朝倉かすみのレビュー一覧

  • 好かれようとしない

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    この人の作品2冊目。
    やっぱりどことなく狂気じみてるけど人間らしいなあと思う。

    恋愛小説。
    ベタベタな、ベタな恋愛小説。

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    2012年06月20日
  • 好かれようとしない

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    ネタバレ

    私は同時に何冊かの本を並行して読んだりするのだけど、気が付いたら長い間放っておきっぱなしになってしまう本がある。

    この「好かれようとしない」もそんな一冊で、それというのも最初の方は、肌触り?はいい、というか、読んでて特に嫌な感じはないけど特にドキドキもしない展開だったから。

    それが昨日、そういえばアレ途中だったなと、ふっと思った。
    (貫井徳郎の「殺人症候群」という重い話を読んだ直後だったせいもあるかも)
    そうしたら、なにこれ、おもしろい!

    「あれこれ思うは人の心、ふっと思うは神の心」
    なんだそうな。

    エジプト旅行から帰ったらスーツケースの鍵が開かないことに気が付いた25歳、二宮風吹は、

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    2012年04月16日
  • ロコモーション

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    ヘンタイ…(笑)
    でも、なんか嫌いじゃないなぁ。
    そんなにおかしなところのない家庭で育ったと思える主人公なのに、
    なぜ波乱(転落?)の幕が開くのだろう…
    人生はいつもどこかからどこかへの移動の途中。
    行きたいなぁ…と夢見ている最中。

    彼氏が最後、いきなり反省するのはちょっと突然過ぎて受け入れるのにとまどったが。

    つつましい生活を送る主人公に好感。貧乏って、なんとも味がある。

    次は、田村はまだかをよむ。朝倉かすみ読破ウィーク!!

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    2012年03月10日
  • 好かれようとしない

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    うーん、いいっすねぇ!
    何がといいますと、人物の会話の言葉のセンス。
    ボクトツな!?主人公が、じっくりと恋を進めていく様。
    何気に、人妻から相手を勝ち取っていくところ。

    作者、勝手に若い人なのかと思ってたら自分の親とさして変わらないご年齢であられた。
    言葉のセンスとか好みって、案外、歳関係ないのかもねと思った夜。

    さっ、次の朝倉かすみ文庫は何読もうかな♪

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    2012年02月21日
  • 肝、焼ける

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    うーん、レビューが難しい。
    こういう日常生活の中のちょっとした感情のほころびみたいな話は実は苦手であんまり読まない系統の話。
    だから、短編集のはじめのほうは、うーんという感じで読み飛ばしていたんだけど、コマドリさんのことに若干捕まる。

    なんの変哲も特徴もない普通であり続けた女性のこれまでの人生の話なんだけど、普通であり続けることへのこだわりというかプライドというか思い入れが感じられます。
    そうか、際立って特徴がない人もこういう思いの中で、個性?とこだわり?をもって毎日生きているのかという発見がありました。

    そう思って、他の作品を読み返してみると、なかなか面白い。
    春季カタルあたりは秀逸。

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    2012年02月18日
  • 肝、焼ける

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    ネタバレ

    デビュー作『コマドリさんのこと』を含む短編集。

    表題作は31歳の主人公が、24歳の恋人が単身赴任中の稚内を突然訪ねる。
    彼が自然消滅を狙っているかも、もしかしたらもう別の子と付き合っているのでは、というもやもやした気持ちを抱えて。
    来たはいいものの郵便受けに置手紙を放り込むだけでチャイムも押さず電話もしない。
    稚内の人々とささやかな交流があり、最後はやりたくなかった「みっともない」ことをする。
    みっともなくても好きだから、というストレートな姿がいい。

    『コマドリさんのこと』はコマドリさんのキャラクタに疲れた。
    終わりはよかったけど、展開が行ったり戻ったりでぐるぐるしていてちょ

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    2012年02月14日
  • そんなはずない

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    なんだか、言葉の選び方がとってもツボに来る!とて
    わくわくしながら読み進めました。
    話が進むにつれて、その言葉の新鮮味はうすれていったのですが…(なじんだ?)
    キャラクターも、なんか好きでした。
    こういう、ちょっと変わった子が私の周りにもっといればいいのに。
    姉妹、変わってますよね。
    地味そうでいてそうでもなくて、
    目立って変人でもないけどいたら「あっ、おもしろい人だ」って
    友だちになりに行っちゃいます。私なら。


    家族のあたたかさが後半ちょっとだけじわっとでてきた。
    恋愛の話は、八人めの男がなかなか活躍しなくて
    ようやく最後結ばれた(性的な意味で)。
    でも望んだ結末です。
    いまいち先の見通

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    2011年12月30日
  • 肝、焼ける

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    なかなか良かった。
    デビュー作のコマドリさんんことも肝、焼けるも。
    どちらも三十路を越えた女の話。
    真穂子の年下の恋人との関係にやきもきするさまはリアル。
    コマドリさんの三十路を超えても処女な乙女おばさんもリアル
    ぞっとするくらいに。

    解説の豊崎さんのコメントも好きです。

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    2011年11月04日
  • 好かれようとしない

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    途中まで、ああ、よくある、ダメな女の空回りかなあ、とおもったのですが、なにこれ!ときめくじゃない!!こんな小説も書けたんだ、このひと。ときめきました。

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    2011年10月19日
  • 肝、焼ける

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    面白い。これはアラサー独身女が読むから面白いんだろうなあ。こんな小説書く作者ってどういう女なのだろう。友達になるのは怖い気がする。
    だけど、こういう独り身のジリジリ感って男は感じないのだろうか。絶対感じてると思うんだけどな。そんな小説あるのかな…?

