ヤマシタトモコのレビュー一覧

  • 違国日記(3)【電子限定特典付】

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    複雑な心境が丁寧に描かれている。
    受け入れたけど、1人になりたい。
    説明できない矛盾が、人間味ある話になってる。

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    2019年03月10日
  • 違国日記(3)【電子限定特典付】

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    -彼女はわたしのさみしさを受け入れてくれたが
     理解はしなかった
    -わたしを愛していなかったが
     好ましく思っていると彼女は言った
    -わたしを家に引き入れたのに
     ひとりでいたがった
    -わたしの感情が わたしだけのものであるように
     彼女の感情も また 彼女だけのものだった
    -違う人間だった

    この作品は全体が詩のようだ。
    詩的な文章が並んでいるから、というだけでなくて
    上手く言えないが詩のような語りかけで訴えられている気持ちになる。

    槙生ちゃんは人がいるだけで苦痛だというのに、がんばってて偉い。
    大人としての矜持だけですべての苦しみに耐えているような。なぜそれが出来るのだ。俺にはできない。

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    2019年12月16日
  • 違国日記(2)【電子限定特典付】

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    「『6年間 きみがいなかったら 私は 息が出来なかった』」
    「…槙生ちゃんはどう思ったの その手紙を読んで」
    「『生きてていいんだ』と思ったよ 大げさじゃなくてね」

    「あんまり気負いなさんなよってコト」

    この鮮烈なセリフ回しが好きすぎて、好き。
    第2巻は大人たちと子供たちの、それぞれの友情の話。
    主人公二人は少しずつ距離が近づいてきた。

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    2019年01月17日
  • 違国日記(3)【電子限定特典付】

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    ネタバレ

    えみりのお母さんを見てから槙生を見ると、
    「別の人間」ということを強く意識させられます。
    自分の普通は他人の普通と異なると。
    けれど「歩み寄ろう」と。槙生さんは素敵な言葉を使うなあと思います。

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    2019年01月07日
  • 違国日記(2)【電子限定特典付】

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    1巻ではあまり感じなかったけれど、槙生が言っていた通り、朝はまだ15歳で感じやすい年頃の女の子なのだなぁと気付かされました。

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    2019年01月07日
  • 違国日記(3)【電子限定特典付】

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    ネタバレ

    今回も良かった

    朝ちゃんがジタバタしたりぐるぐるしたりしながら少しずつ消化していく様は、苦しいけれどエキサイティング
    失ってしまったから、騙されていれば良かったのに、見えてきてしまうものがある。
    気付かずに大人になってから向き合う人も多い中で、突きつけられてしまうのは大変だろうけれど踏み出すチャンスでもある。
    とってもおそろしいけれど心地よく眩しくもある。
    一人の人間として立つことは苦しいけれど、だからこそ築ける関係がある。

    時々挿入される槙生ちゃんの女子高生時代の風景も良い
    大人にとっての高校生時代
    わたしにもそうやって思い出す景色がある

    そんでその流れでくる15話がとても好きです。

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    2018年11月19日
  • 違国日記(3)【電子限定特典付】

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    2018/11/13

    毎回毎回本当にもっちりとした重みがある。
    ずっしりだとちょっとしんどめだけど、しんどくはない話だからもっちり。みっちりでもないんだよなー

    朝が高校生になりました。
    高校生って謎だよなぁ、多感過ぎるんよなー。
    マキオさんは相変わらず綺麗なし、笠町くんタイプだし。
    弁護士さんもイケメンだし、、ヤマシタさんの描くデカイメンズはまじでツボ。

    さみしいっていう気持ちって受け入れられる事とか理解されることはあっても、それを掬いとってどうにかしてもらうことって出来ない気がする。プラスワンでだれかにどうにかしてもらう感情でなくて自分で折り合いつけるしかなさそう。
    とか思った。

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    2018年11月13日
  • 裸で外には出られない

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    ネタバレ

    ファッション本と思いきや、今市子さんの『萌えの死角』のような萌え語り本に近い。趣味嗜好、同じようなものがお好きなようで(ちょい王道よりずれている)充分楽しかったです。
    短編漫画3篇も読みごたえあり。
    ラストの連載中の広告が『くうのむところにたべるとこ』で、この短編と同じ時期で描かれたのだと思うと納得した。

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    2018年10月13日
  • くうのむところにたべるとこ

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    ネタバレ

    一度読み終わってナンダコレと思い、しばらく置いてから読み返したところ、食べ物と性欲にまつわる話と自分の中で落ち着いた。
    ワタシもカウンターの上のプロシュートを見て武器になりそうと思ったことがある。

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    2018年10月10日
  • 新装版 イルミナシオン【電子限定特典付】

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    厄介すぎる三角関係ーー
    ノンケの親友と”俺を抱いた男”と俺。

    公務員の幹田(みきた)(29)は、ノンケでありつつも幼なじみの小矢(こや)(29)に長年恋心を抱いていた。しかし小矢は浮気性で女好き、そして26年来の大親友。
    そんな恋に限界を感じていた幹田は、コミュ強のチャラいゲイ・洲戸(すど)(24)にナンパされ、そのまま抱かれてしまう。
    幹田にとっては「同性と寝てみる」だけの夜のはずが、その後洲戸は幹田を口説きはじめ、小矢に「幹田を抱いた」と告げたーー。

    ままならぬ三角関係を描いた表題作ほか、
    4本の傑作短編を収録。

    描き下ろしは、10年ぶりの表題作の3人!!

