朝倉かすみのレビュー一覧

  • けんぐゎい

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    ネタバレ

    ―け、ん、ぐゎ、い。
    ―おまえは、一生、外側にいるしかないんだ。わたしらの側には入れない。

    第175回直木賞受賞作ということで、とても楽しみに読み始めた。
    なんでも、女性では最年長の直木賞受賞とのことで、会見で朝倉さんもそのことを喜んでおられて、素敵だなと思った。

    いざ読み始めると…

    読むのがキツかった。
    …すんごい心がえぐられて。

    朝倉さんの表現力がもの凄くて、とにかく心情描写がすごい。一文たりとも真似出来ない文章をお書きになる。

    物語の方は、宗三郎がどこまでも気持ち悪かった。

    そして物語前半の描写がきつかっただけに、後半、ふゆとりよとつるとかめが、ガストホイスに集まったのは、と

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    2026年08月10日
  • けんぐゎい

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    ネタバレ

    シスターフッドと自分讃歌の金字塔と言っても過言ではないのでは!?

    朝倉かすみさんの文体はとても好きだ。
    だが、だいぶ前に読んだお話(それも確か女の子同士のお話で親友が好き過ぎてどうのという内容だった)がちょっとトラウマすぎて、好きなのに手が出ず、避けてきた。

    が、おすすめに上がったのをきっかけに、久しぶりにトライ。

    やはり、文体が好き過ぎてスラスラ読めるものの、話が気持ち悪過ぎて、ぐったり。半分くらいで、挫折しそうになり、1週間くらい放置。装丁も気味悪く感じて、ちょっと見ないふりしてた。

    (ふゆが懐妊したあたり。まさしく1番どん底のあたり。)

    だけど、もう少しだけ読んでみよう、と思っ

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    2026年08月09日
  • よむよむかたる

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    高齢者達の課題本輪読朗読型読書会のお話

    最年長92歳、最年少78歳、平均年齢85歳の超高齢読書サークル「坂の途中で本を読む会」
    ・会長(大槻克巳):この会の発足から会長を務める。八十八歳
    ・シルバニア(三田桃子):副会長。元中学校の先生。八十六歳
    ・マンマ(加藤竜子):会計。八十二歳
    ・蝶ネクタイ(佐竹均):元中学校の先生。シルバニアとは同僚だったことがある。八十六歳
    ・まちゃえさん(増田正枝):会の最高齢。九十二歳。「明典」という息子がいる
    ・シンちゃん(増田晋平):まちゃえさんの夫。付き添いで入会。七十八歳

    伯母のやっていた喫茶店を引き継ぎ、読書会の世話をする事になった安田
    小説を出版

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    2026年08月05日
  • 田村はまだか

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    連作短編のお手本のような作品。
    著者と同年代のバブル世代の40代男女が繰り広げる恋あり仕事あり青春ありの人生模様を「同窓会に遅れる一人の男をバーで待つ」という設定のもとに織り込んで描き出す。
    それぞれの短編と全体を通してのストーリーの流れのバランスが良い。そして見事に「これしか無い!」という、ためにためたオチが決まる。
    特別収録の番外編も含めてじんわりと心が暖まる。

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    2026年08月04日
  • 平場の月

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    ネタバレ

    色々あって、人生が後半にさしかかった大人の恋愛。

    恋愛の物語ではあるが、それだけではない。ハッピーエンドで終わらない。最初から、青砥くんの相手の須藤さんが亡くなったことが描かれるからだ。

    離婚、親の介護、都会から地元へUターン、お金、仕事、ままらない人生を生きている。
    そもそも再会は病院の検査がきっかけ。リアリティがあり過ぎる。

    丁寧な心情やリアリティのある日常が描かれるが、何か乾いた、ドライな空気感を読み進めるうちに感じる。

    須藤さんの入院、治療、求め合う気持ちとすれ違う思い。もどかしく感じるし、不器用にも感じるが、ふと我にかえると、そもそも人はそんなに器用ではないのだ。

    一日一日

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    2026年07月19日
  • 平場の月

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    切ない。
    キラキラとした恋愛小説の主人公ではない、タイトル通り平場の、一般的な50代の男女の恋愛小説。
    素朴な語り口がいい。50代の諦念と枯れた感じが染み染みと伝わる。作中にある通り、フルスロットルではなくアイドリングからゆっくりと始まる恋愛が心地よかった。

