ヤマシタトモコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ槇生が部屋に置いておいた母の日記を見つけた朝。とうとう両親が亡くなったことを受け止め始めたか。ほしい言葉をくれない槇生。自分の孤独は自分だけのもので、誰にも踏み入れさせない、という気持ちわかる。簡単な同情はいらないし、まったく同じように悲しんでくれる人はいない。
気持ちを書くことの難しさ。書いた言葉が文字になると本当ではない気がしてきてしまうの自分にもある。手書きの文字を読むのにエネルギーが要るのもわかる。
日記というのは本来とても私的なもので、人の日記を読むのはまさに自分の知らないその人の姿を知る行為だ。たとえ将来自分に渡されようとしていたものでも、朝が母の日記を読むのは大変なことだろう -
Posted by ブクログ
ネタバレ朝の無邪気な暴力性にドキッとする。自分のわかるもの、つまり「普通」以外をおかしいと判断すること。そしてそれを口にすることに躊躇いがないこと。BUTTERの主人公にもちょっとそんな感じがあったが。大人だけど不器用で傷付きやすく、また小説家だけどそういうところに対しては説明下手な槇生の、生々しい対応。朝と一緒にいることで、思い出して考えてしまう、姉や母との関係。
自分が何に傷付くかは、自分が決めるのだ。人に、そんなことで傷付かないで、とか言われるものじゃない。まさに、そう。でもそれをわからない人もいるし、ついやってしまうこともある。人と関わるのってしんどいよな、大変だよな。
槇生ちゃんと笠町の -
購入済み
BLのようでBLでない…
2021年に映画が公開されるということだったので読んでみたのですが、想像をはるかに超えてワクワクするお話しでした。BLレーベルから出版されているのでBLだと思って読んだのですが、肉体より先に魂を掴んじゃうんだ…と、とにかく展開に驚きっぱなしです。ホラーとしても直接的に残酷な表現は控えめなのに、イメージが刺激されるので、はっきり描かれるよりゾッとします。久しぶりに最高の作品に出合えました。「霊媒師」、「呪い」、「死」など、ネガティブな題材であるにもかかわらず、登場人物の関係性が温かく、希望がもてるストーリーであることに強く共感します。
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購入済み
BLではないBL、オカルト?
霊の見えるバイト少年が、霊の祓える霊能者にスカウトされ、ダブルバイトをはじめた。
視えるだけで何にもできないビビり少年、押しの強いオカルト氏に押され、今日も除霊の道具とされる。
よしながふみ、えすとえむ系のタッチで、BL、と思って手を出さなかったが、たまたま読んでみて、面白いじゃん、とはまってくる。
視えるとか、感じるとか実体験感は薄いが、ポルノの真髄、相手を感じさせる、というところは抑えてある。
興味半分に覗いてみたが、はまってしまったドタバタコメディ。
あと、この作者の言葉のセンス、間合いは読んでいて心地よい。
いくらでも続きを読みたくなる本でした。
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購入済み
相変わらず
相変わらず、冷川さんから三角くんにかける言葉がエロい。霊とか精神の話だからエロとは無関係そうなのに、この作者さんにかかるとエロいものに見える…伏線いっぱいありそうで覚えるのが大変だった。でもまた続きがすごく気になる作品です。
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ネタバレ 購入済み
冷川……
一巻ほど霊の話は怖くなかったけど、冷川の素性?というか何を考えているのか分からないのが怖かった。そして、三角くんみたく見える人って苦労が多そう……
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ネタバレ 購入済み
納得☆1.5
初見でしたがレビューの評価が多いのと内容が好評だったので読んでみました!お値打ちになってたしね。確かに初心者さんの評価が多いのは納得。もの足りない訳じゃないけど。短編なのにちゃんと伝わるものがあって レビューの評価も納得って感じなんだけど…。
じわじわ来るまでもう一回読もう!
何回か読もう! -
購入済み
この先が気になる〜
ヤマシタトモコ先生の作品を初めて読みました。もともとオカルト物は好きで、更に大好きなBL要素が合わさった作品らしい。という事で試し読みをしました。結果、主人公カップル(?)のBL要素は風味づけ程度でしたが、登場人物の面々のキャラが豊富でお話が面白くて、この先が気になる~となり、2巻まで購入しました。
カテゴリーが少女・女性マンガになっていますが、BL、少年.青年マンガのカテゴリーにもカテゴリーを広げた方が検索し易いかとおもいます。ちなみにBL雑誌に連載されています。 -
購入済み
余韻が残る作品集
表題作ほか短編数作収録。
思いがけず始まった恋に揺れる心や、過去の恋に囚われる辛さ、なかなか一歩が踏み出せない様子、お互いの秘密がバレてぶつかり合う思いなど、エロティックさは殆ど無い替わりに胸に響く作品集だった。 -
ネタバレ 購入済み
いろんな愛の形がある
なんだろーなー
人の価値観って様々なんだよなーって
改めて思う
ヤマシタトモコのオムニバスを読むと、よく思う
私は男の人が飲み食いしているところが割と好き
普通に白米かきこむ姿が好き
でもそういうのに、
単純に好き!というのに、
たとえば性欲と食欲は似てるから…という科学的な分析による知識で対応し、
それを受け入れることなく反発して生きてきた私がここにいるけど、
それに対照的な人物たちよ…
単純に好き!
それが最強なんだ!
そう思いました。