入間人間のレビュー一覧

  • 電波女と青春男 SF(すこしふしぎ)版

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    “「きみって、藤和エリオの友達かなにかなの?」
    質問は、真の予想通りだった。
    真はそこで顔を上げる。そして。
    平然とした表情で、嘘をつく。
    「え、それなんの話?」
    自分の声なのに、それは耳も骨も、なにも揺るがさなかった。
    言った途端、真の頭は潰れていた。
    少なくとも真の認識では、頭の中身の左半分が潰れたように重々しくなっていた。
    目の前に立っている男子生徒が遠くなり、教室の輪郭が曖昧となる。真は自分が今、どんな表情を浮かべているか分からなくなる。男子は尚も話を聞き出そうとする。
    「いや、だって見たぜ、藤和が籠に載ってるの」
    「んん?だから、なんの話だ。トウワッテダレダヨ」
    真の頭は真っ白になる

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    2011年08月27日
  • 電波女と青春男

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    アニメから入りまして・・読んでみた♪
    電波女はやっぱり女々さんの娘だから、
    電波なんですね。

    女々さんが一番電波キャラかなぁーと思いますww

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    2011年08月27日
  • 電波女と青春男(8)

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    “「どうした?」
    顔を覗きこんで尋ねる。エリオの表情に苦痛はない。ただ、苦いものを呑む顔だった。
    「心の古傷が痛んだ」
    「......それ、昨日のドラマで主人公が言ってたな」
    俺の指摘は無視して、顔を上げたエリオがぽーんと胸を叩く。軽薄な音だった。
    「よしっ」と、意気込むように頷いてから、自分の顔を指差した。
    「ここはこのエリオさんに任せておきなさい」
    「なんと頼もしい」
    ぱちぱち、とスーパー投げやりに拍手して送り出した。リトルスマキンの前で背を伸ばしたエリオが、控えめに、慣れないように腕を組む。深呼吸を一度挟んでから、言葉を発した。
    「まず、わたしをししょーと呼んでみなさい」
    『しっしょー』

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    2011年08月25日
  • 探偵・花咲太郎は覆さない

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    2巻とは知らずに二巻から入ってしまいました。

    トウキとの出会いが描かれてましたね・・
    好きじゃないタイプとは思い出も作ろうとしないんですね・・
    よっぽどのロリコンなんだ・・

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    2011年08月23日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2 善意の指針は悪意

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    もっと包帯ネタがほしいなぁ。
    あと、なんで主人公はこんなにモテモテなのかな、
    というところで、感情移入は停止。

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    2011年08月08日
  • 探偵・花咲太郎は閃かない

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    斬新な切り口というか、鮮やかでキャラクターも良いのですが、これはちょっと読むのが大変でした…。面白く感じてはいたので最後まで読めましたが、なかなか頭に入らず苦労しました。この方の本はスラスラ読める物とそうでない物の差が激しいです。

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    2011年08月02日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん6 嘘の価値は真実

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    ――まーちゃんとは違うクラスになった。でも合同体育の授業があって二人仲良くらぶらぶマット運動の最中、ずぶ濡れの男が長黒いそれを手に中に入ってきて…(性的な意味ではなく)――
     いつも以上にみーくんの饒舌が冴え渡ります。今回は学校への不法侵入者と対峙するみーまーが見所です。展開は大体つかめてもついドキドキしてしまって早く頁を繰りたくなってしまうあたり、入間先生の腕はすごいなあと思いました。衝撃のラストに次巻が気になります。

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    2011年07月24日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん5 欲望の主柱は絆

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    ――まーちゃんを元に戻すため元実家である現大江家に訪れたもののクローズド・サークルで脱出不可継続中。そろそろまーちゃんが恋しいかもしれない。大江家編完結の第五巻。――
    密室殺人に終止符を打つ第五巻です。納得いく推理展開には話が綺麗にまとまった印象を受けました。文章は相変わらずの入間節ですが、改めて女性を魅力的に描くのが上手だと感じました。伏見や湯女などタイプの違う女性を美しく表現しています。久しぶりにまーちゃんの姿も見れますので、是非読んでみてください。

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    2011年07月23日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん4 絆の支柱は欲望

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    ――三月三十一日、マユが破綻した。マユをまーちゃんに戻すための手がかりを探すべく、僕は元実家へと足を運んだ。そこには新しい住人、大江一家がいて…――
    一度まーちゃんから離れたみーくんがアマチュア無線部の部長、伏見柚々とともに密室殺人に挑みます。自身のトラウマともなっている元実家を舞台に、大江一家という風変わりな住人たちと強制共同生活が開始。住人が一人ずつ消えていく恐怖と戦いながらもみーくんはまーちゃんのために頑張ります。

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    2011年07月23日
  • 僕の小規模な奇跡

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    ネタバレ

    みーまーとは随分とテイストの違う、入間人間の青春?ストーリー。
    エピローグに加えて文庫版特典の後日談まであって、お得な一冊でした。

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    2011年07月23日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん3 死の礎は生

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    ――バレンタインデーが訪れ、僕とまーちゃんは幸せいっぱい超らぶらぶ、というラブコメだけには到底ならず、街では動物の連続惨殺事件が起こり出す。死んだはずの僕の妹や委員会諸々の新キャラとか出てくるけど、まあいつも通りな第三巻。――
    今回はみーくんの家族背景が垣間見れたり、みーくんやまーちゃんの通う学校の生徒などが多数登場したりと動き出した巻。動物の解体癖のあった、死んだはずのみーくんの妹が現れたりして、ますます物語から目が離せなくなります。

