雲田はるこのレビュー一覧
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いとしの猫っ毛第三弾。
今回は恵ちゃんとみいくんの学生時代のお話。
今まではなんだかんだと二人ともラブラブでいちゃこいてたけど、
小樽編はそこにいたるまでの、
二人の苦悩と葛藤が描かれていてとてもよかった。
異性愛や同性愛にかかわらず、
誰かを好きになるということはとても大変なことで、
相手のことを考えるっていうのは、
同時に自分のことを考えるっていうことで、
独りよがりになってしまうこともあるけれど、
それでも素晴らしいことなんだと思って読んでいた。
雲田さんのお話には嫌な人は出てこないで
無駄な人も一人もいないで、
完璧な群像劇。ユーモラスもあるし、最高ですね。
みいくんの辛さも、恵ち -
Posted by ブクログ
師匠が与太を破門でドキッとしたけどここから過去話が始まるのね。
「八雲と助六篇」、師匠が小さくて可愛いよ。案外素直な子や。
そして安定の松田さんの癒し!
落語のいくつかの作品が戦中に禁演になったと知って、文学界だけじゃなかったのかと改めて当時の日本というのを少しわかった気がする。
あと戦後、落語を聞きにくる人が助六の言うとおり、たくさん来て、震災で避難所暮らしをしてた子供たちの間で一冊のジャンプがボロボロになるまで読まれたというニュースを思い出した。
“娯楽”って私たちの精神的安定、ゆとりのためになくてはならないものなんだ。
信さんと坊の本名が知りたいよ。
みよ吉さんが坊にちょっかいかけ -
Posted by ブクログ
商業BLとは何ぞや、と言っていたわたしにフォロワーさんが教えてくださった一冊。
表題作の『野ばら』が、とても好きです。なんと言っても武ちゃんが男前すぎて死ぬ。
商業BLの世界は基本的にどちらかもしくは両方がゲイなんですね。二次創作の畑はノンケが多いですが。
恋愛に男女は関係ないとはいいつつも、そこのところの外聞とか体裁とか、いろいろあるだろうし、頑張って越えてほしい。取り敢えずモネを悲しませないでね、武ちゃん!
神田さんと武ちゃんに萌えつつ、おばあちゃんとか、神田親子にすごくあったか切ない気持ちになった……
雲田せんせーのファンになりそうです。 -
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Posted by ブクログ
雲田さんのファーストコミックス!とは思えないほど絵柄も古くなく、むしろ今より丁寧?てくらい描き込まれていて初々しいです。ギャグからシリアスまでくるくる変わる表情がホント可愛い!
どの作品も雲田さんの原点と思わせる、ほんわかした癒しや笑いの中にある暗さや切なさが感じられてよかったです。
特にラスト写真家の連作は名作ですね、すばらしい!
お互い新しい家族や恋人もいて幸せな現在があって、ほろ苦い青春の再会と別れ…続編で語られる過去の青二の礼への思いに泣けます(´Д` )
キャラの愛おしさ!で言えばダントツサリーです(^O^)憎めない傍若無人な男×従順なマネージャーってのがイイですね。出所後の二人が見 -
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可愛い〜!途中までほんわかした作風と少女漫画っぽい絵柄のせいかBLぽくないなぁ、と思いながら読んでいたのですが…なんだろ〜すんごい萌えた(*≧∇≦)
恵ちゃんを好き過ぎるあまりヘタレちゃうみぃくんと、無自覚にみぃくんを振り回す天然恵ちゃん^_^がぐるぐるしてモヤモヤしてイチャイチャする話。ただそれだけなのに、二人を見ているだけで微笑ましくて癒される。こうゆうの読むとエロだけが萌えじゃないなぁとつくづく思う。
そしてBLでは何故かオシャレに無頓着な子の方が断然エロく感じる…お母さんに買って貰ったぱんつを穿いてる恵ちゃん超可愛いよー(*≧∇≦)