雲田はるこのレビュー一覧

  • 昭和元禄落語心中(4)

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    師匠の死出への手向け。
    悲痛な孤独は鬼気迫る『死神』となり、菊比古を芸の極みへ…。
    妖艶にして凄絶。
    助六の挫折もみよ吉の転落も、この落語、才能が生まれるために必要な犠牲だったのかもしれません。結果的には。
    助六は『八雲』を継ぐことはできませんでした。
    でも助六の落語を与太郎が演じ、『八雲』襲名ということも⁇
    次巻から再び与太郎篇です。

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    2013年10月13日
  • いとしの猫っ毛 小樽篇

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    友達になるか恋人になるかの違いは簡単に言ってしまえば、相手に欲情するかどうか。
    対象外の相手に欲情されるのはショックだし、気持ち悪いだろうし、みぃくんの悩みは深いです…。
    でも青く懊悩のする姿が色っぽくて素敵。
    圭ちゃんの懐の深さには驚きました。
    とりあえず付き合ってみるって、6年も待てるって、ノンケだったのに?
    気になる女の子はいなかった?
    圭ちゃんの暢気さならそれもありえるかなぁ。

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    2013年10月12日
  • 窓辺の君

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    レトロ調の絵柄も物語もとてもキュート。
    なにより、描かれる男の人が襲いたくなるぐらい色っぽいです。
    BL漫画なのでゲイカップルの話ばかりなのだけど、肉食系女子が押し倒すところなんて、全く萌えない絵面だと思うし。
    男×男である必然性が漸くわかる気がしました。

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    2013年10月11日
  • いとしの猫っ毛2

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    何故にこんな甘酸っぱくもエロいだけで面白いのでしょうか??
    同性の恋人という障壁も軽く乗り越え、 恋のライバルはいないし年の差もないし不治の病とか記憶喪失とか実は兄弟だったなんていうこともなく、ただただひたすら甘い生活。
    愛が全てな生活。
    ベタベタしてるだけの男女の恋愛漫画は読んだことないです。
    …でも読みたいかな、それ?
    やはりBLマジックなのか…。

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    2013年10月11日
  • いとしの猫っ毛

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    激甘カップルがイチャイチャする話でした。
    なんですかね〜。この感じの良さは?
    レトロ風の洒落た絵柄が好みだから?
    キャラのスレてなくて素朴な感じが可愛いから?
    でもとにかく続編は買おうかな。

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    2013年10月11日
  • 野ばら

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    落語心中が面白かったので、BL作品も読んでみることに。
    驚きました。
    レトロ感のある素朴な絵柄なのに結構がっつりエロがある…。
    ドキドキしてしまうのは、男同士であるという背徳感?性倒錯? それとも虚構性でしょうか?
    『野ばら』の神田さんが子持ちの40女だったらどうなんだろう?
    外見が若くて美人だから、まだ若い男にモテるのだろうなとか、たぶん浮気されるよなとか、世知辛い現実が滲み出てきて気持ちが冷めてしまうかもしれないですね。
    興味深いです。

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    2013年10月11日
  • 不憫BL

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    良過ぎでしたは‥‥。
    志村貴子先生のは他のタイトルと比べるとやっぱり漫画として突き抜けてました。一人次元が違う‥TLコミックとしてのBLではなく、一人だけ漫画としてのBLなってる‥‥。義兄弟!ですが、志村せんせーが義兄弟かくとこういうことになるんだへえーー‥と思いました。すごいい‥。いいお話でした。なんとなくハイキューの同人を読んでいるような気持ちになりました。絵柄が。
    他も報われないお話もあればハッピーエンドのお話もあり、そんなに辛いばかりではありませんでした。
    総じて作家陣のレベルが高いです!!若手(って程の人はむしろ少ないか?!)で実力のある作家さん層を知るいい機会になりました。
    かなり

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    2013年10月09日
  • 昭和元禄落語心中(3)

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    若手で出世する奴は『オヤジ転がし』が上手いらしい。
    落語のような芸能の世界でもそんな世渡り術が必要なのでしょうね。
    やりたいことをやるためには周囲との軋轢を緩和しつつ、実現可能な環境を作り上げねば。
    助六には頭の固い師匠たちのご機嫌取りぐらいなんでもないという才能が無かったようです。落語は上手いのに。
    才能があるがゆえの思いあがり。若気の至り。
    人生の奈落に落ちかかっている助六とみよ吉。どうなっちゃうんでしょうか?

