ヤマシタトモコのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ヤマシタトモコ節、苛烈に炸裂って内容でした、えぇ
ただ、冗談ブッコ抜きで、読んでいて頭の中で糸が絡まった。一回目は正直、疲れた
でも、その“ややこしさ”がストーリーに深みを与えてて、峰と安城の普通じゃない純愛を際立たせている、そんな風に私には思えた
ヤマシタ先生の画ってのは、線一本それ自体にエロさが宿っているからか、男の登場人物がやけに、男目線で見てると色っぽく感じる。特に、手? 骨が太くて無骨な造りなんだけど、その部位で起こす動作が、色事に通じるモノじゃなくても、いや、モノじゃないからこそ、一層にエロく感じる
何っつーのか、人間の性欲?が体を刺激して発生するフェロモンを本能的に知ってるのかな -
Posted by ブクログ
何気ない出会いで、なんとなく気が合って、一緒にいたらとても居心地よくて、何気ない一言がずっと心に残って。少しずつ心の中を占める割合が多くなって、それが何なのか認めてしまったら怖くて、自分をごまかして、でもごまかせない。そういうのあるなあと思いながら読みました。
ヤマシタせんせはいつも、そういう異性とか同性とか関係なく、人を好きになることについてのリアリティを追及されていて、とても好きです。
友愛だろうがなんだろうが、人を好きになることはいつだってシンプル。そこに線引きは存在しなくて、相手に興味を持った時点でいろんな可能性が生まれる。
ゆっくりと近づいていく二人の過程が時系列がぐっちゃりし -
Posted by ブクログ
噂の時系列入り乱れ漫画(笑) 面白かったよ大好きだよ(≧∇≦)!!
一冊まるまる表題作。 まじめ男と彼女持ち。 2人が半同棲関係になるまでの、8ヶ月の日記−
出会いから急激に仲良くなって安城の彼女が去り、峰とセックスをして寝食を共にするまでの8ヶ月が、映画の場面転換のようにリズミカルに入れ替わる。 最初はホント読みづらいし必要以上に短いスパンでシャッフルされてる気がするけど(笑)
読み終わった後、ところどころに散りばめられていた気恥ずかしいような愛おしさがグワッと一気に襲ってくる。 なんだこの新しい萌え…( ̄∀ ̄*)
相変わらず雰囲気で読ませるコマ運びや台詞回しにたゆたっていると、時に確信 -
Posted by ブクログ
前科者でシャブ中でムショ帰り…ダメダメな人生を歩いてきて自暴自棄になっていたモモの前に現れたのが警官のロンちゃん。
その日からモモは全てロンちゃんの為に生きるようになり、危険を承知で再び危ない道に足を踏み入れてしまいます。読んでるこっちだって分かるくらい簡単な罠…でもロンちゃんの役に立ちたいが為にボロボロになりながら自らを犠牲にするモモ。馬鹿で情けなくてどうしようもないほど愛おしい…。
大好きなロンちゃんに愛されてると分かって何度も涙を流すシーンにこちらも幸せ過ぎて胸が熱くなりました。そんな一途なモモの思いを全身で受け止め不器用ながら応えていくロンちゃんも本当可愛いくて…。初めての恋愛に戸惑い -
Posted by ブクログ
久しぶりに、「読むべきじゃなかった」と思わされた一冊。しかも、つまらない、のでなく、漫画としてレベルが高いのだからお手上げである
鳥肌が立った、悪寒に襲われた、とかレベルじゃなく、単純に吐き気を催してしまうほど、人間のおぞましい一面が、これ以上に無いほど、濃厚かつ高密度で描ききられてしまっている
ヤマシタ先生の繊細に見えて、読み手の心を抉れる暴力性も滲む画が、緻密なストーリーに拍車をかけている
これは下手をすると差別発言になってしまうかもしれないんだが・・・女ってのは、とんでもなく汚らしいモノを、あんなに柔らかくて触り心地の良い肌の下に隠してるんですねぇ。容貌とか性格抜きで、怖い女は怖い、と思 -
Posted by ブクログ
バカな親の不手際により
父の知人宅に居候することになった
処女で清純な女子高生たえ子。
しかし知人宅の升田なるイケメン(31歳)は
なんと裸族だったのです…
(勿論家の中限定!)
いやぁ〜
下ネタのオンパレードのこんな変態漫画に
まさか…
まさか泣かされるとは…(笑)
(特に後半の二人が異性を意識する怒涛の展開には
萌えに萌えさせてもらいました笑)
罵りによって興奮し
処女に萌える変態野郎だけど(笑)
どうにも憎めない謎の男、升田と、
その友人で
ロン毛でイケメンパティシエ(巨根信奉者)の陣内。
そんなアホウな大人たちに弄ばれ
毎回深く絶望しながらも
健気に耐え抜く
ウブな