朝倉かすみのレビュー一覧

  • けんぐゎい

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    “けんぐゎい“として生まれた身。とても重たくしんどい内容。それでも、「持って生まれた味」「籤引きの連続」「生きるってそういうこと」と逞しくに生きる姿が素晴らしかった。ウニコール!

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    2026年08月20日
  • 平場の月

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    ネタバレ

    著作初読みです
    文体、密度、とても読みやすく
    一気読みでした

    50歳の男女、中学の同級生が
    それぞれ一度は故郷を離れて
    結婚も離婚も経験し
    地元で再会する
    再会からほんの一年ほどの間に
    お互いがお互いの中に深く深く根をはる
    やがて病魔がしのびより

    これは悲恋なのか
    避けられない終わりであるなら
    もっと甘えて良いのではないか
    一緒に居ても良いのではないか
    残される方はこれでは悲しみから抜け出せないのではないか とか
    一方ではこれ以上甘えられないとか
    わからなくもなく

    とにかくもっと一緒にいようよ
    だってそうしたいんでしょ?
    わからんでもないんだけど
    と伝えに行きたい

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    2026年08月20日
  • けんぐゎい

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    章に並ぶ単語の「ウニコール」「りんぼ」「ガストホイス」「くゎいぶつ」が主人公のふゆの人生そのものを表しているようだ。ふゆの心になかにある黒珠にいるウニコール、ふゆの胎内に宿ったものの行先であるりんぼ、ふゆがけんぐゎいから抜け出そうとしたガストホイス、そして最終的にくゎいぶつになったと思わせるような出来事。人の平等を否定するような作品と考えることもできるが、現実もそんな感じだし、でも多少の運があれば不平等を乗り越えることもできるし、でも良い生まれの人がくゎいぶつにならないわけでもなく、そんな人生というか人そのものの運命みたいなものを大きなものを感じた。

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    2026年08月20日
  • けんぐゎい

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    朝倉かすみさん初時代小説が女性最高齢第175回直木賞受賞。幼少期に父を亡くし疱瘡にかかり酷い後遺症が残ったが主人公ふゆは賢さを認められ手習所の手伝いに。虐げれた環境の下ある出会いで婦人科医に。シリーズ化になりそー「けんぐゎい」とは世間とか社会からの圏外らしい。

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    2026年08月20日
  • けんぐゎい

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     文章に読みづらさはありました。内容も読みづらく、物語も重苦しい雰囲気。ただし、人間の内面にスポットライトを当てたような話で慣れてくると面白くなっていく物語。

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    2026年08月18日
  • よむよむかたる

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    喫茶シトロンで月一開かれる読書会。メンバーは平均年齢85歳の超高齢者たち。
    叔母から店を継いだ安田(28歳)は読書会のお世話をすることに。
    自由奔放な老人たちに翻弄されながら、楽しんでいる安田の姿が微笑ましい。
    会結成20周年の記念冊子を作成、公開読書会を行うことになり、物語は急展開。思わぬ伏線回収があります。
    優しくて平和な世界。面白かった!


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    2026年08月14日
  • よむよむかたる

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    小樽の古民家カフェ「喫茶シトロエン」で、月に一度開かれる6人の超高齢者による読書会。
    カフェを伯母から引き継ぎ、読書会の世話役と、なった作家の安田君の視点で前半はゆっくり始まります。
    読書会会員の老人ならではの家族を絡めたエピソードで進む物語と思いきや、読んで語ることで人生を振り返るもの。個性ある会員のキャラが立って、なかなか面白い。
    後半から出てくる心に沁みるなぞ解きに、読むペースがペースが早くなりました。
    年齢的にだんだんと会員が減ってしまう寂しさと生まれて来たエピソードとの取り合わせが、絶妙でした。

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    2026年08月13日
  • 平場の月

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    一人称で語られるので、感情移入して読めた。途中で投げ出していてので、はじめから再読し直して、最後まで読んだ。学生の頃から付き合ってたらどうなってたのか?と青砥と一緒に想像してしまう。

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    2026年08月12日
  • よむよむかたる

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    高齢者達の課題本輪読朗読型読書会のお話

    最年長92歳、最年少78歳、平均年齢85歳の超高齢読書サークル「坂の途中で本を読む会」
    ・会長(大槻克巳):この会の発足から会長を務める。八十八歳
    ・シルバニア(三田桃子):副会長。元中学校の先生。八十六歳
    ・マンマ(加藤竜子):会計。八十二歳
    ・蝶ネクタイ(佐竹均):元中学校の先生。シルバニアとは同僚だったことがある。八十六歳
    ・まちゃえさん(増田正枝):会の最高齢。九十二歳。「明典」という息子がいる
    ・シンちゃん(増田晋平):まちゃえさんの夫。付き添いで入会。七十八歳

    伯母のやっていた喫茶店を引き継ぎ、読書会の世話をする事になった安田
    小説を出版

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    2026年08月05日
  • 田村はまだか

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    連作短編のお手本のような作品。
    著者と同年代のバブル世代の40代男女が繰り広げる恋あり仕事あり青春ありの人生模様を「同窓会に遅れる一人の男をバーで待つ」という設定のもとに織り込んで描き出す。
    それぞれの短編と全体を通してのストーリーの流れのバランスが良い。そして見事に「これしか無い!」という、ためにためたオチが決まる。
    特別収録の番外編も含めてじんわりと心が暖まる。

