも。具体的に愛してると言わなくても、愛してないとできない行動っていっぱいある。

    こういう人々を書くのが本当に上手だなあ

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    2025年10月22日
  • ひばりの朝 (1)

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    ネタバレ

    ひばりの朝 1

    上手な絵にきれいな表紙。それにだまされて集まって来るものを刺すとても悪意に満ちた恐いマンガです。
    ひばりという14歳の少女を巡る、そのまわりのひとたちの思惑と、少女の痛いまでの孤独。
    親戚の男、恋人、友人、同級生、先生、そして父と母。
    小説家で言うと吉田修一が近いかもしれません。みんなが少しずつ苛ついていて、それでいてクールで、悪意に満ちている。
    ひばりはただの引っ込み思案の少女なのか?それとも、見た目通りの淫乱な娘なのか?
    答えは明確には描かれませんが、どちらにしてもひばりの痛さだけはひしひしと伝わって来ます。

    竹蔵

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    2025年10月19日
  • さんかく窓の外側は夜 9

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    ネタバレ

    迎くんの判断や言動は比較的一般に近くて
    自分にも理解しやすいからほっとしてしまう。

    力があると言っても人それぞれ特性があるのが
    面白いしリアリティがある。
    逆木さん、直感で死に自分から立ち向かうところが
    危うすぎるが恰好良い。

    冷川さんがあっち側にもしいるのなら
    考えなければいけないことがある。
    そう言えるのも正しいし、間髪入れず
    「確かめてからだぞ」と言えるのも優しい。

    確かに死ぬかもしれない、戻ってこないかもしれない
    となった時に、自分が覚悟できるかもそうだし
    それを周りの人に伝えるのは実際は難しい気がする。

    特殊清掃の会社としての実務も三角くんがしなければならないのか。
    当然と言

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    2025年10月01日
  • 違国日記(6)【電子限定特典付】

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    【わたしもわたしの孤独に水をやり続けていれば、夜更けに花咲くものもあるのだろうか】
    意味深な場面が多かったえみり。そういうことなのか…。個人的には別のパターンを想像していたので意外だった。そして、バレンタインを間近に控え「世界中で私だけ恋してないみたい」といじける朝。朝の感覚はおそらく“普通”で、それ故に若さも相まって“普通”でない人を理解するのが難しい。この世には恋を必要としない人もいるのである。槙生の友達にもいるし、朝の大切な人もそうなのかもしれない。えみりは朝に本当のことを伝える日が来るのだろうか。

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    2025年09月08日
  • さんかく窓の外側は夜 8

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    ネタバレ

    お母さん、意外と色々用意してくれていたか。
    先生や父親にばれないようにやれたのだろうか。
    もっと早く助けて欲しかったとエリカが思うのは尤もなのだが
    逆木の言うとおり恐怖を植え付けられたら何も出来ない。

    お母さんも無事なようで良かったし
    みんなと連絡が取れてほっとした。
    エリカが復讐では無く先生の力を弱めること、
    これ以上犠牲を出さない事を考えているのも偉い。

    自分が踏み込まれたくないからと言って
    相手が冷静ではない事にして突き放し
    あまつさえ閉じ込めるなんて、やっぱり冷川さんはどうかしている。
    一方で三角くんは、けして普通な人生ではなかったのに
    この真っ直ぐさはなんなのだろう。
    自分が正し

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    2025年09月02日
  • さんかく窓の外側は夜 7

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    ネタバレ

    悪意に慣れてるというのもその上でその相手をさせるのもムカつく。
    三角くんらしいスタンスだと思う。
    冷川がした『契約』がずっと気になっていたが、
    思っていたより対等なものだったのか。

    三角くんが縁を繋いだことで、迎くんとエリカも繋がった。
    玲奈ちゃんが「怖かったね」「エリカ大丈夫⁉︎」と言ってくれる子で良かった。
    悪い事にしか使えないとエリカが思っていた力で
    友達を救えたのも大きな一歩だと思う。

    迎くんが協力してくれることで随分話も進んだ。
    なにか罠があるのではと怖くて仕方ないものの、
    みんなの会話がどこか緊張感が無いのも可愛い。
    冷川さんがふわふわしているのも怖さに拍車をかける。
    侵入はバ

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    2025年07月09日
  • さんかく窓の外側は夜 5

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    ネタバレ

    半澤さんとの出会いが良い方向に行くかと
    一瞬思ったものの、警察に追われること、
    それがばれたときに先生たちになんと言われるかの恐怖で
    エリカが奥さんを呪ってしまったのがきつい。
    あれだけ『信じない力』が強かった半澤さんでも、
    流石に奥さんが巻き込まれたら冷静ではいられないのだな。

    遂に冷川の過去が明らかになる。
    感情や語彙の欠落の理由に納得だ。

    一般的には信じないことは信じるに対して
    それを否定するネガティブさを含む言葉な気がするが、
    本作を読んでいると考えが改まる。
    どちらもそれぞれ、自分の信念に基づいた力なのだなと思う。

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    2025年07月04日