ヤマシタトモコのレビュー一覧

  • ひばりの朝 (2)

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    人がイメージする自分と私が思う自分は違う。その狭間に転がり落ちてしまうと本人は息をすることすら出来ない。ヤマシタトモコは『HER』でもその姿を描いたが、場所を中学校に移したことでますます大人たちの不条理さ、若さゆえの残酷さが主人公を追い詰めていった。
    大人びた、という言葉は冷たいと思う。性格に対してにしろ肉体に対してにしろ、幼ければ許される余地を殺してしまう。身勝手に無自覚的にそれを行い、善意ぶる人々の姿を鏡に写して見せるそんな漫画だと思う。

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    2013年10月14日
  • Love,Hate,Love.

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    ヤマシタさんの漫画で一番好きです。「あなたと私の好きと嫌いのあいだをうめていく」と「楽しくてずっととまっていたいでしょ!」が一番胸にきました。恋愛の始まりを丁寧に書いた話だと思います。

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    2013年10月13日
  • ひばりの朝 (2)

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    久々にトラウマのように残りそうな漫画。色んな場面で思い出してしまいそう。

    ひばりも、ひばりの周りの一人ひとりも、すべての人の気持ちがわかってしまう、から、嫌な気持ちになる作品だった。すごい作品だった。

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    2013年09月16日
  • ひばりの朝 (2)

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    やったね、やりきったね。もう傑作すぎる!
    1巻で示されたささやかな悪意と醜い善意とが絡み合い物語は事態 は進行するが、何ひとつ状況は変わらず、何ひとつ解決しない。事態を展開させる可能性はことごとく芽のうちに摘まれる。この無力感この救いのなさ。
    今年のベストはもうこれに決まりかなあ。

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    2013年09月14日
  • 薔薇色の人生【イラスト入り】

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    前科者でシャブ中でムショ帰り…ダメダメな人生を歩いてきて自暴自棄になっていたモモの前に現れたのが警官のロンちゃん。
    その日からモモは全てロンちゃんの為に生きるようになり、危険を承知で再び危ない道に足を踏み入れてしまいます。読んでるこっちだって分かるくらい簡単な罠…でもロンちゃんの役に立ちたいが為にボロボロになりながら自らを犠牲にするモモ。馬鹿で情けなくてどうしようもないほど愛おしい…。
    大好きなロンちゃんに愛されてると分かって何度も涙を流すシーンにこちらも幸せ過ぎて胸が熱くなりました。そんな一途なモモの思いを全身で受け止め不器用ながら応えていくロンちゃんも本当可愛いくて…。初めての恋愛に戸惑い先輩に逐一相談するロンちゃん。何故いちご牛乳で笑われたのか分からないロンちゃん。もう二人の全てが可愛いくて愛おしい!
    木原作品における欠陥だらけなのに何故か愛おしい登場人物はここでも健在でした。どんなにみっともなくても愚かでも、人を愛するって素晴らしい!と思わせてくれる作品です。

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    2013年09月12日
  • ひばりの朝 (2)

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    久しぶりに、「読むべきじゃなかった」と思わされた一冊。しかも、つまらない、のでなく、漫画としてレベルが高いのだからお手上げである
    鳥肌が立った、悪寒に襲われた、とかレベルじゃなく、単純に吐き気を催してしまうほど、人間のおぞましい一面が、これ以上に無いほど、濃厚かつ高密度で描ききられてしまっている
    ヤマシタ先生の繊細に見えて、読み手の心を抉れる暴力性も滲む画が、緻密なストーリーに拍車をかけている
    これは下手をすると差別発言になってしまうかもしれないんだが・・・女ってのは、とんでもなく汚らしいモノを、あんなに柔らかくて触り心地の良い肌の下に隠してるんですねぇ。容貌とか性格抜きで、怖い女は怖い、と思い知りました
    第一巻であれだけ怖い目に遭ったのに、どうして懲りずに、第2巻を買い、読んでしまったのか、私。どうやら、既にヤマシタ先生の甘くて苦い毒を舐め続けなければならぬ体質になってしまっていたようだ・・・・・・ホントに、恐ろしい漫画家です、ヤマシタトモコ先生
    心が脆い読み手が読んだら、一発で人間不信に陥っちゃうレベル。しかも、逆に、現時点で人間不信の気がある読み手なら、「世の中、こんな人間ばかりじゃない」と人間信に反転させちゃうだろう
    『ひばりの朝』、とことん、極めて救いの無い、いえ、誰も救われず、救わない、恐ろしい漫画です、だから、皆、読んでください・・・この震えを誰かに伝染さない事には、嫌悪感で喉が詰まりそうなんで

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    2013年08月21日
  • BUTTER!!!(6)

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    2013/08/12
    【好き】新歓のステージをノーミスで踊りきって完結。 
    卒業まで読みたかったなぁ…。 
    面白かっただけに残念…消化不良…。

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    2013年08月20日
  • ドントクライ、ガール

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    バカな親の不手際により
    父の知人宅に居候することになった
    処女で清純な女子高生たえ子。

    しかし知人宅の升田なるイケメン(31歳)は
    なんと裸族だったのです…
    (勿論家の中限定!)