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    2026年07月19日
  • 平場の月

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    恋愛小説といえば恋愛小説になるのかな?
    それぞれ人生の苦労を乗り越えて生きてきた青砥と須藤の同級生2人が出会い、惹かれ合う。
    2人がどことなく不器用で、最後まで成り行きが気になる物語だった
    がんを患うということ、それを支えること、いまいる家族を大事にしたいと思える
    そんな気づきを与えてくれる作品だった
    ラストは泣きそうになるくらい感情移入できた
    映画もあるみたいなので機会があれば観てみたい

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    2026年07月19日
  • 平場の月

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    ネタバレ

    つらい、、、、、
    最初に結末がわかってるから読み進めるほどにつらい。

    「はい、来年の六月」と言い聞かせて、待ち続けて用もない病院に通って「須藤に会いたい。「青砥」と呼ぶ声が聞きたい。すがたを見たい。」と思って、そしてこの結末を迎えた青砥の気持ち、苦しすぎるよ。

    須藤も頑固にならずに残された時間を一緒に過ごしたらよかったのにと思うけど、結局、過去の過ち?があるから幸せになったらいけないって強く太く信じちゃってる、そういう須藤の性格ゆえ致し方なかったんだろうな。そしてそんな性格だからこそ青砥も惹かれ続けたんだろうな。

    須藤が愛らしいって思うのは終始わたしたちが青砥の目線で見てるからかなと思っ

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    2026年08月01日
  • 肝、焼ける

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    「肝、焼ける」
    なかなか入り込めなかったけど、気になる作品だった。
    付き合っているわけではない、年下の男のところに黙っていくのは、危険を感じる。
    それでも会いに行ってしまう。罪な男を好きになったもんだ。
    「一番下の妹」
    普段、思うことがあっても心に飲み込むことが圧倒的なので、思いっきり吠えたいなと共感した。
    この作品好き。

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    2026年07月12日
  • 平場の月

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    ネタバレ

     あぁ…と。須藤は最後まで須藤らしかった。

     私自身、父を癌で亡くしているので、癌患者が出てくる話はなかなか堪えるし、構えてしまう。が、気になったので手に取りました。

     青砥と須藤のやりとり、微笑ましくて、もっと続いて欲しかった。だからこそ、須藤にとっては最後のご褒美になったんじゃないかな。

     ストーマの扱いや抗がん剤の副作用など、細かい描写があり、癌患者の大変さや辛さが身に染みて分かりやすかったです。

     異変があればすぐに病院、そして定期的な検診が大切ですよね。ラブストーリーなのでしょうけど、健康意識も向上させてくれる内容でした。

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    2026年06月29日
  • 平場の月

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    映画の予告を見てから気になっていて手に取った。
    中学の切ない記憶が50歳での再会で甦る。
    同級生の須藤と青砥の恋愛が互いに不器用でもどかしい。
    人生で幸も不幸も味わった2人が、互いに思いやり、そして求め合う。愛やら恋やらで説明ができない関係性。
    単なる中年の恋愛と片付けられない。
    須藤の闘病生活がリアルに描かれていて、互いの気遣いやちょっとした気持ちのすれ違いが、ごく自然に伝わってきた。

    恋愛小説だけれども、そうでもない。

    須藤は最後まで須藤。
    これから青砥はどうやって歩んでいくのだろう。

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    2026年06月25日
  • 平場の月

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    潔いのもいい。潔くないのも幸せ。いいとこだけを見せたい、見ていたい願望が人にはある。全部包み込む人間関係もあったのかも。

