入間人間のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ラノベを全く読めない私ですが、宇木氏のイラストとあらすじに惹かれて読んでみました。ちょっとありえないけど変なファンタジー設定とかはないし、ほどよくロマンティックなサスペンスラブコメディ、といった感じ。
最後まで楽しく読めたのだけど、正直文章が相当読みづらかったです。
恐らくはそれがこの作家の特徴なのでしょうが、ひとつの文章をこねくりまわしすぎていて、なにが書いてあるのか捉えにくい。すごく草臥れました。もっと素直に書けばいいのでは?と思わずにはいられない。
西尾維新のような小気味よいテンポ感があるでもなし、文章が物語の邪魔になっているように思います。 -
Posted by ブクログ
“もういい、もう嫌だ。もう、死にたく、ねぇよぉ!
埋め尽くしていた光が彼方へ消え去り、現実が向こうに映る。
「うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」
悲鳴を堪えて下唇を噛み続けると唸り声のようにも聞こえた。その声に同調するように眼球の色を変化させる。視線と意識を額の前へ強く押し出すイメージを持って、アメンボを睨む。
赤く、禍々しく。捉えるように、吸い込むように。暴虐をそこに潜めているように。
だから頼む、逃げてくれ。あっちへ行ってくれ!騙されてくれ!
「ぇおぼ!」
顔面を殴り飛ばされた。二度、三度と首から上がちぎれるような衝撃に襲われて、前歯が二本ほど吹っ飛ぶ。口の中がスースーした。ナイフ男の拳も歯で切れて、鮮血がほとばしる。
騙されてくれない。いやむしろ、能力の発現を邪魔しようと果敢に殴ってくる。
この距離まで迫られたらこんなハッタリは意味をなさない。
左手からきゅぽん、とナイフ抜ける。ずるりと肉の一部が刃にこびりついて引きずり出される。「いひ、いひ、ひぃぃ、ひぃ、いひ」その奇妙な感覚に相応しい、情けない悲鳴が漏れる。痛がることさえ押し退けて、絶望的な絵面を前に心が折れそうになる。
誰でもいい。神様でもいい。
もう死なないならなんでもいい。靴を舐めても犬の糞を食おうとも構わない。殺されたくない。こんな、なんにもないままで死にたくない。終わりたくない。だから、俺は。
どんなことをしても時間を稼ぐ。引き延ばす。そして、考えろ。考えるんだ。”
痛々生々。
トカゲ君が本当中二という感じで。
スガモさんが本当悪女という感じで。
どう展開するのやらわくわく。
“「お金持ちは人の使い道が色々あるから」
「......教主様と同じ意見とはね」
ぼやきつつ、カワセミは目を細める。
まったく、金持ちはなにを考えているのやら。
いや金持ち云々ではなく、この女がそもそも異常なだけかもしれなかった。
「ま、細かいことはいいか。目玉の色を変えられるやつなら、僕も会ってみたいし」
ひょっとすると、自分と同じタイプの超能力を隠し持っているかも知れない。
或いは、資質の差こそあれども詐欺師に属する者なのか。
「じゃあお願いね。さすが世界最高の殺し屋さん、どんな仕事も断らない」
「お褒めにあずかりなんとやら。でも上手くいくとは期待しないでくださいよ」
暗殺とは勝手の違いすぎる依頼なためか、カワセミが予防線を張る。それを受けて巣鴨は、ふふんと鼻を高くする。得意げで、悪戯めいて。この世を斜めから見下ろす人間の顔で。
カワセミが散々見続けてきた、自分に仕事を命じる人間の顔つきだった。
向き合っている赤眼をまったく恐れない少女、巣鴨涼が不敵に言い放つ。
「大丈夫。全部、私の思ったとおりになるから。それがお金持ちの生き方だもん」” -
Posted by ブクログ
ネタバレ裏表紙、相変わらず真っ白。なのに一言赤字で『ばいばい。』とだけ。
9巻と10巻は上下巻。一冊にまとめたら、疾走感・充実感倍増で読み応えあると思うんだけど。
まーちゃんは探す。みーくんを。
探して、探して、探して。そしてとある兄妹を自宅に監禁。
みーくんが来てくれるのを待って。
コレは第一巻の みーくんと出会う直前 の話。
まーちゃんを 嘘つきみーくん から奪ったみーくん。
まーちゃんとの時間を堪能・・・?それでも満足なんだよね、多分。
嘘つきみーくん はまーちゃんを探す。探す。探す。
みーくんはちょっとまーちゃんを持て余し気味。
まーちゃんの無理難題をなんとかこなしていくけど・・・。
まーちゃん、いつものまーちゃんじゃないような気がする。
基本的には 本物のみーくん がまーちゃんとの溝を埋めるために色々試行錯誤しているカンジ。
そして夢の中でも自問自答。この自問自答はどっちみーくんだ?
