朝倉かすみのレビュー一覧

  • よむよむかたる

    Posted by ブクログ

    直木賞候補作ということで、興味があり、読んでみた作品です。

    お年寄りたちの憩いの場でもあり、生存確認ともいえる場が必要だなというのを改めて感じました。

    お互いに本の感想を言い合う読書会っていいなと思い、いつか参加してみたいなと思いました。

    自由すぎる空間を見て、ご長寿クイズを思い出し、楽しみながら、読み進められました。

    0
    2025年06月10日
  • よむよむかたる

    Posted by ブクログ

    書名や表紙の絵が気に入って手に取った、初めましての作家さんです。

    でも、何故か読んでいると眠くなるのです。どれだけ睡魔に襲われたか(;´д`)トホホ…
    結局、読み終えるのは諦めました。

    物語の設定は惹かれる物があったんだけれど。
    古民家カフェでの月に一度の読書会。
    参加者の年齢は90歳代から70歳代と高齢。
    どんな感じの内容だろうと興味はあったのですが、駄目でした。
    残念です。

    0
    2025年05月30日
  • にぎやかな落日

    Posted by ブクログ

    北海道で夫が特養に入っていて一人暮らしをする80代のおもちさんの日々。日常が淡々と綴られているといえばいえるんだけど、おもちさんの日常としてみるとそれはそれでいろいろな悲喜こもごもがあるんだな。
    おもちさんは近所に息子の妻がいてよく相手をしてくれるし、東京に住む娘も時折帰ってくるし毎日2回電話をし合う仲。友達も多いし、書きものをしたり自分の好みも存分に出しながら暮らしている。糖尿病を抱えているし時々記憶がふわってなるけどいまのところ大丈夫。
    最初は『おらおらでひとりいぐも』を彷彿とさせる気がして、6本の連作短編のうち2編目くらいまではおもちさんの頭のなかと現実が行ったり来たりしているのかなと思

    0
    2025年05月19日
  • 田村はまだか

    Posted by ブクログ

     言われると、あっ! その感情、心の隅にある〜
    言われて再確認する。

     そんな文章があちこちに!!

     最後は感動です❢

    0
    2025年04月07日
  • 好かれようとしない

    Posted by ブクログ

    すごいドロドロの話でした。内気な女子は共感するのかもしれませんが、50代男の自分としては全然よくわかんない世界でした。こんな風に考える人もいるんだなぁということで学び。

    0
    2025年01月03日
  • 田村はまだか

    Posted by ブクログ

    同窓会を開きたくなる本です。
    私は幹事で毎回大変ですが、また何年後かには開いて、本書を思い出すことでしょう。

    0
    2024年11月15日
  • 田村はまだか

    Posted by ブクログ

    <目次>


    <内容>
    40歳の小学校の同窓会。その2次会の会場となったすすき野のスナックに集まった5人の同窓生。小学校時代、ちょっと変だった「田村」。でもいじめられるわけでもなく、孤高の存在だった。その「田村」が2次会にやってくる…。待っている間に5人のエピソードが語られる。狂言回しはスナックの主。しかし「田村」はすぐそこで交通事故に遭って意識不明⁈最終話で怪我から回復した「田村」が現れて…。

    0
    2024年07月20日
  • にぎやかな落日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おもちさんは84歳になった。
    夫は急に弱って特養に入り、一人暮らしになった。
    近くに住む息子のお嫁さんはよくできた人で、色々とおもちさんの面倒を見てくれる。
    東京に住む娘も気に掛けてくれていて、朝に晩に電話してくれる。
    時には訪ねてきてくれる。
    近所には同年齢の友人もいるし、幸せな老後には違いないがやっぱり寂しい。
    糖尿病を患うようになって、好きなものを食べられなくなった。隠れて食べてもバレる。
    心配した娘の計らいで、高齢者マンションに暮らすようになって食事の面倒から解放された。
    恵まれた老後だと思うが、ただそれだけだ。

    0
    2024年03月14日
  • 田村はまだか

    Posted by ブクログ

    同じ場所にいる人たちの
    心の中、頭の中を覗くような物語。

    ▶︎読んでほしい人
    同窓会へ行くかどうか迷ってる人

    ▶︎きっかけ
    一万円選書にリストアップされていたから。

    0
    2024年03月02日
  • にぎやかな落日

    Posted by ブクログ

    老い、病気、介護、心配事が尽きない日々。ちょっとしたことで浮き沈みしたり、モヤモヤしたり晴れたりするおもちさんの頭の中の表現の仕方が多様で、そうか、ご高齢の方に喋りかけるときは気をつけないとな、なんて思わされた。
    北海道出身の作家さんたちの作品は多く読んできたのだけれど全面的に北海道弁?で書かれたものは初めて読んだかも。時に煩わしいけど新鮮。函館の親戚のおばさんもちょっとこんな喋り方だったな。