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    2026年06月23日
  • 平場の月

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    映画でこの本の存在を知った
    映画がタイミングがなくて観れなかったので、小説を読みました
    大人の不器用な恋愛が描かれていた

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    2026年06月22日
  • 平場の月

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    ネタバレ

    読み終わった後に星野源のいきどまりを聞くと、彼は本当に天才だと思う。呪いと表現する言葉選びがすごい。
    呪いとはなんだろう。自分の名前を呼ぶ声、彼女との記憶、匂い、思い出の場所。あらゆる場所に散りばめられた2人の時間が忘れられないものになったんだろうな。

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    2026年06月21日
  • よむよむかたる

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    ネタバレ

    年寄りばっかりのストーリーなのにどうしてこの表紙?
    ハム太郎?と、謎展開で読み始める
    意外に伏線回収ありのミステリー展開でした

    サードプレイスがあるのが幸せ
    いい人成分が放出されるその場所だけの自分
    自分のキャラが安心できて心地いいって事あるある
    猫をかぶって世間一般いい人にならないといけないところはちょっとしんどいかな
    かっこいい良い人になれるのはいいけどね

    しょーこ組のこと
    その時代の素の自分が生徒に響いていたっていうのがいいよね
    世代関係なく信頼できる人間として慕われるのは幸せだと思う
    家族にも似た感じ

    井上ママの設定がちょっと疑問
    マンマのラストも必要だったかなぁ
    〜とはいえ全体

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    2026年06月16日
  • 平場の月

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    どう書いたらいいんだろうか。
    幸せな話にも見えるが、須藤がもう少し須藤でなければ、須藤がいなくなった時も2人はハッピーだったと思うし、
    須藤が須藤でなければこの本は成り立たない。
    この2人の平行線の物語、切なく儚く、そして愛おしい。
    なんか、心から涙のような雫が垂れた感じがした。
    何がなかったら、須藤はもう少し須藤らしくなかったんだろうか。そこが不幸だ。

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    2026年06月13日
  • 平場の月

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    50代を迎えたかつての同級生が再会し、病や老いといった人生のリアルな苦味を噛み締めながら、不器用で穏やかな愛を紡いでいく切なくも愛おしい大人の恋愛小説

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    2026年06月10日
  • 平場の月

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    ネタバレ

    人生後半戦となってからの恋愛、若い人たちのようにはしゃいだりせずに訥々と気持ちを吐露していくあたり、感触が伝わってくるようだった。二人をそろえて抱きしめたくなった。でもどうしても解せないよ、須藤はどうして、最期のときを青砥と過ごすことを避けたのだろう。いや、わかるよ、あそこに書かれていることで十分察しはつく。でもそれじゃ須藤、ストイックすぎないか。青砥は可哀想すぎないか。二人のささやかな愛の暮らしの締めくくりとして、これがふさわしいものなのなんだろうか。

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    2026年06月09日
  • よむよむかたる

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    超高齢の読書会のお話でした。最高齢は92歳!素晴らしい!本が大好きな私には、もう楽しそうで羨ましくて仕方ない読書会。とはいえ、読書会だけど、仲間の繋がりとか心が裸になれる場所という、本当にかけがえのない居場所の話だったと思う。
    年齢を重ねていき、生活や環境が変わっていく中、若い頃の仲間とは頻繁に会う機会もなくなっている今、そんな居場所が私にも出来たらなぁと心から思いました。

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    2026年06月07日
  • 平場の月

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    ネタバレ

    健康でいたいと思った。
    悲しいことがあって、でもそこから訓練する須藤だから好きだけど、だからこそ結婚には至らないんだな、大人になるとそういうこと多いよね。でも、愛を愛のままで終わるのも幸せなんだろうなと思った

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    2026年05月14日