あらすじ
入れ替わった体で妊娠!? 小田薪 葉菜(おだまき はな)19歳と、木根 正吾(きね しょうご)40歳の体が入れ替わって2年。読者モデルとして活躍する葉菜には"彼氏"ができた。デザイナーの卵・城田 裕策(しろた ゆうさく)。男の自分が冷めた気持ちでいる反面、女の自分は、彼に惹かれていた。一方、編集部で少しずつ仕事を覚えた木根は“記憶喪失の人”を脱し、努力家の素直な男として周囲に愛され始めていた。もはや誰かと恋をしたかった少女の自分はどこにもいない。2年前の少女は、男は、また違う生き物になりつつあった。そんな頃、葉菜は生理がきていないと気づき―!? 少女と中年男の人格入れ替わりドラマ、完結!
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強くてニューゲームになるのか
さすがのヤマシタトモコ。
冴えないおじさんと冴えない女子高生の入れ替わり。
結末までまったく想定外のおもしろさだった。
冴えない女子高生の純粋さと、冴えないおじさんに芽生えた思いのやりとりを陳腐にならずに描かれている。
Posted by ブクログ
すばらしい、というより、すさまじい。「女子高生になりたい?なってみろよ、ホラどうだ!」とでも言わんばかりの対照的な描かれ方をする本作なので、女性賛美もここまでくると「不当じゃ不当じゃ!」と手をあげたくなる所もなくはないのですが、その岬の向こうの水平線まで、物語がちゃんと見渡しているからすばらしい。すばらしいというより、すさまじい。そして、まぶしい。
Posted by ブクログ
謎。二人が入れ替わったのはどんなきっかけだったんやろう。ケータイの番号を交換していたということは、それこそどんなタイミングで?
自分の体は自分のものではなく、心だけは自分のものだと思っていたのが、体や周囲の人間関係でその心さえ変わっていく。自分とは何?
Posted by ブクログ
女子高生とブルーカラーのおっさんが入れ替わる。
見たことある設定だけど、割とコメディタッチで描かれる題材が多かったと思う。
あり得ないけど、実際そうなったらもう順応して生きてくしかないと思うので、それがリアルでした。
ハナになった木根。木根になったハナ。
だんだん混ざり合って前の自分とは違う自分になっていく。
でも、何処か前の自分もいて、それが不思議と二人を友達でもない恋人でもない近くにいる分身みたいに感じる。
そんな、これからを感じるエンドでした。
とても、面白かったです。
Posted by ブクログ
スゲー作品だったね。
「おまえには謎のおじさんとして密接に関わってもらう
親戚でもないのになぜかよくいるんだ…」
非常に面白い、入れ替わり作品だった。
Posted by ブクログ
生まれ変わってからの人生のが長い、というのがなんだか。あぁ、そうだよなぁって。
それはもう仕方のないことで、たぶんもう一生、元の体には戻れない。
でも二人が近くにいることで何かしらの均衡は保たれるんだと思う。いつか入れ替わったこと自体を忘れてしまうんだとしてもね。
ラストはよくある「読者の想像にお任せパターン」だったけど余韻で楽しめた。
先のことなんてどうでもいいのだ。
この作品は、いつか当事者の二人でさえ忘れてしまうであろう、「入れ替わったという事実」を描いた漫画だったのだから。
と、思うトモコ信者であった。
Posted by ブクログ
なんか凄い中途半端なとこで終わった!
産むのか、産まないのか!?
結局入れ替わりの原因も分からないし、混沌としたまま話は終わる。
もう少しハッキリしたラストだったら良かったなあ。