    いやぁ〜
    下ネタのオンパレードのこんな変態漫画に
    まさか…
    まさか泣かされるとは…(笑)
    (特に後半の二人が異性を意識する怒涛の展開には
    萌えに萌えさせてもらいました笑)



    罵りによって興奮し
    処女に萌える変態野郎だけど(笑)
    どうにも憎めない謎の男、升田と、

    その友人で
    ロン毛でイケメンパティシエ(巨根信奉者)の陣内。

    そんなアホウな大人たちに弄ばれ
    毎回深く絶望しながらも
    健気に耐え抜く
    ウブな女子高生たえ子の葛藤具合が
    またそそるんよなぁ(笑)



    しかし孤独な少女と中年男の組み合わせって、
    「シベールの日曜日」にしても、
    「ロリータ」や「レオン」にしても、
    若き加賀まりこの
    「月曜日のユカ」にしても、
    なんだか淫靡で
    エロチックな香りがするのは
    なぜなんでしょ(笑)


    変態とギャグを隠れ蓑にして
    この漫画が描いているのは、
    園子温監督の大傑作映画「愛のむきだし」や
    塩田明彦監督の切なさいっぱいの変態映画の名作「月光の囁き」、
    三池崇史監督の
    昭和ミュージカル劇画「愛と誠」にも通ずる
    正真正銘の『純愛』です。


    愛を愚直に貫けば貫くほど、
    純粋に愛すれば愛するほど、
    それは他人の目からは
    なんとも奇異で滑稽に映るもの。


    壊れてしまいそうな心を
    支え涙してくれる
    升田の優しさを理解しながらも、
    変態を嫌い
    裸族でいて欲しくない(笑)
    たえ子。


    裸族でいること、
    変態であることに誇りを持ちながらも、
    たえ子のために
    脂汗を流しながら服を着て(笑)
    葛藤する升田。


    そう、純愛とは
    かくも可笑しきものなのです(笑)

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    2013年08月18日
  • HER

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    あ〜、女だなぁ。どうしようもなく。
    いくつになっても女は女。ドロドロしていて醜くて狡くて無邪気で可愛くて。

    自分の方があの子より美人なはず、お洒落なはず、なのに選ばれない、とか、

    歳をとることが怖くてたまらなかったり、

    自分にはないものを持ってる相手を羨んで歪んだり、

    学校の中で浮かないようフツウの子を演じたり、

    色々な「彼女」たちのお話。
    男ウケと女ウケの違いとか、浮気男の言い分とか、うまいなー。写真家かっこ良すぎ。

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    2013年08月18日
  • HER

    Posted by 読むコレ

    確かに靴っ男女て限らずその人の生き方を表してるなあと思います。
    ぐちゃぐちゃ悩んで、ふっと自分なりの答え(もちろん全部は解決しないけど)が出る瞬間の心地よさをうまく捉えている作品。
    女という概念を十把一絡げにしている男性陣にぜひ読んでいただきたい。

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    2013年08月12日
  • くいもの処 明楽

    Posted by 読むコレ

    何年経ってもヤマシタさんの作品で一番好きです。
    ノンケ×ノンケのもどかしい感じがたまりません。
    おっさん受けなのもかなりツボ。

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    2013年08月12日
  • YES IT’S ME

    Posted by 読むコレ

    表題作の突き抜けたイケメンナルシストっぷりの主人公がかなりきてます、ギャグ要素がかなり強いです。
    一番最初に収録されている美大生の話もすごく好きです。

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    2013年08月12日
  • ひばりの朝 (2)

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    美知花の「子育て、失敗、残念でした。」
    が、私の中で一番ヒットしました。
    分かるんだよな…親の子育ての何が悪かったのか。当の親は分かってないけど。

    誰かが感じた事のある、何らかの怒り、逃れる事が出来ない呪いなんかが分かりやすく描いてありましたねー。

    ヤマシタ先生のおっしゃる「怒り」は、私の今感じている世の中への「恨み」にとても似ていて、代弁してくれたみたいで、仲間を見付けたようで、すっごい共感。
    というか、ヤマシタ先生…ナチュラルに病んでるな…。うん、それが深いところまで根が張っていて、病院に通う程じゃないんだけど、常にちょっと暗いところから世の中を見てるというか。

    さて皆さんが予想してるひばりの朝ですが、私は朝は来たと思ってます。
    卒業するまで息を止めてやり過ごしたんだから、それなりの目標があったんだと思います。
    例えば家出とか。
    学校は卒業しないと就職も出来ないですからね。
    計画的に、確実に、逃げる為の算段をしていたのではないでしょうか。
    卒業式を一日ずらして母親に教えたってのも、一緒に卒業式に出て一緒に家へ帰るというシチュエーションを作らない為。
    それまでは目を閉じて、息を止めて、口を閉ざす。
    自分の小さい世界の全てを裏切る為に。
    それは、ひばりの復讐で、解放なんだと思う。