・・・本物の方(こっちは半壊れ)
その間も 嘘つきみーくんは二人を町中走り回り、探しまくる。
見つけたのは公園。
『やっと、ハッピーエンドみぃつけた。マユ返せ、この野郎』と登場。
そして公園での死闘。
本物と偽物がバトルっているって言うのに、ヒロインまーちゃん何を思う?
満身創痍の嘘つきみーくんは、まーちゃんの『あのねー』に反応。
『どうしたの、まーちゃん』と嘘つきみーくんは左手を差し出す。
コレが決定打。
『私、こっちのみーくんがいい』
と、あっさり本物のみーくんを刺す。そして まーちゃんに、みーくんは殺された。
にもうとと一緒に狩りに行った山まで本物のみーくんを二人で運び、死んでしまった本物のみーくんを埋める。
埋め終わって・・・嘘つきみーくん失血多量のため倒れる。
病院で目が覚めて・・・ゆずゆずの見舞いが多くてお守りが多量にぶら下がる左腕。
にもうとと一緒に現れたのは恋日先生。
にもうと曰く『一緒に住むんでしょ?』
恋日先生曰く『結婚するんでしょ?』
えぇ、9巻でぶっ壊れたみーくんが二人に発言した言葉通りです。
そして。
嘘つきみーくんは みーくんとして生きる事を選択。
まーちゃんは、みーくんと生きる事が幸せ。
エピローグで『ヤマナさん』の妹登場。みーくんも、接触。
第一巻で誘拐された兄妹が成長して不法滞在している部屋のお隣。
それを黙認している奈月刑事。(保護観察?)
そうやって、殺人鬼の居なくなった街で日常という狂気の中を生きていくんだろうな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレカバーを外すといつも見えてくるのは 暗い印象を残す モノだった。
が、この巻は背表紙の場所に一言。
赤字で『終わるために死にます。うぃー。』とだけ。
長瀬透が死んだ。
そこから始まる物語。
みーくんが、壊れる。
長瀬は誘拐され、損壊されて、無残な姿で側溝に捨てられていた。
まーちゃんとバカンスを楽しんでいた時の出来事。
暫くして、まーちゃん宅にみーくんに犯人から電話。
壊れ方が加速していくみーくん。
どうにも みーくんに近しい人を殺していく との殺人予告。
犯人は 誰 なんだろうか?
目的は 何 なんだろうか?
奈月さんに学校の保健室で面会し、にもうとに会いに行く。
恋日先生に会いに行き、ゆずゆずに会いに行く。
ゆずゆずとは会えずに、湯女登場。(病院を抜け出したみーくんを拾ってお世話してくれた)
みーくん、壊れすぎててまーちゃんが取り上げられた事実からも目を背けて。
まーちゃんを取り上げられる時に右腕全壊に至る。
全編に ぶっ壊れた精神全開の上で成り立っている物語 なので多分精神的に受け入れられない人は多々いると思う。
私的には あー・・・解る、判る ってカンジだけど(^-^;)
まーちゃんとのラブラブ度はある程度維持しているモノの、今回はみーくんの壊れ方がメイン。
最終巻に向かって湯女の導きで、みーくんとして立ち直る。
湯 女 『まずは何処へ行くつもり?』
みーくん『ちょいとハッピーエンドまで』
次巻、lastです。