朝倉かすみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレちょっと不思議な生活を営む小学5、6年あたりの女の子が主人公の短編5つ。
「留守番」…新しいお父さんに馴染めない愛称ウーチカは5歳の妹タマゴンとお留守番。不思議な生き物を見つけるが…。
「カワラケ」…顔がざりざりとした茶碗のようになった女の子は、家の儀式として「おほーばの家」と呼ばれる建物で一人で過ごす。
「あたしたちは無敵」…リリアを含む3人の女子は時限付きで正義の味方になった!彼女たちは世界を救えるのか。
「おもいで」…いとこのりっちゃんの結婚式を楽しみにしている花梨ちゃんの一生。
「へっちゃらイーナちゃん」…お父さんと姉と私は三人暮らし。お父さんは不幸な人。息苦しい生活はいつまで続く? -
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ネタバレ目次
・田村はまだか
・パンダ全速力
・グッナイ・ベイビー
・きみとぼくとかれの
・ミドリ同盟
・話は明日にしてくれないか
・おまえ、井上鏡子だろう
すすきのの片隅にあるバーで、クラス会に間に合わなかった同級生「田村」を待つ男女五人。
もうすでに相当酔っているが、彼らは田村を待つ。待ち続ける。
小学校時代の田村は決して人気者ではなかった。
貧乏で、男にだらしない母と二人暮らしの彼は、小学生にして既に孤高の存在としてクラスメイトに認識されていた。
「孤高の小学生」っていうのが、まず、いいじゃないですか。
彼の家庭環境は、傍から見ればかわいそうだが、本人はただそっとそこに存在していた。
伏し目 -
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ネタバレこれは離婚小説ではなく離活小説。
冒頭の「あじさいのうた」だけ読むと、いい歳して男の前でわざと二回間違えることを「秘技」なんて言っちゃう森子を痛い…としか思えないのだけど。しかもどうやらなかなかの読書家という設定が浮いてるように感じられて余計に頭が悪く感じてしまうのだけど。(もちろん読書量と知性はイコールではないとはいえ)
結婚当初の相思相愛ぷりを読むと、10年で冷め切ってしまった愛情にしみじみともの寂しさを感じる。
モーちゃんは習慣を大切にする人だと強調されているだけに、果たして今でも森子を愛しているのか、単に今までの結婚生活を続けたいだけなのか分からないのがまたちょっと淋しい。おそらく後者 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ短篇集。
「森のような、大きな生き物」オリンピック代表の彼女を応援する“わたしたち”のお話。
「ニオイスミレ」“志願母”スミレのお話。
「あなたがいなくなってはいけない」ガンになった彼女の人生と、チョピンの話。
「地元裁判」望月姉妹を怪しむ亜子ちゃんと、異質なものを許さない地域のお話。
「相談」若い波多野の相談で、色々妄想してしまう50代独身課長さんののお話。
「ムス子」小説家で生計を建てられそうな加賀谷の恩人?ムス子。彼女は息子を亡くしていた。
「お風呂、晩ごはん、なでしこ」愚鈍を思われながらも、マイペースな、フージコさんの日常。 -
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どうしてこんなに朝倉かすみは…。
解説が、この短編集に収録された作品の主人公たちをうまくまとめていた。
“〈名前のイメージと自分の容姿とのずれなど承知していると表明したほうがらくになれる〉と考える内海さんをはじめ、かつては美少女だったのに〈一世を風靡した子役の成れの果て〉のような大人になってしまった「どう考えても火夫」の〈わたし〉、美人と言われた経験がないのは〈気がつくひとがいなかったからだ〉とずっと思ってきた「いつぞや、中華飯店で」の朔子、心延えがよくないと自分を叱ってきた両親から、あっさりした目鼻立ちと短い顎を受け継いだ「ちがいますか」の〈わたし〉。”
とにかく、自分の思っている自分 -
Posted by ブクログ
豊﨑由美の書評を読んで、何が心に引っ掛かったのかは忘れたけれど、名前だけは忘れずにずっと気にしていた本を、やっと読んだ。
うん。やっぱり読みたかった本だ。
主人公はどれも30~40代の独身女性で、結婚をするかしないか、職場の位置関係(お局さまとの関係)で悩んでいたりするのだけれど、そういう表面的な部分ではなく、内側の形がすごく私に似ていると思ったのだ。
後ろ指を指されまいと善を身体じゅうに巻きつけて鎧にしているところ、こちらから頭を下げるなんてというプライド、誰かわかってくれる人がいるはずだという受け身で傲慢な自信。
いや、これ、私だわ。
特に、北海道新聞文学賞を受賞した「コマドリさんの