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    2011年06月28日
  • 好かれようとしない

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    田村はまだかでも思いましたが、著者独特の空気感が非常に読んでて心地よいです。何処にでもいそうな平凡な人々をごく普通に書いてるだけなのに、ちゃんと一人一人が嫌味なく主人公としての輝きを持ってる。

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    2011年06月11日
  • 好かれようとしない

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    各章の最後に、風吹視点じゃなくて彼視点のブロックがあって、そのやり方がなんだか好きでした。本当に短くて「匂わせる」くらいのものなのでそれでよりドキドキ出来たというか。

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    2012年04月19日
  • 好かれようとしない

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    「好かれようとしない」っていうタイトルが今の自分にはピッタリ。本の内容とは全く状況は違いますが(苦笑)
    主人公に共感できる部分がたくさんあって、読みながら応援(笑)
    朝倉さんは文章のテンポがいいので読みやすいです。

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    2011年03月28日
  • そんなはずない

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    「……大丈夫だよ」

    鳩子は答えた。大丈夫ということばは、大丈夫ではない状況のときに用いられるものかもしれない。

    「なら、いいけどさ」

    塔子は「そうだよ、大丈夫だよ」というのをあきらかに躊躇っていた。大丈夫の「だ」をいうところからして逡巡しているのが見てとれた。「ほんとうに大丈夫?」と、訊ねるのも遠慮しているようだ。鳩子を見ずに薄い腰をのっつそっつしている。

    「大丈夫だって」

    鳩子は笑って「大丈夫」を上乗せした。ころもの厚い海老天の絵が浮かぶ。



    朝倉かすみはなにげない状況や心情の描写で使用される語彙が独特で面白い。しかも「独特」なのを狙った感じはせず、自然に頭に入って

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    2010年09月13日
  • そんなはずない

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    朝倉かすみは、本当に上手い。いや、旨いのか。
    小手先なんかじゃなく、人の汚さが、女の持ついやらしさが、よくわかってる。そしてそのいやらしさがいやらしくなく描かれる。

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    2010年07月31日
  • 肝、焼ける

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     独特な文体で綴られる一冊。
     文章なのに何か軽妙で、語呂がいいのかな? つい、口にしてしまいそうなんです。

     微妙な年頃になった女性の心の機微というか、気持ちの揺れというか、打ち捨てられない頑なさを、どこかおかしく寂しく上手く表現している感じがします。

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    2010年07月02日
  • 肝、焼ける

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    一番最初の「肝、焼ける」のラストが、わたしにはちょっと肩すかしだったので、苦手なタイプかなと思ったけれど、すぐに取り消し。おもしろかった!
    「肝」も、情景が頭に浮かぶし、先を楽しみに、どんどん読み進めたい感じだったので、余計にラストで「あら?」と思ったのだけれど、他の話はどれも、読んでいるときも読み終わったときも、おもしろくて満足感に浸れた。
    特に、「コマドリさん」。
    今まであまり読んだことのないタイプ。
    この作家さん自体、わたしには、今までにないタイプだけれど、もっと読みたいと思わせられた。
    うれしい出会い◎

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    2010年03月31日
  • よむよむかたる

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    78歳から92歳の読書会に参加することになった、
    28歳・安田のやっくん。

    読書会の名まえは、坂の途中で本を読む会。

    朗読から始まるのが、なんかいいなーと。
    メンバーに聴かせるために練習してきて、
    メンバーはそれを味わうように傾聴する。
    みんなで受け止める雰囲気が生まれている感じ、ほっこりする。

    課題本の「だれも知らない小さな国」は、子どもたち向けのお話だけど、
    メンバーたちに語らせると、
    死が差し迫ったお話になる。
    人生経験豊かすぎる解釈だなーとこちらも興味深い。

    朝倉かすみさん、初読みでしたがワードセンスがツボにはまる。
    「リアルでピュアでトゥルーなフェイス」
    「わたしの怪しさをか

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    2026年01月25日
  • 平場の月

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    後半、青砥が、あの時どうしたら良かったのか、相手がどういうふうに思っていたのか、とぐるぐると考えながら時を過ごす描写がリアルだった。
    悩んでいる間に現実は着々とすすんでいる。そういうことって、よくある事だけど人は悩んでしまう。

    青砥の目線から描かれているが、須藤はもっと切なかったのではないかと思う。本当は青砥の申し出を受け入れたい、生きたいと。でも叶わないことがわかっている。自分がいままでの人生であんな悪いことをした、だからこういう辛いことになった、と他人から見ればそんなわけないと思える発言も、無理やりにでもそう思わなければ「なんで私がこんな事に?」って、もう崩れてしまうような絶望感だったん

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    2026年01月21日
  • 平場の月

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    大人の恋愛とあるが、まさしくそうだと思う。
    ただ、ヒロインが亡くなるのは切ない。
    色々と思うことはあるが、ゆっくりと静かに読む作品である。


    須藤が死んだと聞かされたのは、小学校中学校と同窓の安西からだ。須藤と同じパート先だったウミちゃんから聞いたのだという。青砥は離婚して戻った地元で、再会したときのことを思い出す。検査で行った病院の売店に彼女はいた。中学時代、「太い」感じのする女子だった。50年生き、二人は再会し、これからの人生にお互いが存在することを感じていた。第32回山本周五郎賞受賞の大人のリアルな恋愛小説。

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    2026年01月18日