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    2026年08月04日
  • けんぐゎい

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    ネタバレ

    直木賞受賞作発表までに直木賞ノミネート作品を全部読む、をしたが本作の前半の、(ふゆの宗様に対する官能的な妄想もわたしは苦手であったが)宗三郎の露悪的な性的搾取が読んでいて辛すぎて途中で辞めてしまったら、なんと本作か受賞し、受賞からしばらくして1週間かけて再度読み直すことに。

    権力と障害に潰されるしかない女の人生だが知性と仲間の存在によって立ち向かっていける
    女しか書けない、本当にすごい作品である、読後強く生きていける力が、まさにふゆの中のウニコールのように自分の中にみなぎる感覚、そんな読書経験はいつぶりだろうか。

    外装を外した装丁画がかっこよすぎる、ふゆの全身の痘痕はこうして見えるんじゃな

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    2026年09月01日
  • 平場の月

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    ネタバレ

    色々あって、人生が後半にさしかかった大人の恋愛。

    恋愛の物語ではあるが、それだけではない。ハッピーエンドで終わらない。最初から、青砥くんの相手の須藤さんが亡くなったことが描かれるからだ。

    離婚、親の介護、都会から地元へUターン、お金、仕事、ままらない人生を生きている。
    そもそも再会は病院の検査がきっかけ。リアリティがあり過ぎる。

    丁寧な心情やリアリティのある日常が描かれるが、何か乾いた、ドライな空気感を読み進めるうちに感じる。

    須藤さんの入院、治療、求め合う気持ちとすれ違う思い。もどかしく感じるし、不器用にも感じるが、ふと我にかえると、そもそも人はそんなに器用ではないのだ。

    一日一日

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    2026年07月19日
  • 平場の月

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    切ない。
    キラキラとした恋愛小説の主人公ではない、タイトル通り平場の、一般的な50代の男女の恋愛小説。
    素朴な語り口がいい。50代の諦念と枯れた感じが染み染みと伝わる。作中にある通り、フルスロットルではなくアイドリングからゆっくりと始まる恋愛が心地よかった。

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    2026年07月19日
  • 平場の月

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    恋愛小説といえば恋愛小説になるのかな?
    それぞれ人生の苦労を乗り越えて生きてきた青砥と須藤の同級生2人が出会い、惹かれ合う。
    2人がどことなく不器用で、最後まで成り行きが気になる物語だった
    がんを患うということ、それを支えること、いまいる家族を大事にしたいと思える
    そんな気づきを与えてくれる作品だった
    ラストは泣きそうになるくらい感情移入できた
    映画もあるみたいなので機会があれば観てみたい

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    2026年07月19日
  • 平場の月

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    ネタバレ

    つらい、、、、、
    最初に結末がわかってるから読み進めるほどにつらい。

    「はい、来年の六月」と言い聞かせて、待ち続けて用もない病院に通って「須藤に会いたい。「青砥」と呼ぶ声が聞きたい。すがたを見たい。」と思って、そしてこの結末を迎えた青砥の気持ち、苦しすぎるよ。

    須藤も頑固にならずに残された時間を一緒に過ごしたらよかったのにと思うけど、結局、過去の過ち?があるから幸せになったらいけないって強く太く信じちゃってる、そういう須藤の性格ゆえ致し方なかったんだろうな。そしてそんな性格だからこそ青砥も惹かれ続けたんだろうな。

    須藤が愛らしいって思うのは終始わたしたちが青砥の目線で見てるからかなと思っ

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    2026年08月01日
  • 肝、焼ける

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    「肝、焼ける」
    なかなか入り込めなかったけど、気になる作品だった。
    付き合っているわけではない、年下の男のところに黙っていくのは、危険を感じる。
    それでも会いに行ってしまう。罪な男を好きになったもんだ。
    「一番下の妹」
    普段、思うことがあっても心に飲み込むことが圧倒的なので、思いっきり吠えたいなと共感した。
    この作品好き。

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    2026年07月12日
  • 平場の月

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    ネタバレ

     あぁ…と。須藤は最後まで須藤らしかった。

     私自身、父を癌で亡くしているので、癌患者が出てくる話はなかなか堪えるし、構えてしまう。が、気になったので手に取りました。

     青砥と須藤のやりとり、微笑ましくて、もっと続いて欲しかった。だからこそ、須藤にとっては最後のご褒美になったんじゃないかな。

     ストーマの扱いや抗がん剤の副作用など、細かい描写があり、癌患者の大変さや辛さが身に染みて分かりやすかったです。

     異変があればすぐに病院、そして定期的な検診が大切ですよね。ラブストーリーなのでしょうけど、健康意識も向上させてくれる内容でした。

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    2026年06月29日
  • 平場の月

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    映画の予告を見てから気になっていて手に取った。
    中学の切ない記憶が50歳での再会で甦る。
    同級生の須藤と青砥の恋愛が互いに不器用でもどかしい。
    人生で幸も不幸も味わった2人が、互いに思いやり、そして求め合う。愛やら恋やらで説明ができない関係性。
    単なる中年の恋愛と片付けられない。
    須藤の闘病生活がリアルに描かれていて、互いの気遣いやちょっとした気持ちのすれ違いが、ごく自然に伝わってきた。

    恋愛小説だけれども、そうでもない。

    須藤は最後まで須藤。
    これから青砥はどうやって歩んでいくのだろう。

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    2026年06月25日
  • 平場の月

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    潔いのもいい。潔くないのも幸せ。いいとこだけを見せたい、見ていたい願望が人にはある。全部包み込む人間関係もあったのかも。

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    2026年06月23日
  • 平場の月

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    映画でこの本の存在を知った
    映画がタイミングがなくて観れなかったので、小説を読みました
    大人の不器用な恋愛が描かれていた

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    2026年06月22日