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    2013年10月06日
  • 不憫BL

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    不憫をテーマにしたアンソロジー。健気で一途なのに報われない恋はBLにとって永遠のテーマな気がします。
    まず志村貴子さん。実は初読みでもちろんBLも初めて。ふわっとした絵柄で悲劇をユーモアを交えてやんわり包むような展開。やっぱり既存のBLとは一線を画すような作風で血の繋がらない二人の兄弟の関係が凄くリアル。不憫な話でビターエンド、モノローグも切ないのに絶望感は無い…いつか報われるのではないかと一筋の光さえ感じました…甘い描写は全く無いのに不思議です。
    そしてやっぱり雲はるさんの猫っ毛スピンオフは反則ですよ。ここでハルくん×北原さんを持って来るとは!これは不憫というオブラートに包まれたラブでしかあ

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    2013年10月06日
  • 不憫BL

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    くもはるさん、ツタさん、河井さん(泣けるBLの続き)がお気に入りw エロ無し梯子さんもちょっと切なくて良かったなぁ。御景さんのれいくんはこの先どう化けるのか気になるところ。不憫の定義も人それぞれ、どこが?ってものから不憫どころじゃないでしょ!ってものまで、なかなかバラエティに富んだアンソロ。取りあえず、テーマを無視して楽しみました(笑)

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    2013年10月04日
  • 野ばら

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    ▼あらすじ
    両親を亡くし、若くして洋食カジワラの店主を務める梶原武は、そこに勤める離婚寸前の子持ち・神田惣一郎が気になって仕方がない。
    ある日武は神田不在中に離婚届を渡しに店を訪れた妻の冬子により、神田が元々ゲイであることを知る。今までの自分への態度や反応から、神田が自分のことを好きなのではと思い当たるのだが…
    小さくても華やかに、棘が刺されば痛いけど、それでも愛しい野ばらのような二人の人生がそこにあります。

    二人のその後をラブエピソード描き下ろしに加え、他2編のシリーズを収録した代ボリュームの一冊です!

    ***

    おじさん受けって言っていいのか分からないぐらい神田さん(受)が可愛くて、こ

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    2020年03月06日
  • 不憫BL

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    豪華ラインナップでした。
    鈴木ツタ、志村貴子、雲田はるこ、御景椿、河井英槻、懐 十歩、糸井のぞ、桜日梯子、雨季野、きよみず光、津田ユキ各センセが描く「不憫」です。

    不憫とは一体どんなテーマかと気になりました。バッドエンドとか死にネタとか、そういうことじゃないんですね。多分、読み終わって「それでいいのか!?」と激しく突っ込みつつ、残念、哀れ、不憫とため息をついてしまう…そういう話だと感じさせられました。
    どんよりして泣くよりは、むしろ主人公たちの不遇をドライに割り切って受け止めることができるのが、「不憫」かも。
    大した障害もなくラブラブでHやりまくりなBLドリームも好きだけど、すれ違ってばかり