    0
    2024年01月31日
  • 田村はまだか

    Posted by ブクログ

    一時話題になった本なので手に取ってみた。
    もう40歳になって、小学校のクラス会が行われた。
    5人の男女が三次会に流れたが、そこに来るはずの田村が来ない。
    田村とほかの5人の思い出や現在が行き交い、そして怒涛の感動が待ち受けるはずの最終章へ。

    読みやすかったし、面白くない訳ではなかったが、私には怒涛の感動とはならなかった。

    0
    2023年12月26日
  • 泥酔懺悔

    Posted by ブクログ

    藤野かおりさんの章が好きだった。三浦しおんさんの章は何かほっこりした。
    大道珠貴という作家は知らなかったが、とても気持ち悪い文章を書く人だなと思った。

    0
    2023年07月29日
  • 泥酔懺悔

    Posted by ブクログ

    女性作家やエッセイストが綴る、お酒にまつわるアンソロジーエッセイ。

    泥酔懺悔、という名に恥じず、お酒での失敗を赤裸々に語る人もいれば、全く逆で下戸だという人や別にそこまでお酒が好きではないという人まで様々。
    お酒との付き合い方にもそれぞれスタイルがあり面白いです。

    個人的におもしろいなと思ったのは、西加奈子さんの書く『名女優』の中の一説。「酔い方は、初めて泥酔したときに決まる」という話。
    私は割とお酒に強いので泥酔したことはないのですが、小さい頃にウイスキーボンボンやちょっとお高めなラムレーズンアイスを少しだけもらって食べた時の、気分が高揚して楽しくなって、贅沢なあの感じを今も覚えています

    0
    2023年06月05日
  • 満潮

    Posted by ブクログ

    ほとんどの語り手がなんとなく嫌な印象を与えるし、そもそも主要人物たちはこぞって好きじゃないけど、それぞれのキャラクターや思考になんとなく納得してしまう。グリグリの話し下手の男達の考察だけ見事に自分に当てはまるところがあって胸が痛かった。

    0
    2023年04月21日
  • 幸福な日々があります

    Posted by ブクログ

    人から見たら「なんて我儘で自分勝手な人なんだろう」と思われてしまうだろう。
    「夫として好きじゃ無くなった」と言って、安定的な生活を捨ててまで、自分を通すのを見て
    愚かだなぁと思う人もいるだろう。
    でも、私には森進一子の気持ちがよく分かってしまうんだなぁ。

    朝倉かすみさんは私の心の中を読めるんじゃないかと感じてしまう。

    0
    2023年04月09日
  • 少女奇譚 あたしたちは無敵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小学生の目線だから
    スラスラ読めるけど、どれも結構ダーク。

    最後の話は父親に嫌悪感がすごすぎて気持ち悪かった。

    0
    2023年03月19日
  • 遊佐家の四週間

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    想像してたよりは形として壊れることはないけど
    逆にいえば最初っから思いやってる家族じゃなかったってこと。
    みえこの登場によってそれが深く根付いた印象

    誰1人家族のことを好きじゃないし
    自分がここの家族で1番の権力者でありたいと思ってる。

    正平はそれが1番強くなった

    みえこもういこも本当の友だちなのか
    お互いがお互いを下にみてる印象
    この子より自分が幸せだと見せつけたい

    人間のドロドロをみた感じ

    0
    2023年02月22日
  • 満潮

    Posted by ブクログ

    読み始めは面白かった。謎の部分があって、これからの展開を楽しみにしていた。
    が、終わり近くは、少し読み飛ばしてしまった。最後までは夢中にならなかった。評価は「普通」。

    0
    2023年02月18日
  • 泥酔懺悔

    Posted by ブクログ

    ★3.5
    飲める人と下戸の人の話がどちらも楽しめるお話がたくさん!

    私はたまに飲んで、さらにたまのたまに記憶もなくします、、。

    気心の知れた友達と飲むお酒は最高です!

    0
    2023年01月19日
  • ロコモーション

    Posted by ブクログ

    地味なアカリが周りに気を遣いながら生きていき、自分の本質から転落していく。それを不幸と感じていないように見られ、やるせない様な、肯定もできる様な複雑な気持ちが生まれました。
    一人の女性の人生、そんな大きなドラマがある訳でもないのだけれども、読む手が止まりませんでした。
    ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのかも分からないけど、読後感は悪いものではなかったです。
    アカリには幸せになって欲しい。
    人の欲しいものは、選ばれること、選ぶことなのかな?
    最後のシーンでそう感じました。

    0
    2023年01月02日