    私には出来なかった。
    多分、ヤマシタ先生も出来なかったんじゃないだろうか。
    もっと早くに気付いて、もっと早くに逃げ出せれば良かった。

    静かな怒りを形にして復讐を遂げたひばりに、希望のようなものを感じる。

    「私がわるい」と言っていたひばりが、「私はわるくない!」と叫んだ時に、彼女の世界の全てのものと決別したのだと思う。
    心からの叫び。本当は自分ではなく、他の誰か、力ある誰か、ここから助け出してくれる誰かに言って欲しかった。並木がちょっと言ってたけど手は差し伸べてもらえなかったしね。
    全部の拒絶。一人で生きていく決意。もう誰にも期待しない。死と同等の別れ。世界との別れ。そんなものがあの一言にあると思う。


    良いラストだった。
    私も世界を裏切る準備を始めたいと思う。

    2
    2013年07月29日
  • ひばりの朝 (2)

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    「私の感じていたいろいろな怒りを詰め込んだ」

    1巻で読むのをやめなくてよかったと思う。
    ラストは、消化不良という声もわかるけれど、そもそも「消化」とはなんなんだろう。
    無意識にフィクションに求めているもの、現実に存在しない「オチ」、色々なことがよぎる。

    「あたしかひばりか ・・・カガイシャか・・・ヒガイシャ?
    ・・・どっちか死んだら超ドラマチックで あんたたち 皆
    超スッキリするよね そうなんでしょ?」

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    2013年07月23日
  • ひばりの朝 (2)

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    ネタバレ

    「ひばり」に朝は訪れた。例え、どんな結果であろうとも。
    オンナノコとオンナ。違いは、なんだろうか。それは、ある事実が伴うと考える人もいれば、人それぞれの主観的な問題でもある。
    「ひばり」はオンナノコでいたかったのだろう。だけれども、周囲がそうさせてくれない。誰も救ってはくれない。出てくる人物の台詞に、吐気を覚えそうになるほどだった。しかし、それは私の中にもある部分だと思う。
    “見てみぬふり”。気付かないでしていることだろう。
    出てくると人物の中で、一番反吐が出たのは、「完」だ。
    彼は“見てみぬふりもせず、ただ流されていく”。最低な野郎だ。
    どんな気持ちであっても、関心を寄せるほうが、まだマシだ。

    ヤマシタトモコは、淡々と『心の闇』を描いていく。
    救いようがない話し、と片付けたくはない。誰にだって朝は訪れる。
    そう、信じたい。

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    2013年07月19日
  • 恋の話がしたい

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    友だち同士。
    うっかり告白したら実は相思相愛でしたテンションみたいな

    ずっと気になっていた作家さんです。
    買って良かった
    本当に良かった。
    表題作とショートが三本
    全部好き。
    本当に全部好き。

    特にRe:helloは泣いた
    だーだー泣いた。
    朝6時のキッチンで泣いた。
    切ないエンド苦手だったんだけど
    新しい世界が開きそうで怖い。。。

    フェブラリーメッセンジャーも良かった。
    終わり方がいい。
    最後のヒトコトがすごくいい。

    超ガチのゲイ×超ガチのドMは続きが読みたい
    読みたいなぁ~~

    実は、書き下ろしの
    昔の話はしたくない
    も、相当切ない。
    こんなにショートでこんなに切なくなれるもんかね、と思うほど

    全てのコマに意味があって
    全ての台詞を見逃したくない
    そんな素晴らしい作家さんです。
    他の作品も読んでみたいです。

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    2013年07月09日
  • BUTTER!!!(6)

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    「ボールルームへようこそ」よりずっとおもしろいっていうか好きだけどな 終わってしまって残念 またこういうの描いてほしい

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    2013年06月16日
  • 裸で外には出られない

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    この本に書かれてる洋服のエッセイには共感することばかりで、女子の洋服に夢を持っているメンズは一回読んだ方がいいかも(笑)

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    2013年06月16日
  • BUTTER!!!(6)

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    よくあるラブコメみたいにすっきりはしないんだけど、かえってそれが青春のもどかしい感じをよく表してる気がする。新歓のダンスでのみんなの表情がとてもよい。最初は単行本揃えなくてもいいかなとも思ったけど、ここまで買ってよかった。

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    2013年06月03日
  • BUTTER!!!(6)

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    素晴らしいビルドゥングスまんがでありました。完結惜しいが、この終わり方がベストでもあったでしょう。
    他者と関わるということをテーマにした作品だとして見ると、ちゃんと終わらせてくれたなと思い。最終巻最後の最後のオチが村谷だったとこに特にそう感じるじゃないですか。

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    2013年05月26日