ヤマシタトモコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『くいもの処明楽』で作者を知った時、リアルBLと言うモノがこの世に存在していたのか!!と言う驚愕をありありと思い出す…独特の五感で描かれる作者の世界観がとても新鮮だった。著作が増えるに従い、鮮度が薄れると言うより、言葉は悪いがありのまま書いてしまうと、作者の感性が癪に障ると言うか、読んでいると作品としての表現ではなく、作者自身個性が読手の中に入り込んできて「読み辛いなぁ…」と思う様になり、一般誌に行ってからは、ほぼ読まなくなってしまった。本作も「ネタ」的には好みなので読んでいたが、実はそんなにハマってなかったのだがあ、冷川の過去が描かれる事に因って、漫画として非常に面白くなって来た。