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    2011年07月22日
  • 僕の小規模な奇跡

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    ページ数のせいもあって、だいぶ手こずった。長い割に山がないので、読み進めるのに結構労力がいります。彼女のツンデレ具合は微笑ましく頂きましたが、それ以外においしいところがあまりないかなぁ。

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    2011年07月21日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2 善意の指針は悪意

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    ――僕とまーちゃんは入院した。病院では患者の失踪事件が起こり、まーちゃんは死体を見たとか。そして僕の前に現れる元カノ長瀬。怒濤の展開、第二巻。――
    グロ、推理、と様々な要素が混ざっていても、一貫してみーくんとまーちゃんの温い関係は変わらないところに妙な安心感を覚えたりしてしまいます。今回はみーくんを透と呼ぶ元カノ長瀬がキーパーソンになります。個人的にはまーちゃんの、みーくんの前での無邪気さにメロメロです。狂っているけど美しいから×しく見えてしまうんだなあ。

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    2011年07月21日
  • トカゲの王I ―SDC、覚醒―

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    みーまー、電波女に続く、入間人間の新作。「瞳の色を変える事が出来る」ただそれだけの、インチキみたいな力で、相手を騙し、自分をも騙し、非日常の世界に立ち向かう。
    いきなり幼女の全裸があってついつい豚になってしまったが、読を進めるうち、初期の入間人間に戻った事を感じた。とくに眼球をくりぬいて愛でるという狂気とふんだんに使われた叙述トリックが大きい。しかし今回はその叙述トリックが裏目に出たような気もする。なんというか、分かりづらかった。そして、全体を通してイラストレーターブリキとの不和感も感じた。
    内容的にも地の文にもあるが、禁書に影響を受けているのは言うまでもない。禁書ではあとがきに魔術に関する造

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    2011年07月18日
  • 電波女と青春男(7)

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    とりあえず妄想だらけである。色々な未来が見えて楽しかったです。ひいじいちゃんルートじゃないと他の人たちとの関係性が崩れてるのはそういうフラグなのかな。そうだったらいいなと私も1人妄想。それにしても入間さんの書くバカップルの破壊力は相変わらずである(…)

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    2012年03月29日
  • 探偵・花咲太郎は覆さない

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    花咲太郎シリーズ二巻目は花咲太郎とヒロイン?のトウキとの出会いのエピソードが描かれている。アニメ版の電波女と青春男でしか入間人間に触れたことはなかったが、あの独特の言い回しや雰囲気が本作でも感じることができた。フランクなコメディミステリー作品?となっている

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    2011年06月23日
  • 電波女と青春男

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    完全にジャケ買いです。
    ブリキ先生のリュウシちゃんの可愛さがなければ、読んでません。
    最後の挿絵の可愛さに、最終巻も所持してますが、
    この本読んだ感じでは全巻揃えたいとは思いませんでした。

    好き嫌い分かれると聞いたので覚悟してましたが、
    どっちかというと苦手な文章。
    回りくどすぎて何が言いたいのかわからないというか…

    ただ、そんな中お目当てだったリュウシちゃんは期待通りか
    期待以上に可愛かったので★3つ。
    このテのラノベは変な美少女+普通の少年パターンが苦手ですが、
    この本の場合普通じゃない主人公+変な美少女+割と普通の子、でした。
    リュウシちゃんは普通に可愛くてめさ好感度です。
    しかも普

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    2011年09月21日
  • 電波女と青春男

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    宇宙人が見守ると噂されるこの町で、俺の青春ポイント獲得ミッション(具体的には女子と甘酸っぱい高校ライフ大作戦)はスタートした。「地球は狙われている」らしい。同居する布団ぐるぐる電波女・藤和エリオからの引用だ。俺の青春ポイントが低下する要因であり、本ミッションを阻害する根源でもある。天然癒し系な爽やか健康娘・リュウシさんや、モデルさんもびっくりの長身(コスプレ)少女・前川さんとの青春ポイント急上昇的出会いを経たにもかかわらず、俺の隣にはなぜか布団でぐーるぐるな電波女がいるわけで……。……俺の青春って、一体どーなんの。

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    2011年06月13日
  • 探偵・花咲太郎は閃かない

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    ネタバレ

    主人公、昔はロリコンじゃ無かった風だったけど、その経緯は無かったなぁ。殺し屋の人は次巻でも登場するのだろうか。

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    2011年06月02日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん7 死後の影響は生前

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    ネタバレ

    語り部がみーくんから『大江湯女』になっております。
    そして、やっぱりまーちゃんは『誘拐犯』となっております。

    前回の『大江家脱出後の話』。
    湯女の住処としているアパートは以前殺人があった部屋。(枇杷島一家が住んでいた)
    そしてそのアパートでは 悪ガキ共 がある遊び をしていた。
    其処に参加する事になった湯女。
    ある遊び とは 殺人及び死体損壊 である。この遊びは『いつ始まって誰が犯人かを突きとめる』という常軌を逸した遊び。
    既に住人が一人殺され、仲間である『吹上有香』(ふきがみゆか)ユカが殺された。
    残るはイマキこと『今池利基』(いまいけとしき)と『野並絵梨奈』(のなみえりな)、誘拐されてい

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    2011年06月01日