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    2013年10月02日
  • 不憫BL

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    ハルって名前の子は底がしれないね(直近で思い出すのは、Free!の遥、つり球のハル、それから…)…不憫BLのくもはるさん作品が猫っ毛スピンアウトに当たるとは!!知らずに読んで迸りが止まらんかった!!
    志村さんの不憫BL、いいなー。設定的には絶望的なのに(いや、現実に照らし合わせるとそうなのかもしれんが)くすっと笑っちゃったし、こう言うユーモアいいよなー、不憫なのは間違いないけど希望がある。不憫と決めるのは自分か他者か読者か、同性愛が不毛であるとは限らないのだ。
    不憫になってしまうのは、自分を可哀想と思った瞬間かもしれんね。不憫やのー、ってのはあくまで人が勝手に決めるもんかもしれん。泣ける、と、

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    2013年10月01日
  • 新宿ラッキーホール

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    大人っぽい恋愛の表現。でもドロドロしてるようで意外とすんなりとした純粋な大人の恋。
    話の流れもスムーズだし別のCPも話は繋がっていて途中に挟まれても難なく読めたこと、逆に途中に挟まれたことで本命CPの方を最後に持ってくることができ、本命の中心感が増して後味としてもとても良かったです。
    ただ少しあっさりし過ぎたというか、もう少し感情の表れた箇所が多くてもよかったのでは、もっと命を賭けた恋の話の深さが出てきて良かったんじゃないかなと思います。
    恋に落ちるきっかけも嫉妬してるところとか、色々な場面出てきて分かるんですが、もっと抉れてドロドロしたり感情が動く心の描写を入れても良かったんじゃないかなって

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    2013年10月01日
  • 不憫BL

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    ネタバレ

    どれも個人的にははずれないと思いました。好きだった。
    ただ、「不憫」の枠で見ると、当てはまる作品少なかったような…。人それぞれ思うところは違うと思うので断言はしませんが、私は「不憫!不憫!」と思って読み始めたので、ちょっと肩すかしくらった感はあったかなあと…。「不憫の意味とは…」とか考えはじめてしまったw

    志村さんのBLは初めて読みましたが、個人的にはこの作品が一番「不憫BL」でした。好き好きだけじゃどうにもならないんだろうなって、この先も何もない(弟が同情してくれて何かあるかもだけど同情なだけとか)と思えるのが一番いいなって。なんか勝手に妄想膨らみました。

    河井さんのはある意味「主人公不

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    2013年09月28日
  • 昭和元禄落語心中(4)

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    業と因縁と情と意地……一口には言い表せない、そういうもの。
    そればかりじゃないだろうけれど、そういうものがこの二人の間にはたくさんあったんだなぁ。
    これだけ丁寧に過去を描いて与太郎のいる時間に戻るのか……次号への期待は膨らむばかりだね。

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    2013年09月09日
  • 昭和元禄落語心中(3)

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    心がガッチリ繋がってるような……でもビシッと一線引いたようなあの関係は、こういうことだったのか。
    また次の巻が楽しみだね。

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    2013年09月09日
  • 昭和元禄落語心中(4)

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    あっという間に小夏誕生。
    今回も八雲の過去エピソードで与太郎出番なし。
    しかし助六と八雲(菊比古)の友情がいい感じで、そしてみよ吉の未練もいい感じで面白くなってきました。

    次巻はいよいよ与太郎再登場らしいので楽しみ!

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    2013年08月22日
  • 昭和元禄落語心中(3)

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    今回も八雲の過去の話。
    与太郎は一切登場シーンなし‥。かなしい。

    過去話はさらっとやってくれたらいいのに、ここまでガッチリやるだなんて‥。
    面白くないわけじゃないけどそろそろ切り上げてほしい。

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    2013年08月16日
  • 昭和元禄落語心中(2)

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    1巻の最後の話がすごく熱くてよかったんだけど、2巻はいきなりどうした?っていう出だしに戸惑い‥。
    もしかして間違って2巻とばして3巻を手に取ってしまったかな?と思うほどの戸惑い。

    与太郎がすごく魅力のあるキャラクターでハマった漫画だったけど今回はほとんど出番なし‥。
    八雲と助六の話がメインになっていきます。
    これもこれで面白くないわけではないけど‥。

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    2013年08月11日