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    2018年09月23日
  • さんかく窓の外側は夜 6

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    いい感じのパーティになってきたなぁ。
    ヒウラエリカ、救ってあげたい。
    三角くんの純粋さというか、優しさって本当に特別なものなんだなぁ。
    普通の人でもこの優しさは魅力と思うけど、こんな力を持っててこれだけの優しさを保てる?人は本当にすごい証拠と思う。

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    2018年09月16日
  • さんかく窓の外側は夜 5

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    冷川さんの過去とか、半澤さんの奥様との関係とか、ヒウラエリカとの接近とか、いろいろ盛り沢山すぎてやばい巻だったな。

    迎くんにただただ癒されるわ。

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    2018年09月15日
  • さんかく窓の外側は夜 4

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    ネタバレ

    お父さんの話が切なかったなぁ。
    これから先に出てきてくれると信じたい。
    どこかで元気にやれよ……(ソラニン)

    三角くんは呪いにちゃんと気付いたのかな。
    うーん、どうするんだろう。
    ていうか繋がれてるって知ってなおあの感じ。
    普通嫌だから……普通はそんなことされたら嫌だからね……。
    深層心理的に好きすぎるじゃん……。
    そりゃ迎くんにも彼氏って言われちゃうよ。

    あとまじで半澤さん強すぎ。
    かっこよすぎるわ。
    私も力ないならこっちを目指したい。

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    2018年09月11日
  • さんかく窓の外側は夜 3

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    呪いのシーンが激ヤバのヤバ。
    あ゛〜〜〜艶めかしすぎる!!

    見開き1ページ丸々「あれ?これ事後のカップルの会話だ」ってのがあってびっくりした。
    事後だった??

    でも正直中に入る行為は性行為よりも恥ずかしくて快楽的で………良い!

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    2018年09月09日
  • さんかく窓の外側は夜 2

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    冷川さんの動向が。
    気になる。
    束縛激しい彼氏というかヤンデレ系というか。
    もうBLじゃないということは信じられない。
    というかそう認識している。
    もう自覚してないだけで三角くんもなんだかんだ冷川さんのことさ………うん!

    迎くんもいいキャラだなぁ。
    すごくいい。
    すきです。

    ヒカワエリカも悪人じゃないのかな。
    ふしぎだ。

    夜読むのは怖いかも。

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    2018年09月09日
  • さんかく窓の外側は夜 1

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    除霊があまりにえっちで激ヤバ。
    BLじゃないの?まじ??

    設定が天才的すぎる。
    ヤマシタ先生これはIPPONですよ。

    ホラー要素と艶めかしい男性同士の関係。
    性癖です。

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    2018年09月09日
  • BUTTER!!!(6)

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    ヤマシタトモコの、男女間のビミョ〜な感覚の違いとか捉えるのがうまいなあって思うんです。
    男の子たちの気持ちもわかるし、女の子たちの気持ちもわかるし‥!!

    主人公たちの、話すときどもったり、どうやってうまく伝えよう‥って考えていることがセリフ1つとっても感じられて、ハタから見てると違う違う!この子はそういうこと言いたいんじゃないよね?って思ったりして、結局いざこざになって、でも和解してよかったねえ‥と思う。

    こんなに真面目に向き合ってくれる人がいることってどれだけ素敵なことなんでしょう。
    大人になって読んでみて初めて思いました。
    社交ダンスに関しては、まったく知識はないですが、熱血スポ根モノ

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    2018年09月03日
  • 花井沢町公民館便り(3)

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    ネタバレ

    絶対的閉鎖空間で暮らすという過酷さをあまり出さずに一話一話進んでいくので、読みやすい。
    人間ってどんな環境でもある程度は馴染んじゃう。
    ただそれは、ゆっくりと終わりへの道でもあるのだが・・・。
    読み終わると絶望、差別、憎悪なんかの描写もちらほら書いてあって余計現実感があってただただ無力感に襲われる事でしょう。

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    2018年08月31日
  • 新装版 イルミナシオン【電子限定特典付】

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    表題作も結構つらい…と思ったけど、「あの人のこと」めちゃくちゃよかった。誰かの不在によって繋がる人たちだとか物語だとかに弱すぎる。指名された方にとってはそんなことで?と思うのだろうけど、その少しの誠実さに誰かが人生を救われている。

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    2018年08月26日
  • さんかく窓の外側は夜 6

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    待ちに待ったよーーー!!!

    皆んなが協力していく感じになるんだなー。
    最初からは思ってもみない状況。
    てのが最初のエリカは完全に敵だったし
    描かれ方も今みたいな年相応の可愛さとか幼さが
    感じられなくて只々嫌なキャラだったから。
    こうやって裏からコイツが色々やっていくんやろな…て思ってたら初めてエリカが壊れたり動揺したりしていて、ちょっとホッとしてしまった。
    気付いたらエリカ以外は様々な属性のお兄さん達ばかりだな…いいな…w
    次巻は来年の春ってのが待ち遠しいわー!

    あ、個人的にだけども、この作品を読む度にカルト教への嫌悪感がむくむく湧く。
    宗教は自由なものなんだけど、教祖様とか救いとか何やら

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    2018年07月24日